教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

日常の中にサプライズを見つける方法教えます

2010-03-22 08:38:50 | 
牛丼屋夜間アルバイト
小野 省子
本の森

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☆とにかくどの詩も身近な日常の世界に

☆驚きを作りだしている。

☆詩集のタイトルの詩の出だしはこう。

看板も
店の電気も消えた駅前通りは
地球滅亡後のように暗くて静かです

☆「旅先」の出だしはこう。

暗い坂道は
だまし絵のようにうねうねと続き

☆「楽しく笑ってほしいから」の出だしはこう。

私の体に
インクを補充して下さい

☆「別れのテーブル」の2連目がまたすごい。

私は豆腐を握る想いで
ぼんやりココアの渦を見ています

☆「浄水場まで」は、人間とは何かを端的に表現。出だしはこう。

ユニットバスの不便さは
一人暮らしにはどうでもいいようです
(トイレとバスを一度に使うことなど到底不可能)

☆「母はサボテンが好きだ」の出だしがまたいい。

台所に
ぬぼーっと並んでいる
トゲだらけの緑頭に
時々ひっそり
話しかけている

☆この詩は、今年の筑波大附属駒場の中学入試で出題された。

☆ユーモアと愛の影は哀しみである。

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