教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

10月センター模試志望者動向(1)昭和秀英

2006-11-04 05:07:55 | 学校選択
◆2006年10月実施されたセンター模試の志望者動向から気になる学校を見ていきたい。1月22日に入試を実施する昭和秀英の志望者数の前年対比、前月対比は、いずれも男女とも増加。また一般に志望者数が増えると、その平均偏差値は下がる傾向にあるが、これについても男女とも上昇。

◆つまり、人気も着実に上がり、かつより高い学力を鍛えてきている子どもたちに注目されているということを意味する。

◆この理由は、渋谷幕張と同じ日に入試を実施しているところにある。市川や東邦大東邦のように違う日に入試を実施すれば、とりあえず受験生の数は多くなるが、それは言うまでもなく、ためし受験の数がふくれているからだ。昭和秀英の場合、70%が千葉県からの受験生で、ためし受験という意識はない。ともかく渋谷幕張と勝負を真正面から挑んでいる。その緊張感が学内にあるということがポイントだろう。

◆それゆえ、なおさら志望者の数と質の増傾向は意味があるのである。真正面から挑むということは、教育力をより一層充実していくという学内の動きを意味しているからである。

◆世界の様々な問題に関心を持ち、共感し、自らもその解決のために活躍したいという高いモラルとそれを実現するための高度な思考力と知識を養う教育は、大学合格実績にも着実につながっている。東大・早慶上智の合格者の卒業生数に占める割合は、市川よりも高い。

◆昭和秀英は、一般誌にも紹介されるようになっている。今、同校の教育の質が注目されているのは確かなようだ。

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