教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

衆院予算委 質疑 加藤紘一氏の問いかけ

2009-11-02 15:49:23 | 鳩山政権
☆衆院予算委の質疑で、加藤紘一氏が、「友愛」の概念を、大臣一人ひとりに聞いていった。

☆民主党内でさえ、思いやり程度の意味しか浸透していなかった。

☆原口総務大臣が、加藤氏の質問に感謝をしていたのは、さすがなのだろう。

☆いずれにしても、加藤氏は、戦後55年体制前に、重視していた日本の問題。

☆日本のアイデンティティを忘却し続けてきたことに対し問いかけた。

☆明治維新以来、福沢諭吉や内村鑑三が問いかけ、戦後南原繁チームが問いかけてきたことである。

☆国会でそういうことを問いかけるとは興味深い。これは大きな変化ではなかろうか。

☆日本のアイデンティティは、加藤氏のいうコミュニティの問題である。「友愛」がまだそこの問題を具体的に掘り起こす思想や概念になっていないのではないかと問いかけた。

☆マニュフェスト原理主義というスキルではなく、思想をしっかり持てと。

☆マニュフェスト至上主義という加藤氏の批判に対し、前原大臣は、自民党のつくった閉塞状況をぶち破る方法論を積み重ねてきたもので、表面的なものではないと答弁しているように見えた。

☆しかしながら、やはり方法論というスキルなのだ。ムムム。野党の時と変わっていないことを、表現しているのは何か違うかなと。加藤氏の誘導尋問にまんまと・・・。

☆前原大臣の整合性とは戦術の整合性で、思想はない。思想なき戦略は、加藤氏にとって批判の対象になるはずだったが、そこは詰めなかった。

☆思想も戦略もなかった自民党の世紀末時代があったからであろう。加藤氏の話を聞いている野党のメンバーの表情自体ポカンとしていたわけだから、巻き込む質疑にはならなかったという空気を読み取ったからか。

☆鳩山首相の方がむしろ加藤氏の思いに応えていたかもしれない。

☆マニュフェスト至上主義ではなく、マニュフェストの言葉の「重さ」を大事にしたいと。「重さ」という言葉には、思想が暗黙の了解で含まれている。

☆ここを形式化するということが民主党の今後の課題。

☆で、終わればよかったのだが、加藤氏の蛇足的な質疑というか思い出話は、なんだったのだろう・・・。赤字公債解決のモデルの話なのか、戦術なき思想なのか、タヌキなのか。政治は難しい。

☆質疑は今も続いている。最後まで聞けなかったのが残念だ・・・。

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