教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

仙台育英高から陸上部生徒一斉転校

2012-02-21 08:41:54 | 学校選択
☆毎日新聞 2月21日(火)2時32分配信 によると、

全国高校駅伝で男女合わせて9度の優勝を誇る仙台育英高(宮城)陸上部の部員計10人が昨年を含めて女子で3度優勝の豊川高(愛知)に一斉に転校することが20日分かった。関係者によると、「成績不振」を理由に清野純一監督(27)が3月末で退任する上に、東日本大震災の影響もあるといい、主力選手の大半が競技に専念できる環境を求めて転校を希望したという。有力選手の大量転校という異例の事態に、全国高体連は「両県の高体連を通じて事実確認を求めたい」としている。

☆新聞記事だけでは、詳細はわからないが、次の言葉は象徴的。

ある強豪校の監督が「野球は4番を9人集めても勝てないが、駅伝はエースをそろえれば勝てる」と語るように、選手個々の能力の総和が勝負に大きく作用する競技だ。

☆つまり、「勝つことが最大の目的」になった場合、

☆こういうことが起こるという象徴なのだ。

☆この優勝劣敗主義発想は、

☆何も駅伝だけのことではない。

☆リバタリアン的な市場の場合は、そうなるだろう。

☆GDP主義も、結局これと同じ発想である。

☆切磋琢磨し、選手1人1人の違いはそれほどないが、

☆チーム力の差で勝負するという、条件設定を厳しくしなければ

☆解決できないだろう。

☆優勝劣敗主義は、≪私学の系譜≫とは異質のものである。

☆理念なき学校からシフトするのは、もしかしたら当然なのかもしれない。

☆それとも優秀劣敗の原則にしたがって、さらにということなのだろうか。

☆そこはわからない。

☆全国高体連のリサーチが、何を基準に進めていくのか注目したい。

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