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個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

日立建機が今期業績見通しを上方修正 - 東証もサブプライムへの耐性を高め、先が見えてきた

2007-10-26 | 注目投資対象・株価の推移
もう先は見えたと思います。
東証は8月中旬のサブプライム危機を完全に脱しました。

日立建機が2008年3月期の業績見通しを上方修正(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200710260134.html

” 日立建機は26日、2008年3月期の通期業績予想を上方修正し、
 連結営業利益を1010億円(従来予想は960億円)に引き上げた。
 中国など新興国や欧州などの需要拡大を背景に、再度見通しが上乗せ
 される可能性もある。
 修正した営業利益見通しは、ロイターエスティメーツによる主要アナ
 リスト13人の予測平均値1020億円を小幅ながら下回った。
 引き続き中国、中南米、ロシアといった新興国向けが拡大している他、
 欧州も好調を持続、日本国内向けもプラスになっている。地域別の通
 期連結の売上高見通しは、中国が前年比58%増、ロシア・CIS・
 中東・アフリカ向けが同46%増、豪州・アジアが同37%増、欧州
 が同33%増、日本国内が同8%増、米州が同32%減と、米州向け
 を除いて全地域で拡大する見通しだ。
 売上高については、従来予想の9100億円から9000億円に減額
 したものの、これは需要に対して生産設備の増設が追いつかないほか、
 ロシア向け製品がウラジオストク港で滞留するなど物流の滞りを理由
 にしている。その分、下半期でリカバリーを狙うという。
 米キャタピラーの決算悪化が注目されたが、これと日立建機の好調の
 対比について同社の桑原信彦専務は「北米の依存度が高いキャタピラ
 ーに対し、日立建機の全売上高に占める北米の比率は(通期の予想値
 で)10%以下に過ぎず、北米の住宅問題は収益へのインパクトが小
 さい」としている。そのうえで「最大のリスクは北米の影響が、他の
 地域に波及することだが、現時点ではまったくない。リスクがなけれ
 ば、今回発表した数値に上乗せもありうる」と再度の上方修正に含み
 をもたせた。〔以下略〕”

 → 新興国向けの伸び率の素晴らしさを御覧下さい。
   極めて順調な展開ではないでしょうか。
   私は、更なる上方修正の可能性が極めて高いと考えます。
   それにしても「需要に対して生産設備の増設が追いつかない
   というのは絶好調と言う他ありません。

   日立建機はコマツ以上に北米市場への依存度が低いので、
   勿論サブプライムも大して問題になりません。
   中国・ロシアの方が余程死活的な市場です。

   日本国内向けが増えているのだけはよく分かりません。
   どこで使用されているのでしょうか??

   記事の省略した箇所には自己株買いの話も出ています。
   株主には増配の方が好ましいと思うのですが。。

丸紅、4期連続で最高益を更新(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071026-00000209-jij-biz

” 丸紅が26日発表した2007年9月中間決算は、連結最終利益が前年同期
 比22.4%増の803億3600万円と4期連続で過去最高を更新、08年3月
 期見通しも期初予想比100億円増の1450億円に上方修正した。株式配
 当予想は年12円で据え置いた。”

 → ほぼ想定通りでしょう。
   『四季報』の予想数値とほとんど変わりません。
   しかも原油先物価格の推移から見て、上方修正の可能性大です。

   個人的には、配当はもう少し上げても良いのではないか
   と思っているのですが、いかがでしょう。

   ちょっと驚いたのは、穀物価格が上がっても
   丸紅の収益にはそれほど貢献していない点です。

   ◇     ◇     ◇     ◇

さて、このような報道も出ています。

日本の資産運用ビジネス、残高400兆円を超す(日本経済新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C23039%2023102007&g=MH&d=20071024

” 株や債券など投資商品を手掛ける資産運用ビジネスの国内の市場規模
 が4年間で倍増し、今年3月末時点の残高が400兆円を突破したことが
 明らかになった。株価の回復を受け、投資信託に個人マネーが流入。
 財政投融資への預託など政府内で運用していた公的年金が、投資顧問
 会社や信託会社への運用委託を進めたためだ。この間預金残高はほぼ
 横ばいで推移しており「貯蓄から投資へ」の流れが加速している。
 野村総合研究所の調査によると、投資商品を手掛ける投信委託会社、
 投資顧問会社、信託銀行、生命保険会社(利回りを保証しない特別勘
 定のみを対象)の2007年3月末の受託残高は413兆円。03年3月末と
 比べ202兆円増えた。受託残高に比例する手数料収入も07年3月期は
 8500億円になり、今期は1兆円規模に膨らんでいる公算が大きい。”

 → 順調な流れではないでしょうか。
   東証にとっても良いことです。

   但し、今後は金融リテラシーの優劣が個人の収入を、
   ひいてはQOLをも左右する時代になったと思われます。
   「良い金融商品が売れ、悪い金融商品が廃れる」
   健全な方向性に向かって欲しいものです。

   取り敢えずは、澤上ファンドのような
   「独立系・低コスト」の運用機関が増えないと。
   世界に通用するファンドマネジャーの数も課題でしょう。

   ◇     ◇     ◇     ◇

さて注目銘柄。
先週に書いた通り、コマツが反発しています。

  【コマツ(東証一部 6301)の株価推移】

 [6月6日]  [10月26日]
 3,450円 → 3,830円 △ 380(+11.01%)

  【丸紅(東証一部 8002)の株価推移】

 [6月4日]  [10月26日]
  897円 → 982円 △ 85(+9.48%)

  【日立建機(東証一部 6305)の株価推移】

 [6月4日]  [10月26日]
 4,220円 → 4,630円 △ 610(+14.45%)

  【トーセイ(JASDAQ 8923)の株価推移】

 [9月26日]  [10月26日]
 69,600円 → 88,800円 △ 19,200(+27.59%)

  【インテリックス(JASDAQ 8940)の株価推移】

 [9月26日] [10月26日]
  199,000円 → 266,000円 △ 67,000(+33.67%)

  【竹内製作所(JASDAQ 6432)の株価推移】

 [10月3日]  [10月26日]
  6,370円 → 6,800円 △ 430(+6.75%)

イランへの追加制裁で、NY原油先物が92ドルを超える(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/update/1027/TKY200710260380.html

” 26日のニューヨーク商業取引所の原油市場は、国際指標となる米国産
 WTI原油の先物価格が同日朝の時間外取引で、史上初の1バレル=
 92ドル台に突入した。前日に続いての史上最高値更新で、一時は1
 バレル=92.22ドルまで急騰した。
 暖房用など石油製品需要が増える冬を前に、需給が引き締まるとの予
 想が強まっていたなかで、米政府が25日にイランに対する追加制裁に
 踏み切ったため、供給不安で相場が跳ね上がった。ニューヨーク市場
 では25日に4営業日ぶりに90ドルを突破し、一時は91ドル台に乗せ
 ていた。”

 → いやこれは凄い。
   2000年頃に「原油価格が1バレル90ドルを超える」
   と言っても誰も信用しなかっただろうと思います。

   日本人は、大手商社の株式を持っているか、
   資源国の通貨を持って金利差益を取っておかないと
   本当にこれから一層苦しくなると思います。。

※ 投資判断は投資家各位で行って頂けますようお願い致します。

~~~~~~~~(2007年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【シーズクリエイト(東証一部 8921)】[9月26日] [10月3日]
                   23.950円 → 28,500円 △ 4,550(+19.00%)

【クリード(東証一部 8888)】[9月7日] [9月21日]
 > ショートポジション    236,000円 → 209,000円 ▽ 27,000(+11.44%)

【インテリックス(JASDAQ 8940)】 [5月21日] [9月7日]
                  282,000円 → 206,000円 ▼ 74,000(-26.24%)

【トーセイ(東証二部 8923)】 [7月31日] [9月7日]
                101,000円 → 70,300円 ▼ 30,700(-30.40%)

【三菱商事(東証一部 8058)】 [6月1日]  [7月31日]
                 3,110円 → 3,540円 △ 430(+13.83%)

【新日本製鐵(東証一部 5401)】 [4月6日] [5月9日]
 > ショートポジション      790円 → 880円 ▲ 90(-11.39%)

【川崎汽船(東証一部 9107)】 [4月6日]  [5月9日]
 > ショートポジション    1,127円 → 1,455円 ▲ 328(-29.10%)

【新日本建物(JASDAQ 8893)】[1月12日] [4月6日]
                 679円 → 746円 △ 67(+9.87%)

~~~~~~~~(2006年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【日立建機(東証一部 6305)】 [9月4日]    [4月6日]
                2,715円 → 3,190円 △ 475(+17.49%)

【トーセイ(東証二部 8923)】 [9月4日]   [4月6日]
               112,000円 → 118,000円 △ 6,000(+5.36%)

【オークマ(東証一部 6103)】[6月7日]    [4月6日]
               1,202円 → 1,421円 △ 219(+18.22%)

【丸紅(東証一部 8002)】  [6月7日] [4月6日]
                573円 → 704円 △ 131(+22.86%)

【三菱商事(東証一部 8058)】 [6月7日]  [1月12日]
                 2,220円 → 2,140円 ▼ 80(-3.60%)

【新日本建物(JASDAQ 8893)】[2月7日]  [9月1日]
                1,200円 → 645円 ▼ 555(-46.25%)
               [4月14日] [9月1日]
                 985円 → 645円 ▼ 340(-34.52%)

~~~~~~~~(2005年の注目銘柄)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【シーズクリエイト(東証一部 8921)】[11月22日] [5月10日]
   ※ 2年経過         74,500円 → 67,200円 ▼ 7,300(-9.80%)

【クリード(東証一部 8888)】[12月15日] [9月1日]
                578,000円 → 408,000円 ▼ 170,000(-29.41%)

【東誠不動産(JASDAQ 8923)】[12月9日]  [2月6日]
                 105,000円 → 157,000円 △ 52,000(+49.52%)

【オークマ(東証一部 6103)】[11月2日]  [4月7日]
                 1,000円 → 1,631円 △ 631(+63.10%)

【丸紅(東証一部 8002)】  [10月24日] [4月14日]
                507円 → 631円 △ 124(+24.46%)

【三菱商事(東証一部 8058)】[10月24日] [4月14日]
                2,065円 → 2,740円 △ 675(+32.69%)


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