みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

市場を操作して誤摩化そうとする驕慢な官製相場のツケが回ってきた

2014-09-29 | 注目対象…譲渡益税分は寄付に廻して下さい
東京市場ではインデックスと証券セクターの格差が拡大している。
これは官製相場で円安や株式市場を力技で支えてきた報いだ。

本当に金融市場が活況で投資家が報われているのであれば、
現下の証券セクターの不振は説明できない。
公的資金・準公的資金が市場を大きく歪めていて、
恩恵が実体経済に及んでいないのである。

低能なアベノミクス太鼓持ち論者がノイズを発していた昨年の段階で、
吉本佳生氏は円安誘導での経済効果はごく限定的であると予言していた。
円安はコスト高を招き、一般国民にとっては打撃が大きいからである。

吉本氏は給付付き税額控除のような再分配政策を強化し、
地方・女性・非正規労働者に恩恵を及ぼし
内需を支えることの重要性を強調したのである。

……現下の景況落ち込みを見れば、安倍内閣や黒田日銀が愚かであり、
吉本氏の方が遥かに正しかったことは明白である。

当ウェブログが何故「不況の株高・円安」と指摘したか、
以下の著書を読んで頂ければよく理解できるものと思う。

また、本質的には更に深刻な問題がある。

大企業や金融業が稼いでも、日本経済の停滞は変わらない、
これが過去の経験が教えている「不都合な真実」である。
トリックルダウン効果を能天気に語る愚か者は、
最後には裏切られ足蹴にされる運命にある。

▽ 円安は大企業を潤すが、内需への恩恵は極めて限定的であった(2005~06年の教訓)

『日本の景気は賃金が決める』(吉本佳生,講談社)


マネックスは今年中に250円を割れる可能性が高いと見ている。
東京建物は三角保ち合いだが、現状のまま推移すれば下抜けだろう。
多くの外国人は、日本経済が既に期待を裏切ったと感じている。

 マネックス  292


 東京建物   890


~~~~~~~~~~~(追記)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ドル110円到達後の急反落・日経平均の前日比マイナスを見て嫌な予感がし、森精機のショート追加。
現物では今年から登場した日経平均インバース2倍ETFを買い込んだ。

 森精機    1,377   斜め下方に押さえ付けられている



””


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