久々に白川元日銀総裁がメディアに出て、異次元緩和の限界を指摘した。
従前より首尾一貫した論理であり、岩田や若田部が
政府の政策に責任転嫁しているのとは大違いである。
確かに白川総裁時代には本来は金融緩和をより進めるべきだったとは思う。
少なくともFRBと歩調を合わせ、日本だけ割を食うような事態は避けるべきだった。
しかし白川総裁が金融緩和の限界や、人口動態の問題の大きさを指摘していたのは正しい。
「異次元緩和」などと豪語して一度も物価目標を達成出来ず、
日銀の「黒歴史」となるのが確実な黒田より間違いなく白川前総裁の方が慧眼だった。
週刊ダイヤモンドでは少し前に白川総裁の「予言」が的中したと論じ、
その証拠に高齢化が進む他の先進国においても低CPIが続いていると指摘した。
日本において低迷するCPI、低迷する経済成長率、低迷する所得、低迷する消費は、
黒田らリフレ派が口だけで日本を停滞させているに過ぎない事実を証明している。
(失業率低下は人口動態・実質賃金減・世界経済好調による、安倍やリフレ派の手柄では全くない)
噓つきと言い逃ればかりが得意な猟官リフレ派の敗北は既に決定しており、
醜い負け惜しみを連発することで益々国民の信頼を失っている。
ネット等で散々白川前総裁を悪し様に罵ったB層リフレ教徒に至っては、
口だけで成果を出せない猟官リフレ派の日銀上層部を全く批判せず、
白川前総裁に一言も謝罪しない始末だ。(単に記憶力の問題だろうが)
当ウェブログは一貫してリフレ派の非現実的な観念性と独善性を批判してきた。
リフレ派は猟官行為も含め、経済史や金融史の教科書で厳しく裁かれるだろう。
▽ 安倍政権下での円安はインフレ税に等しく、だから「戦後最悪の3年連続実質消費減」になった
「安倍政権を叩き潰さない限り、日本経済は永遠に復活できない」
とした当ウェブログの警告は、日本の成長率低迷と消費低迷により証明されたと言える。
「日本社会の醜悪な歪みは、ここ20年で最大の域にまで達したと言える。
東証一部上場企業の利益はリーマンショックの年を上回り、
上場企業の株主還元が13兆円と過去最高を記録したと報道されている」
「企業収益と株主還元だけは「バブル」になっている。
勤勉とイノベーションを生む苦闘によって儲かったのであれば良かろう。
だが、この収益や株主還元は殆どが円安効果と市場操作によるものであり、
日本企業の経営革新や体質強化によるものではない。
(中小企業の収益と比較すれば明らかである)」
「前々から当ウェブログがはっきり書いているように、
我が国では企業収益と国民所得はディカップリングしている。
そしてその経済劣化を、自民党政権の次元の低さが更に深刻化させている」
「おまけに、株主還元の急増にはGPIFの日本株買い(=国民のカネで株主利益を増やす)と
企業の自社株買い(=賃金を上げるのではなく株主を潤す)が大きく寄与している」
「異次元緩和に端を発する円安によって一般国民の賃金を切り下げて株価が上昇し
大企業の収益が大幅改善した訳だから、株主は国民の富を盗んだのである」
「利益誘導が増える腐敗した経済では、格差が急速に拡大し
OECDが言うように成長が阻害されるのである」
「日経新聞の調査では景気回復を実感している層はたった18%で、
アベノミクス「自滅策」の次元の低さは明白である」
「リフレ派や財界の太鼓持ちどもは「あと数年待てば」などと大嘘をつくが、
絶対に信用してはならない。我が国の成長率低迷が
安倍政権になっても全く改善していないのは歴然たる事実である」
「金融市場も上海と同様のバブルに過ぎないから、
安倍政権は体質のよく似た中共と仲良く没落するしか道はない」
「GPIFが株をいくら買っても消費が増える理由にはならない。
投資家は消費性向が著しく低い上に数が少ないので、成長率を改善する力などない」
「実体経済と株式市場の乖離幅の異常な拡大は、
あと数年で崩壊が起きることを示唆している」
「円安で水膨れした企業収益も操作された株価も「実力」などではない。
追い風を「実力」と勘違いしていた2006年の再来でしかないのだ」
「報道によれば日本企業の申告所得額は58兆円を超え、
「記録のある1967年度以降で最高となった」と言う。
しかし経済成長率は当時の数字に遠く及ばず、
厚生労働省の調査では「生活が苦しい」は六割を超え過去最高となっている」
「真に経済を成長させるためには、財界バラ撒きのアベノミクスではなく、
給付付き税額控除と現役世代への現物給付で労働投入を増やすこと、
企業にエネルギー効率を引き上げる投資を強要すること、
投資庁を設立して対内投資を促進し、保守退嬰の劣等経営層を市場から淘汰することが重要である」
「しかし安倍政権はこうした確実に効果の出る方法を選ばず、
予算バラ撒きによる官僚への懐柔策(=公的部門の非効率に直結)や
法人減税やTPP、企業サイドが儲かる規制緩和でまた財界バラ撒きを図っている。
財界の政治献金にたかるシロアリ政党の本性は、不治の病と見える」
「国内市場が伸びていないのだから、
日本企業が国内に積極投資する筈がない。
大企業を儲けさせても日本経済が低迷するのは当たり前である」
「それも至極当然の話で、大企業は経営努力以外の要因で高水準の利益を得て
株価を上げるための株主還元や、より成長の見込める海外展開に注力しているのだ。
海外M&Aの資金が過去最高を記録しているのがその証左である」
「つまり、日本企業は日本国民を貧しくして得たカネで
海外企業を過去最高の勢いで「爆買い」しているのだ」
「財界が、下野した自民党には献金を減らし、政権復帰したらカネを増やしていることから、
政治献金の実態が「打算と取引の塊」であるのは明白である」
「例えば経団連は政治献金の増額と引き換えに法人税減税・効用規制改革・原発再稼働と、
会員企業の経営努力がなくとも大いに儲かる政策を安倍政権に求めている」
「多くの経営者は株主利益の最大化に務めるのが最重要任務であり、
そのためには公益を騙りつつ、その裏で業界益を図るのは不思議ではない。
いかに美辞麗句で飾っても所詮、レントシーキングでしかないのだ」
「学術的には、法人税引き下げは「成長政策」などではない。
政治献金とのバーター取引による「企業収益の成長政策」でしかない」
「政治献金で資源配分を歪める企業に減税など、とんでもない話だ。
法人税率と経済成長率を比較すれば、両者に相関性がないのは明白である」
「傲慢不遜で増長している金権政党は、成長率でも労働生産性でも1人当たりGDPでも
スウェーデンに「全敗」している低能ぶりにも関わらず、
議員報酬だけはスウェーデンより明らかに高額である。
このような政党をのさばらせていては、日本経済が沈滞しているのも当たり前である」
「更に悪いことに、甘利辞任に象徴される通り
自民党は伝統的に経済界と薄汚いカネでつながっており、
政策を歪めて献金する企業に利益誘導を行うという腐った政策を得意としてきた」
「国土強靭化も、異次元緩和も、雇用改革も皆そうである。
おまけに官僚には予算をバラ撒いて公的部門の非効率性を助長している始末だ。
政府も民間も利権と非効率を拡大させているのだから、経済が停滞するのは当たり前だ」
「大前氏が、法人減税が設備投資や賃上げに繋がらない理由を解説されている。
「日本企業は法人税率が40%を超えていた時代でも、積極的に設備投資を行なっていた」
「国内市場に成長機会があって将来に期待が持てたからである」
という、明々白々な事実に基づいて法人税と設備投資の相関を否定し、
企業にとっては税率よりも国内市場の成長が重要であること、
人口減少(正確には生産年齢人口減少であろう)と超高齢化こそが元凶であるとの見解である」
「消費停滞・実質賃金減少でも自社株買いだけは伸びている。
アベノミクスが利益誘導の腐った政策で、
実体経済を改善させていないのは明白である」
「安倍首相とあのポール・クルーグマン氏の対話が面白い。
両者とも、日本経済を本格的に回復させる施策が何か分からず、
消費税増税による消費落ち込みがなぜ日本だけ深刻なのかと頭を捻っている」
「これは、アベノミクスの「三本の矢」が根本的に間違っており、
同時にアメリカかぶれの経済学者が無力であることも証明している」
「2015年の経済成長率は、日本がゼロ成長、米国が2%台、スウェーデンが3%台である。
スウェーデンと日本を比較すれば真実が分かる」
「日本は、育児支援や積極的労働市場政策が手薄だから停滞しているのである。
働かない者を優遇し、必死に働く者を見殺しにしているから低迷しているのだ」
「今、家計金融資の現預金は過去最高額でおよそ900兆円もある。
企業の抱える現預金も過去最高額で250兆円もある」
「業績悪化が否定できなくなったため、
ファーストリテイリング社長も漸く実体経済の悪化を認めている。
「給与が上がらないで物価が上がっている」訳だから、
事実上アベノミクスの失敗を認めたわけである」
「また、そもそも企業経営者の「老化」という問題がある。
国民も老化しているので投資意欲が低く、過剰貯蓄を抱えて同胞の苦境を見殺しにしている」
「真の問題は「デフレ・マインド」などではない。「マインドの老化」が元凶だ。
だから老化してカネを死蔵する国民や企業に負のインセンティブを与えなければならないのだ」
「家計金融資産が1700兆円を超えて過去最高、
企業の現預金も過去最高なのにゼロ成長。
これが「落第生」である安倍政権3年間の惨めな結果だ」
「一橋大学の小塩教授は、安倍政権の3年間で一部の富裕層だけが豊かになり、
多くの中間層が没落して貧困化している事実を明らかにしている」
「失業率が低下した理由も円安による実質賃金の切り下げと
団塊世代の大量リタイアによるものでしかない。
(だから実質賃金低下・失業率低下になるのだ)
米経済回復という「幸運」がなければそれすらできなかったであろう」
「閣僚達は日本国民を貧しくしたのだから、歳費や年金を大幅カットすべきだ。
日本経済に打撃を与えたのだから、舛添知事よりも遥かに責任重大と言える」
「「デフレマインド」などと馬鹿馬鹿しい嘘を宣伝する
空虚な「アベノミクス・マインド」こそ諸悪の根源である。
(だから実質成長率や消費支出で民主党ごときに敗北する訳である)」
「安倍首相は「アベノミクスの果実18兆円」 などと騙っているが、
朝日新聞の調査では国民の半数近くが「経済的なゆとりも見通しも持てない」と回答している」
「日本国民が本気で経済政策で選んだら、とっくの昔に惨敗していただろう。
草野球レベルの民進党が相手だから勝てているという情けない現実が分かっていない」
「4年連続で企業の内部留保が過去最高、400兆円もの巨額に迫り、
ただの焼き直しに過ぎないアベノミクスが完全に失敗に終わったことが証明された」
「黒田日銀は本来ならば大口を叩いて碌な成果が出ていない責任を取り、
総退陣すべきなのだが新しい枠組みなどと称して失敗を認められない始末だ」
「かつて大本営が「敗北」と「転進」と偽ったのと全く同じで、
日本経済が焼け野原になるまで根本的に間違った認識を持ち続け、
「神州不滅」に似た愚かなドグマに固執し国益を毀損し続けるのであろう」
「アメリカでも黒田日銀の評価は散々で、完全に「失敗」の烙印を押されており、
「口約束だけで結果は散々」「黒田総裁は物価を上昇させる方法がわからない」
と厳しく批判されている。戦時下の米国金融政策の失敗に似ているとの指摘も出てきた」
「本当に目標を達成できたら「悪い金利高」で日本経済は滅茶苦茶になっただろうが、
それは目標達成の前に「目標設定そのものが間違っていた」からである。
つまり黒田日銀は物価目標を達成しようが達成しまいが、
経済史や金融史の教科書で失敗例として記される以外に道はなかったのだ」
「物価上昇率において前任の白川氏と殆ど変わらないCPIにとどまるだけでなく、
白川前総裁が予見していたように金融政策に限界があることを晒け出し、
黒田総裁は賃上げに口を出したり、TPPへの期待を示したり、
自らの非力と異次元緩和の貧相な結果を自ら証明しているのだ。
(本当に異次元緩和に強力な効果があったなら、とっくに日本経済は回復した筈だ)」
「先を見通す力のない黒田日銀にはもう出口はどこにもなく、
日本経済の危機を招いた「元凶」として歴史に刻まれるのは間違いない。
一部では黒田日銀の異次元緩和が「インパール作戦」の再来と嘲笑する声も出ているようだ」
「民間に賃上げを求めるのであれば、まず日銀が物価目標を達成すべきである。
「口だけで無理な緩和策を続ける日銀は物価を上げられない」というのが
民間企業のコンセンサスであり、日銀の目論見よりも民間の物価見通しの方が
遥かに正しかったという歴然たる事実をいまだに理解できないものと見える」
「実質賃金が低下する愚かな経済政策を行っているアベクロコンビの罪業を無視して
「お前達が賃上げしないから物価目標を達成できないのだ」と
自らに非があるにも関わらず、非のない他人のせいにしているという訳だ」
「この愚行の帰結が急激な金利上昇とインフレ急進であることは
経済の歴史が明々白々に教えているところであり、敗戦直後の日本が経験したところだ」
「マネタリーベースを増やしてもCPIはゼロ%に戻ってしまい、
「岩田・翁論争」における自らの完敗を自ら証明した岩田副総裁が、
恥の上塗りのような強弁を行っている」
「「デフレ脱却に向けて有効」「予想物価上昇率の引き上げに有効」と、
散々豪語しておきながら針小棒大に異次元緩和の功績を誇張せざるを得なくなったのだ」
「それでも「賃金上昇が必要」と語っている訳だから、
「異次元緩和を行ってもせいぜいスタグフレーション(物価だけ上がる不況)にしかならない」
と事実上、自ら失敗を認めてしまっている始末である」
「日本企業がアベノミクス開始から一貫して内部留保を増やしていること、
円安(=実質賃金切り下げ)によって大企業ばかりが儲かっただけであること、
大企業は儲けを海外投資にばかり費やして国内経済は停滞を続けていること、
肝心の日本企業にすら過半数が「経済の好循環は見られない」と考えていること、
これらは全て議論の余地のない明白な事実であるにも関わらず、
事実を無視して強弁するしか選択肢なくなってきているのだ」
「五重苦だの六重苦だの、民主党政権時には散々政府に文句を言っていた経済団体も、
アベノミクスの効果が愕然とするほどショボいことを事実上認めている。
「「四年連続で賃上げしても、社会保障など将来不安の払拭がなければ
消費喚起効果は限定的」(=殆どない、という否定的評価の婉曲話法である)
との趣旨のアナウンスを行った訳だが、つまりアベノミクスだの喚いても
消費低迷の現実が変わっていないという事実を認めざるを得なかったのだ」
「しかもこの言葉には嘘が含まれており、実質賃金は低迷して
リーマンショック級の低下を見せているばかりか、
選挙が怖くて高齢層バラ撒きを維持する安倍政権の「問題先送り」のため
社会保険料負担の累増で名目の賃上げ効果もほぼ吹っ飛んでいるから
日本経済が低迷し続けているのは当たり前の話なのである」
「経済界に「賃上げ」を要請する安倍政権の行動自体が、
安倍政権の経済政策の失敗と無能さを証明している。
(成果を出している有能な政権なら、要請する必要など全くないからだ)」
「週刊エコノミストで日銀審議委員の原田泰氏がリフレ派擁護論を展開しており、
まさに「自画自賛」とも言うべき末期的状況なので大変興味深い」
「実質賃金の低迷や実質ゼロ成長の現実を完全無視して
株価の上昇や失業率低下ばかりを宣伝するという「大本営発表」ぶりで、
日本と同じく少子高齢化の状況にあるドイツが異次元緩和も国土強靭化も行なわないのに、
成長率でも実質賃金上昇率でも日本を完全に上回っている事実を全く認識できない」
「所謂「政策を売り歩く人々」と何ら変わらない状況で、
不都合な真実を思考から完全排除して平然としている「精神力」は驚嘆すべきものがあるが
日本経済にとっては災厄もしくは不幸でしかないのだから笑っている場合ではない」
「実質賃金の伸びない国民が消費を増やしていない実態は、
帝国データバンクが企業およそ1万社に対して行なった
調査結果からもはっきりと裏付けられている」
「調査対象となった日本企業の半分以上が「消費は悪い」と回答し、
消費活性化のために必要な条件として「賃金の増加」を挙げたのが何と74%。
つまり、「安倍政権下で賃金は増えておらず、それが消費低迷の原因となっている」と
大多数の企業も認めているという訳である」
「最近、エンゲル係数が安倍政権下で急上昇し29年ぶりの水準に達した。
既にドル建ての1人当たりGDPは70年代の水準に後退しているから、
安倍政権の異常な金融緩和と他の政策のレヴェルの低さが、
日本を貧困化させていることが実証されたと言える」
「実質所得は民主党政権にも劣り、実質成長率でも劣り、
悪い物価高で日本国民を貧困化させる政策しかできない。
低能な安倍政権は、日本経済を蝕む癌細胞と言うべき域に達している。
安倍政権の害悪のために、2020年代の日本経済の落ち込みは絶望的なものとなろう」
「帝国データバンクの調査で「金融緩和の効果を実感しない」企業が6割、
金融緩和で儲かる筈の金融と不動産ですら「効果実感」は2割程度でしかない。
これが、安倍政権とリフレ派が見苦しく「自慢」する経済改善の中身である」
「また、海外との比較調査では日本国民は「国は正しい方向へ向かっていない」との見方が過半数で、
「子供は自分より良い生活を送れる」との回答が3割以下しかいないという惨状である」
「日本の金融緩和依存こそ経済停滞の原因であり、
いずれ経済危機の原因となることが明らかになる日が来る」
「日本よりも高成長のスウェーデンやアメリカは人口動態が日本より若く、
日本と似た人口構成のドイツは異次元緩和など行っていないのに
日本より成長率も賃金上昇率も勝っているのが現実なのだ」
「DAX指数は大して上がっていないが成長率も賃金上昇率も高いドイツと、
株だけ上がって国民は貧しくなり、消費が停滞する日本とどちらが正しいか。
良識があれば結論は明白である」
「日経新聞でさえ「実感乏しい回復」と明言し、異次元緩和と言うより
世界経済回復の恩恵のためとして婉曲にリフレ派に無能との宣告を下しているのに、
リフレ派は全く反省がないどころか驚くべき挙に出ている」
「日銀の政策委員会に、またリフレ派を加えたのである。
リフレ派の正体が所謂「政策を売り歩く」輩であり、
所詮は公益を騙って猟官運動を行なっていただけであるのが証明されたと言えよう」
「ビッグマウスで物価目標を掲げて大失敗、「劣等生」「戦犯」なのに
どんどん出世するという事例は、歴史上で一つしかない」
「太平洋戦争で日本が惨敗し、国土が焼け野原となる前の「関東軍」である。
無謀で無責任、大勢の者を犠牲にしてのうのうと生き延びた連中が出世し、
やがては無数の同胞を虫けらのように死なせる元凶となったのである」
「北朝鮮のように決して自己の非を認めないリフレ派は、
現在に甦る「関東軍」のように日本経済を破壊するであろう。
ショボい成果を誇大宣伝し、権力に齧り付く独善的な姿勢が酷似している」
「物価目標を達成したことが一度もなく毎年「嘘の上塗り」を重ねる始末で、
日銀物価目標を達成できないのは「デフレマインド」のせいと責任転嫁するばかり。
幻想と全能感に満ちた当局の「マインド」が元凶ではという健全な認識が欠如しているようだ」
「残念な話だが、日銀が大失敗して巨額損失を抱え、
日本経済に耐え難い大打撃を与える日は避けられない。
それは「起きるかどうか」ではなく「いつになるか」の問題になってしまった」
「「混乱を招く」ような出口戦略しか今ないことを、
副総裁がじきじきに白状している。日銀は既に「終わった」と言えるだろう」
「安倍政権は根本的に経済リテラシーがないからはっきり言っておこう。
90年代の1人当たりGDPの推移を見れば、日本経済が人口動態に大きく左右されているのは明白である。
だからこそインチキで見当違いな自称「異次元緩和」が効かないのだ。
だからこそ失業率が低下しても悲しいほど賃金が増えないのである。
だからこそ現役世代の負債が増え、「生活が苦しい」という意見が多いのだ」
「これまで安倍政権が不祥事や傲慢不遜な言動を繰り返していても権力を維持しているのは
ひとえにアメリカをはじめ世界経済が成長し続けているためであり、
安倍政権の政策が正しいからでも日本経済が健全に成長しているからでもない。
だから世界経済が急減速したら間違いなく大打撃を受ける」
「IMFが2017年の日本の経済成長率を僅かに上方修正したが、
勿論これは安倍政権の政策効果ではない。
IMFは上方修正の理由を「海外経済改善」としているからだ」
「事実、2017年と18年の成長率見通しを見ると
両方とも日本は最低レベルで18年にはゼロ成長に戻るという惨状である。
(上方修正した2017年も、ブラジル以外の主要国すべてに劣る低成長だ)」
「日本は海外要因で上方修正しても、ユーロ圏の成長率にすら及ばない。
英国に負けるのは当然としても、経済制裁を受けるロシアにも敗北しており、
これが次元の低いアベノミクスの「実力」なのである」
「明治安田生命の今年4月の調査によれば、
「昨年より生活に余裕ができた」人の割合はたったの8%しかなく、
いかに安倍政権が口先だけで程度が低く、碌な経済政策を行っていないかが証明されたと言える」
「だからこそ当ウェブログは安倍政権を「自国窮乏化政策」「自国貧困化政策」と批判したのだ。
日本人を通貨切り下げで貧しくし、株価を上げて資本家の懐ばかり潤したのだから、
最初から大した効果がないことは分かり切った話なのだ」
「はっきり言って、民主党政権が続いていても経済指標は大して変わらず、
アメリカ経済の回復で日本経済は低速ながら自立回復できたであろう。
(失業率は今ほど低下しなかっただろうが、その代わりに実質賃金と消費は今より確実に改善できた筈)」
「内閣府の調査で、生活が向上したと回答する国民がたった6.6%しかいないのに
「生活に満足」と回答する者が過去最高の比率になった理由は、一つしかない」
「現役世代の多くがどんどん貧しくなっているので、
たっぷり公費を貰って安定収入を確保した高齢層の満足度が上がっているのだ。
また、少数派である大企業社員と公務員も少ないながら恩恵を得ているから、
日本全体としては貧困化しているのに「他人よりまし」との意識が強まったのである」
「安倍政権を初めとする歴代の自民党政権は、選挙に勝つため
党利党略のもとに高齢者三経費へ湯水のように公費をバラ撒いてきた。
その額は遂に30兆円を超え、国債発行による資金調達とほぼ同額になっている。
つまり我が国は借金してその分を高齢層にバラ撒いているのだ!」
「安倍政権を擁護する御用メディアは、主要企業の業績が好調なのに
設備投資や消費が伸びず、成長率が民主党政権と大差ない惨状なのに苛立ち、
儲かっている癖に設備投資や賃上げをサボる企業が悪いと八つ当たりを始めている」
「そうした御用メディアが幾ら叫んでも、それを嘲笑うかのように
日本の大企業の労働分配率は50%を割り込み、
何と46年ぶり、1971年並みの最水準にまで下落している。
これで安倍政権の経済政策のレヴェルの低さが完璧に実証されたと言える」
「2000年代に入ってから、我が国の経済成長率や所得増加率は、
企業収益や株価と大きく乖離するようになっている。
安倍政権の経済政策は「前世紀の遺物」でしかないのである」
「安倍政権が5年目に入っても日本経済は低迷したままだ」
「アベノミクスは単に大企業を潤し、
その内部留保を増殖させて経済低迷に直結するものである。
日本国民が実質賃金を減らした分を大企業に「付け替えた」ものでしかない。
だから成長率が一向に伸びず、高成長の他国に次々と追い抜かれるのだ」
「国際競争力ランキングでの日本の順位が低下し、
実質賃金は低迷して消費が伸びず、
株だけ高くなるという最低の状況である」
「だから、喜んでいるのはタナボタで儲かっている連中だけで
日本企業のCFOは国際競争力の低下を強く懸念している」
「企業幹部の賃金では日本は既にシンガポールにも中国に劣っており、
ベトナムにすら抜かれかかっていると言う。多くの日本企業が
安倍政権の利益誘導によって儲かっているのだから、当然の結果と言える」
「安倍政権が自称する「アベノミクスの成果」など笑止千万で、
国内で愚かなB層をだまくらかすための情報操作かマインドコントロールに過ぎない」
「安倍政権の低次元な経済政策が元凶となって
日本経済の低成長・所得低迷(実質賃金低下)が続いているため、
いずれはドイツに抜かれるのは時間の問題だった」
「HSBCの予想では、2020年代後半には日本経済は完全にドイツに抜かれ、
インドにも抜かれて世界5位へと転落することになっているので
日本経済が「世界第3位」でいられるのもあと5年程度である」
「霞が関も卓越したスウェーデンの厳しい経済政策に及ばないこと遠く、
有権者の過半が眠りこけるかすっかり無気力になっており、
現状の安逸に誤摩化されて安倍政権を叩きのめす好機を逸した」
「このままでは、世界の経済環境が激変して貿易急減に見舞われたら最後、
リーマンショックと同様に「日本経済が先進国で最も深刻な打撃を被る」という
悲惨な状況に陥るのは間違いない。その時に安倍政権を袋叩きにしても遅いのだ。
果てしなく程度が低く口だけで無責任、しかも小手先の誤摩化し
しかできない安倍政権を延命させたのは、国民自身なのだから」
「リフレ派の顕著な特徴は、不利な情報は完全無視して
リフレ派にとって好都合な情報だけを拡大解釈して喧伝する点だ」
「「異次元緩和」などと大法螺を吹かないアメリカやドイツばかりか
スウェーデンにも成長率で惨敗しているのに、反省の欠片も無い
厚顔無恥なリフレ派は、間違いなく日本経済を危機に陥れるであろう」
「原田日銀審議委員に至っては、リフレ派の失敗を糊塗するネタを新たに案出したらしく、
「(異次元緩和で)生産性は上昇している」と公言している」
「以前は株価の上昇や失業率低下ばかりを宣伝して「我々はみなリフレ派」などと
日本経済低迷を無視した自画自賛を繰り返していた筈だが、株価はただのPKOに過ぎず、
失業率低下でも実質賃金マイナスのままなので別の言い訳を「発明」したようだ」
「しかも、あたかも企業のせいだと言わんばかりで
「投資が十分であったならば、生産性はもっと上昇した」と放言しているのは無責任の極みである。
真相は「リフレ派の理論がお粗末で杜撰だから企業が投資を増やさない」のではないのか」
「日本の成長率・所得・消費から見てそうした結論しかあり得ない。
また、日本企業の内部留保が安倍政権になってから急増しているのも明白な事実だ」
「そもそも労働生産性が、数多くの要因の中でまるで金融政策だけで決定されるかのような
大学の学部生ですら通用しない理屈で語られているのも実におめでたい話だが、
成長率も実質賃金も低迷している厳然たる事実から見て、明らかに結論は逆である」
「事実に照らして「異次元緩和は失望を招いた」「リフレ派は口だけだった」が正しい。
中央銀行の幹部が自説に固執して言い訳を繰り返している見苦しさこそが
現下の経済低迷の元凶と言われても反論できないお粗末さである。
「しかもこの生産性の数値はどうやら現役世代に限ったものと思われ、
「世界最速で高齢化が進む日本では、金融政策で経済を回復させることはできない」
という貴重な教訓を、世界各国に「他山の石」として提供してしまったのだ」
「フランスの今年の経済成長率見通しが2%に迫っている。
フランスといえば労働時間が短く、バカンスを重視する国」
「欧州の中でも決して成長率の高い国ではなく、
手厚い社会保障制度で景気後退のショックを吸収できる経済である。
つまり一言で言えば欧州経済好調の恩恵を受けているための好況だ」
「これで馬鹿を見たのが歴代政権で最も「口だけ」の安倍政権で、
低成長のフランスにすら成長率で敗北することが決まったのである」
「また、フランスの成長率改善は明らかに世界経済成長の恩恵を受けたものだから、
(フランスは次元の低い安倍政権とは「実績」の違う観光大国である)
日本経済が少しは成長できているのがアベノミクスの功績ではないこと、
フランス同様に世界経済好調による「他力本願」であるとほぼ証明されたと言える」
「フランスは近年のテロ事件で観光産業に打撃が与えられているのに、
それでも日本経済の成長率の方が劣っているから、
いかに安倍政権の経済政策が能無しで愚劣なものであるかも証明されつつある。
寧ろ愚かな経済政策で日本経済の成長を妨害しているのが安倍政権なのだ」
「17年のフランスの成長率見通しが1.9%に上方修正されたが、
ドイツも上方修正して2.2%に達する見込みだと報じられた。
いずれも日本の経済成長率より明らかに上である。
(勿論、誤った経済政策を行っている日本は賃金上昇率でも敗北)」
「また、国内に目を向けてみれば日銀自身の調査により、
異次元緩和でも株価PKOの裏技でも日本国民に恩恵が及ばない事実が浮き彫りになった。
「暮らしにゆとり」はたった6.5%、「収入が増えた」が12.9%しかおらず、
「支出が増えた」が増えて半数近くに迫りつつある」
「いずれにしても安倍政権の経済政策が仏独に劣ることの証左である。
白川時代とCPIにおいてはほぼ大差ない「大嘘つき」の黒田日銀は、
口先でいかに誤摩化そうが、企業に姑息な責任転嫁をしようが、
(自分の手柄ではない)失業率や企業収益ばかりを必死に自慢しようが、
日銀自身の調査結果そのものが、黒田日銀の失敗・安倍政権の低能を証明している」
「経済成長率でも賃金上昇率でも先進国で最低クラスなのだから、
安倍政権の政策が根本的に間違っていて、日本国民を貧しくして
企業収益や株主利益に「つけ替えた」だけに過ぎないことは明白だ。
何より、日銀自身が調査でそれを実証している」
「カルト信者のように自らの非を絶対認めないリフレ派は、
消費税に責任転嫁した後はどのような「言い訳」を発明するのだろうか?
「あなたの賃金上昇が始まる」などと新興宗教の布教のような文言まで使う始末で、
完全に「末期症状」に陥り既に生ける屍も同然だと言えよう」
「ドイツには大敗し、低成長のフランスにすら敗北した落第生が、
また笑止千万の大根芝居を繰り広げている。
それはもはや恒例になりつつある「官製春闘」である」
「安倍の「3%賃上げ要請」が毎回毎回失敗に終わっているのは、
企業が賃上げをサボっているからではない。安倍が根本的に間違っているためだ」
「その証拠に新日鐵住金社長が「(賃金は)政府の決めることではない」と
安倍を嘲笑うかのように公然と反旗を翻している」
「経営者としては利益が伸びたのは殆どが円安誘導という政策要因で、
景況が良いのもひとえに世界経済が好調だからに過ぎない。
大幅に賃上げする理由などないのだから、当たり前の発言である」
「資本主義社会では、株主への利益還元が優先されるのが理の当然だ。
安倍政権の経済政策が、そもそも日本経済を豊かにするものではないのだ」
「しかも官製春闘で話題になるのは大企業、つまり日本企業の中の少数派に過ぎず、
大多数の中小企業は賃上げにおいて確実に大企業を下回る平均値になる」
「あれだけ公務員の多いスウェーデンに成長率でも労働生産性でも惨敗する安倍政権は、
根本的に経済政策のリテラシーが低く害を与える存在でしかない。
(カネにしか興味のない拝金主義者には最高の傀儡政権だろうが)」
「口だけ安倍政権に任せておくと結果が常に期待を下回るという、
理論的にも経験則的にも分かり易い結末になるのは避けられない」
「既にして日経新聞はアベノミクスに対して批判的な見方に転じており、
いまだに社の立場や方針を「忖度」して安倍政権の経済政策を基本的に賞賛する
読売や産経とは一線を画している。この好対照が生じた理由は明白である。
「政治」に支配されているか、「現実」を見ているかの違いだ」
「日経新聞は「事実」に立脚して日本で低賃金の職種への求人ばかりが増えていること、
しかも世界の先進国で日本だけが2000年時点の賃金水準を下回っていることを
鋭く抉り出すように報じている。低成長なのは当たり前なのだ。
消費も投資も伸びないのは政策が根本的に間違っているからなのだ」
「日経は基本的に経済原理に従い、実体経済への影響(つまり数値)によって
判断して記事を出しているので、口だけで低能なアベノミクスを批判するのは当然だ」
「大した成果も出せない安倍官邸はメディア操作だけは気持ち悪いほど上手だが、
トランプも差別意識と偏見の強い保守メディアと共存共生関係にある」
「また、経済政策が一部の利権層ばかりを集中的に潤すものである点でも、
安倍とトランプは酷似している。トランプは保守富裕層とカネで繋がっているし、
安倍政権・自民党も大企業の政治献金をたっぷり受け取っている」
「両者とも斜陽の経済に一時的なドーピングを行って衰退を加速させ、
両者仲良く没落して後世の歴史家から厳しく批判されることとなろう」
「安倍が国会で笑止千万の答弁を行った。
何と、高校生ですら分かるエンゲル係数を理解できず、
失業率に話をすり替えてみっともない自画自賛を展開したのだ」
「しかし嘘つき二世議員の本性は、経済指標によって暴かれている。
エンゲル係数で日本国民の貧困化が明白であるだけでなく、
実質賃金は民主党政権時に及ばす、消費はゼロ成長」
「ドグマに汚染されているカルト教徒のような連中以外は、
或いは自分が儲かれば良いという金屑虫のような輩以外は、
誰がどう見ても景気が良いなどとは言えない数値である」
「また、根性のさもしい安倍が自慢する雇用についても、
足りないのは低賃金・長時間労働の業種ばかりであり、
人手不足の最大の理由は「退職が多い」からであって
決して経済が成長したりイノベーションが生じているから
良い意味での人手不足が生じている訳ではない実態が益々明らかになっている」
「安倍政権が成立してから当ウェブログは一貫して
アベノミクスが「国民を貧しくし企業収益に所得移転する」ものだと断言してきたが、
情けないと言うか骨の髄から腐敗していると言うのか、まさにその通りになっている」
「情報操作と言い逃れと誤摩化しばかりの安倍が首相だから、
「一事が万事」で口程にもない貧相な結果ばかりであるのは
容易に予想できることであるが、当ウェブログが前々から警告しているように、
ジム・ロジャーズも予言しているように、安倍は後世の経済学の教科書で
暗愚な首相として経済史に名を残すこととなるのは間違いない」
「日銀の岩田副総裁が国会で言い逃れと言い訳を連発し、
後世のエコノミストにも警鐘を鳴らす「他山の石」となっている」
「何しろ、かつては「日銀の資金供給が不十分であることがデフレの原因」
「達成できない時、自分のせいではないと言い訳しない」と豪語したのに、
良識ある多くの者が予想した通りの無惨なほどの失敗に終わった」
「まともな理性と誠実さがあれば国民に平謝りで辞任し、
蟄居する位のことは当然だろうと思われるのだが、
何と消費税に責任手転嫁する始末で、厚顔と神経の太さは大したものだ」
「しかも図々しく「金融緩和は必須条件だというのが私の趣旨だった」と軌道修正し、
姑息な手段で言い逃れに走る点も人柄を窺わせて実に興味深い。
最低でも「私が就任当初に語った話は誇大だった」と謝罪するのが良識であろう」
「最近は講演で「財政再建ペースを緩めろ」と自分のビッグマウスと失策を棚に上げ、
まるで政府に全責任があるかのうように吹聴していると言う」
「辞任せずに平然と政府のせいにする面の皮の厚さは大したものだが、
だからこそ遠からず日本経済に大打撃を与える愚行も実行可能なのだろう」
「日本よりも高い水準に間接税率を引き上げてきたドイツや北欧は、
異次元緩和もしていないのに成長率も賃金上昇率もCPIも日本よりまともである。
だから消費税への責任転嫁は、リフレ派が自らの大噓つきと無責任を白状したも同然だ。
リフレ派は完全に太平洋戦争中の「大本営」状態に陥っているので、
現実がまったく見えていない。遠からず「玉砕」や「転進」等の欺瞞的宣伝を始めるだろう」
「「異次元緩和」などというしょうもない自画自賛政策を行っていないドイツが、
財政健全で成長率も賃金上昇率でも日本に「全勝」しているのだから、
日本の政策が間違っていたという結論になるのが「常識」と思うが、
その程度も認めることができないようだ」
「矢張りリフレ派は後世の経済学の教科書で永遠に汚名を残す運命にあろう。
異次元緩和と大口叩いてショボい結果、マイナス金利に効果あると強弁して悪評。
「何をやっても口だけで、世界経済回復におんぶに抱っこ」というのが
余りにも情けない黒田日銀の実態なのである。
日銀の「黒歴史」としてこちらも汚名を残し続けるであろう」
「ドグマに汚染されて日本経済の劣後を自覚すら出来ない連中は
相変わらず「デフレマインド」に責任転嫁しているが、
段々とかつての大本営の世迷い言、「神州不滅」に似てきている」
「見せかけの失業率の低下に騙されて、B層有権者が景気が良いと勘違い、
それが現下の安倍政権の延命(=日本経済低迷)に繋がっていると今迄は推測していたが、
どうもそうではない、何か他の重大な原因があると気付いた」
「経済成長率も賃金上昇率も先進国で最も低い「劣等生」の日本経済だが、
それでも安倍を支持するB層がいまだに3割以上いる。
その半分程度は利益誘導を求める自己中心的な利権層だろうが、
利権層は比率としてはそれほど多い訳がない」
「第二次安倍政権は口だけは達者だが成長率でも賃金上昇率でも消費でも第一次に劣る。
日本は深刻な消費低迷に陥っており(安倍の政策が根本的に間違っているからだが)、
当然ながら世界銀行は日本の成長率見通しを下方修正、ほぼゼロ成長と見ている」
「黒田日銀は偉そうな大口をたたいた末に、白川前総裁が予言したように物価低迷の泥沼へ、
日銀のバランスシートはぶくぶくと太り株主を儲けさせただけという醜態だ」
「このように愚昧なアベノミクスも異次元緩和も「次元の低い」政策であることは、
次々と事実によって証明されている訳だから、真実は一つである」
「日本の有権者はすっかり老化し無気力になった。
だから異次元緩和により自ら労働や製品を安売りし目先を凌ごうとした。
だから日銀のカネで労せず資産価値を上げようとした。
努力や工夫を重ね経済成長率を高めることを諦めた。
だから安倍を消極的に支持し、現状維持に安住している」
「そう考えると全て辻褄が合う。だから所得が上がらなくとも文句を言わず、
安倍政権下で日本が貧しくなっているのに、目を塞ぎ安逸と怠惰に流れているのだ。
(そうではない者もいることはいるが、完全に少数派であるから低成長なのだ)」
「この目先しか見ない安倍と、安逸と利益誘導ばかり求めるB層有権者の結託は、
あと数年で日本経済を重大な危機に陥れることになるであろう。
中長期的な課題に何一つ対処せず、インチキ政策と糊塗策で誤摩化しているからだ」
「安倍政権に投票した近視眼のB層有権者も、経済低迷の「共犯」」と
当ウェブログは指摘したが、日本経済の停滞が何よりも雄弁に証明している。
▽ アベノミクスはレントシーカー(利権層)が儲けるだけ、腐敗し切った劣等政策に過ぎない
「愚劣で口だけの安倍政権を延命させればさせる程、日本経済は蝕まれてゆく」
とした当ウェブログの予言は、悲しいことにあらゆる面で証明されつつある。
「麻生がとうとう、異次元緩和が口だけの大嘘で国民を欺いていた事実を認めた。
インフレ目標2%を「2年以内」に達成するのは無理だと
最初から分かっていたと白状したのだ。
(2年どころか8年経っても無理で、もし達成したら日本経済はスタグフレーション必至だ)」
「一時が万事で、アベノミクスに碌な効果がないこと、
実質賃金を切り下げて大企業と株主を富ませる一時凌ぎであること、
モリカケ問題で安倍が大嘘を連発して国民を欺いていたこと、
麻生はその内に白状せざるを得なくなるであろう」
「各メディアは企業の内部留保が6年連続で増加して過去最高と報じている。
これこそ異次元緩和の真の狙いで、たっぷりと安倍自民にカネを出す
経済団体へ豪勢な返礼を行い、権力基盤を強化するための政策だったのだ」
「第二次安倍政権は周知のように成長率は先進国中最悪のレヴェルで、
実質賃金は低下している。つまり実質賃金を削って企業収益を増やしたのだ」
「朝日報道の図表が真実を語っている。
安倍政権になってから企業の内部留保の増加ペースが加速し、
それ以前の平均上昇率を上回っている事実が明瞭に分かる」
「第二次安倍政権下での平均経済成長率は歴史に残る低さであるが、
企業の内部留保は歴史に残る巨額に達している。
国民から企業(や株主)に所得移転がなされただけの話でしかない」
「スルガ銀のとんでもない不祥事も黒田日銀の異常な金融政策が遠因である。
異常な日銀の金融政策による「犠牲者」は増え、確実に一般国民も苦しめるようになる」
「日本経済が健全に成長していれば、企業は市場拡大を受け設備投資を増やす。
日本が先進国で最も成長率が低く経済低迷しているから内部留保ばかりが増えるのだ。
そうした意味で、企業は壮大な規模で蛸足配当を行うに等しい愚行を続けている」
「B層は更に深刻で、腐敗した政策によりおのれが貧困化させられているのに
安倍や自民党を支持しているのだから自分で自分の首を絞めているのだ」
当ウェブログの予言通り、口だけアベノクロコンビをここまでのさばらせたため、
日本は太平洋戦争と同様に「必敗」の状況に嵌り込んでいるのである。
↓ 参考
安倍政権下で6年連続の内部留保増加、権力とカネのバーター取引 - 国民所得と企業収益の乖離が急拡大
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c773db1eed4f3d73a42947559bcf906e
日銀の岩田副総裁が前言を翻して言い逃れ、「消費税のせい」- リフレ派は自らの噓つきと無責任を証明
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/990322b69f812a1530f4c192cc713883
世界に取り残されるアベノミクス、日本だけ2000年より低い賃金 - 利益誘導の世論操作では米国に酷似
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2e51c6bb2e86eace9cfafd64c9fd3c08
「収入が増えた」層は僅か13%でしかも前年比減、日本を貧困化した安倍政権 -「実感」などある訳がない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/faa0628efc376f9c363764689dd59798
アベノミクスは「人災」、データで実証 -「国は正しい方向に向かっていない」「金融緩和効果なし」が多数
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b078f69581cef494fcec8c13a33d710d0
▽ 日本のCPIは成長率とも所得とも相関せず、「デフレ脱却」などという標語は思考停止の証左
大規模緩和「長続きしない」 出口は財政と歩調を 白川前総裁(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36772130S8A021C1EE8000/
少子高齢化を放置して衰退が続く日本においては、
まさにこの「需要がなくなってくる」ことが問題なのである。
そして猟官リフレ派もB層リフレ派も、自己欺瞞の迷妄の中で彷徨っている。
国債買いで物価2%「単純すぎた」 岩田規久男氏(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28642670X20C18A3EE8000/
今春に岩田は、事実上「岩田・翁論争」に敗れたことを自ら証明した。
これからもリフレ政策や異次元緩和の害が鮮明になるにつれ、
言を翻して自己の非を認めないという見苦しい行状を繰り返すだろう。
(「(自分達でなく)消費税が悪い」とか往生際の悪い世迷い言を連発するかも。。)
若田部氏「マクロ政策きちんとすればデフレ脱却できる」(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HHH_X00C18A3000000/
今や日銀上層部に入り込んだ若田部は、自らの非を認めることすらできず、
政策に責任転嫁している始末だ。(少しは誤りを認めた岩田にすら劣る)
結局は若田部の言動は後世において、「猟官」だったと言われることとなろう。
「出口」戦略の障害の懸念も 利上げで債務超過… 日銀資産、戦後初のGDP超え(産経新聞)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180818/mca1808182150012-n1.htm
若田部や原田など教条リフレ派が入り込んだ日銀は、
国民の富を使って資産を買いまくり、ぶくぶく太って完全にメタボになっている。
猟官に等しい言動で高位に就いた者が日銀とともに自滅する有り様を、
国民は目の前で見ることになるかもしれない。
6月消費支出1.2%減少…5か月連続マイナス(読売新聞)
http://news.livedoor.com/article/detail/15123160/
猟官リフレ派やB層リフレ派の愚行の帰結として、
日本経済は過去最悪レヴェルの消費不振に陥っている。
世界経済が堅調だからこの程度で済んでいるが、
リーマンショック時のような危機が生じれば、
日本経済への打撃がアメリカよりも大きくなり、
リフレ派の噓が完全に暴露され下手な言い訳すら出来なくなるであろう。
従前より首尾一貫した論理であり、岩田や若田部が
政府の政策に責任転嫁しているのとは大違いである。
確かに白川総裁時代には本来は金融緩和をより進めるべきだったとは思う。
少なくともFRBと歩調を合わせ、日本だけ割を食うような事態は避けるべきだった。
しかし白川総裁が金融緩和の限界や、人口動態の問題の大きさを指摘していたのは正しい。
「異次元緩和」などと豪語して一度も物価目標を達成出来ず、
日銀の「黒歴史」となるのが確実な黒田より間違いなく白川前総裁の方が慧眼だった。
週刊ダイヤモンドでは少し前に白川総裁の「予言」が的中したと論じ、
その証拠に高齢化が進む他の先進国においても低CPIが続いていると指摘した。
日本において低迷するCPI、低迷する経済成長率、低迷する所得、低迷する消費は、
黒田らリフレ派が口だけで日本を停滞させているに過ぎない事実を証明している。
(失業率低下は人口動態・実質賃金減・世界経済好調による、安倍やリフレ派の手柄では全くない)
噓つきと言い逃ればかりが得意な猟官リフレ派の敗北は既に決定しており、
醜い負け惜しみを連発することで益々国民の信頼を失っている。
ネット等で散々白川前総裁を悪し様に罵ったB層リフレ教徒に至っては、
口だけで成果を出せない猟官リフレ派の日銀上層部を全く批判せず、
白川前総裁に一言も謝罪しない始末だ。(単に記憶力の問題だろうが)
当ウェブログは一貫してリフレ派の非現実的な観念性と独善性を批判してきた。
リフレ派は猟官行為も含め、経済史や金融史の教科書で厳しく裁かれるだろう。
▽ 安倍政権下での円安はインフレ税に等しく、だから「戦後最悪の3年連続実質消費減」になった
『日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業』(中原圭介,講談社) | |
「安倍政権を叩き潰さない限り、日本経済は永遠に復活できない」
とした当ウェブログの警告は、日本の成長率低迷と消費低迷により証明されたと言える。
「日本社会の醜悪な歪みは、ここ20年で最大の域にまで達したと言える。
東証一部上場企業の利益はリーマンショックの年を上回り、
上場企業の株主還元が13兆円と過去最高を記録したと報道されている」
「企業収益と株主還元だけは「バブル」になっている。
勤勉とイノベーションを生む苦闘によって儲かったのであれば良かろう。
だが、この収益や株主還元は殆どが円安効果と市場操作によるものであり、
日本企業の経営革新や体質強化によるものではない。
(中小企業の収益と比較すれば明らかである)」
「前々から当ウェブログがはっきり書いているように、
我が国では企業収益と国民所得はディカップリングしている。
そしてその経済劣化を、自民党政権の次元の低さが更に深刻化させている」
「おまけに、株主還元の急増にはGPIFの日本株買い(=国民のカネで株主利益を増やす)と
企業の自社株買い(=賃金を上げるのではなく株主を潤す)が大きく寄与している」
「異次元緩和に端を発する円安によって一般国民の賃金を切り下げて株価が上昇し
大企業の収益が大幅改善した訳だから、株主は国民の富を盗んだのである」
「利益誘導が増える腐敗した経済では、格差が急速に拡大し
OECDが言うように成長が阻害されるのである」
「日経新聞の調査では景気回復を実感している層はたった18%で、
アベノミクス「自滅策」の次元の低さは明白である」
「リフレ派や財界の太鼓持ちどもは「あと数年待てば」などと大嘘をつくが、
絶対に信用してはならない。我が国の成長率低迷が
安倍政権になっても全く改善していないのは歴然たる事実である」
「金融市場も上海と同様のバブルに過ぎないから、
安倍政権は体質のよく似た中共と仲良く没落するしか道はない」
「GPIFが株をいくら買っても消費が増える理由にはならない。
投資家は消費性向が著しく低い上に数が少ないので、成長率を改善する力などない」
「実体経済と株式市場の乖離幅の異常な拡大は、
あと数年で崩壊が起きることを示唆している」
「円安で水膨れした企業収益も操作された株価も「実力」などではない。
追い風を「実力」と勘違いしていた2006年の再来でしかないのだ」
「報道によれば日本企業の申告所得額は58兆円を超え、
「記録のある1967年度以降で最高となった」と言う。
しかし経済成長率は当時の数字に遠く及ばず、
厚生労働省の調査では「生活が苦しい」は六割を超え過去最高となっている」
「真に経済を成長させるためには、財界バラ撒きのアベノミクスではなく、
給付付き税額控除と現役世代への現物給付で労働投入を増やすこと、
企業にエネルギー効率を引き上げる投資を強要すること、
投資庁を設立して対内投資を促進し、保守退嬰の劣等経営層を市場から淘汰することが重要である」
「しかし安倍政権はこうした確実に効果の出る方法を選ばず、
予算バラ撒きによる官僚への懐柔策(=公的部門の非効率に直結)や
法人減税やTPP、企業サイドが儲かる規制緩和でまた財界バラ撒きを図っている。
財界の政治献金にたかるシロアリ政党の本性は、不治の病と見える」
「国内市場が伸びていないのだから、
日本企業が国内に積極投資する筈がない。
大企業を儲けさせても日本経済が低迷するのは当たり前である」
「それも至極当然の話で、大企業は経営努力以外の要因で高水準の利益を得て
株価を上げるための株主還元や、より成長の見込める海外展開に注力しているのだ。
海外M&Aの資金が過去最高を記録しているのがその証左である」
「つまり、日本企業は日本国民を貧しくして得たカネで
海外企業を過去最高の勢いで「爆買い」しているのだ」
「財界が、下野した自民党には献金を減らし、政権復帰したらカネを増やしていることから、
政治献金の実態が「打算と取引の塊」であるのは明白である」
「例えば経団連は政治献金の増額と引き換えに法人税減税・効用規制改革・原発再稼働と、
会員企業の経営努力がなくとも大いに儲かる政策を安倍政権に求めている」
「多くの経営者は株主利益の最大化に務めるのが最重要任務であり、
そのためには公益を騙りつつ、その裏で業界益を図るのは不思議ではない。
いかに美辞麗句で飾っても所詮、レントシーキングでしかないのだ」
「学術的には、法人税引き下げは「成長政策」などではない。
政治献金とのバーター取引による「企業収益の成長政策」でしかない」
「政治献金で資源配分を歪める企業に減税など、とんでもない話だ。
法人税率と経済成長率を比較すれば、両者に相関性がないのは明白である」
「傲慢不遜で増長している金権政党は、成長率でも労働生産性でも1人当たりGDPでも
スウェーデンに「全敗」している低能ぶりにも関わらず、
議員報酬だけはスウェーデンより明らかに高額である。
このような政党をのさばらせていては、日本経済が沈滞しているのも当たり前である」
「更に悪いことに、甘利辞任に象徴される通り
自民党は伝統的に経済界と薄汚いカネでつながっており、
政策を歪めて献金する企業に利益誘導を行うという腐った政策を得意としてきた」
「国土強靭化も、異次元緩和も、雇用改革も皆そうである。
おまけに官僚には予算をバラ撒いて公的部門の非効率性を助長している始末だ。
政府も民間も利権と非効率を拡大させているのだから、経済が停滞するのは当たり前だ」
「大前氏が、法人減税が設備投資や賃上げに繋がらない理由を解説されている。
「日本企業は法人税率が40%を超えていた時代でも、積極的に設備投資を行なっていた」
「国内市場に成長機会があって将来に期待が持てたからである」
という、明々白々な事実に基づいて法人税と設備投資の相関を否定し、
企業にとっては税率よりも国内市場の成長が重要であること、
人口減少(正確には生産年齢人口減少であろう)と超高齢化こそが元凶であるとの見解である」
「消費停滞・実質賃金減少でも自社株買いだけは伸びている。
アベノミクスが利益誘導の腐った政策で、
実体経済を改善させていないのは明白である」
「安倍首相とあのポール・クルーグマン氏の対話が面白い。
両者とも、日本経済を本格的に回復させる施策が何か分からず、
消費税増税による消費落ち込みがなぜ日本だけ深刻なのかと頭を捻っている」
「これは、アベノミクスの「三本の矢」が根本的に間違っており、
同時にアメリカかぶれの経済学者が無力であることも証明している」
「2015年の経済成長率は、日本がゼロ成長、米国が2%台、スウェーデンが3%台である。
スウェーデンと日本を比較すれば真実が分かる」
「日本は、育児支援や積極的労働市場政策が手薄だから停滞しているのである。
働かない者を優遇し、必死に働く者を見殺しにしているから低迷しているのだ」
「今、家計金融資の現預金は過去最高額でおよそ900兆円もある。
企業の抱える現預金も過去最高額で250兆円もある」
「業績悪化が否定できなくなったため、
ファーストリテイリング社長も漸く実体経済の悪化を認めている。
「給与が上がらないで物価が上がっている」訳だから、
事実上アベノミクスの失敗を認めたわけである」
「また、そもそも企業経営者の「老化」という問題がある。
国民も老化しているので投資意欲が低く、過剰貯蓄を抱えて同胞の苦境を見殺しにしている」
「真の問題は「デフレ・マインド」などではない。「マインドの老化」が元凶だ。
だから老化してカネを死蔵する国民や企業に負のインセンティブを与えなければならないのだ」
「家計金融資産が1700兆円を超えて過去最高、
企業の現預金も過去最高なのにゼロ成長。
これが「落第生」である安倍政権3年間の惨めな結果だ」
「一橋大学の小塩教授は、安倍政権の3年間で一部の富裕層だけが豊かになり、
多くの中間層が没落して貧困化している事実を明らかにしている」
「失業率が低下した理由も円安による実質賃金の切り下げと
団塊世代の大量リタイアによるものでしかない。
(だから実質賃金低下・失業率低下になるのだ)
米経済回復という「幸運」がなければそれすらできなかったであろう」
「閣僚達は日本国民を貧しくしたのだから、歳費や年金を大幅カットすべきだ。
日本経済に打撃を与えたのだから、舛添知事よりも遥かに責任重大と言える」
「「デフレマインド」などと馬鹿馬鹿しい嘘を宣伝する
空虚な「アベノミクス・マインド」こそ諸悪の根源である。
(だから実質成長率や消費支出で民主党ごときに敗北する訳である)」
「安倍首相は「アベノミクスの果実18兆円」 などと騙っているが、
朝日新聞の調査では国民の半数近くが「経済的なゆとりも見通しも持てない」と回答している」
「日本国民が本気で経済政策で選んだら、とっくの昔に惨敗していただろう。
草野球レベルの民進党が相手だから勝てているという情けない現実が分かっていない」
「4年連続で企業の内部留保が過去最高、400兆円もの巨額に迫り、
ただの焼き直しに過ぎないアベノミクスが完全に失敗に終わったことが証明された」
「黒田日銀は本来ならば大口を叩いて碌な成果が出ていない責任を取り、
総退陣すべきなのだが新しい枠組みなどと称して失敗を認められない始末だ」
「かつて大本営が「敗北」と「転進」と偽ったのと全く同じで、
日本経済が焼け野原になるまで根本的に間違った認識を持ち続け、
「神州不滅」に似た愚かなドグマに固執し国益を毀損し続けるのであろう」
「アメリカでも黒田日銀の評価は散々で、完全に「失敗」の烙印を押されており、
「口約束だけで結果は散々」「黒田総裁は物価を上昇させる方法がわからない」
と厳しく批判されている。戦時下の米国金融政策の失敗に似ているとの指摘も出てきた」
「本当に目標を達成できたら「悪い金利高」で日本経済は滅茶苦茶になっただろうが、
それは目標達成の前に「目標設定そのものが間違っていた」からである。
つまり黒田日銀は物価目標を達成しようが達成しまいが、
経済史や金融史の教科書で失敗例として記される以外に道はなかったのだ」
「物価上昇率において前任の白川氏と殆ど変わらないCPIにとどまるだけでなく、
白川前総裁が予見していたように金融政策に限界があることを晒け出し、
黒田総裁は賃上げに口を出したり、TPPへの期待を示したり、
自らの非力と異次元緩和の貧相な結果を自ら証明しているのだ。
(本当に異次元緩和に強力な効果があったなら、とっくに日本経済は回復した筈だ)」
「先を見通す力のない黒田日銀にはもう出口はどこにもなく、
日本経済の危機を招いた「元凶」として歴史に刻まれるのは間違いない。
一部では黒田日銀の異次元緩和が「インパール作戦」の再来と嘲笑する声も出ているようだ」
「民間に賃上げを求めるのであれば、まず日銀が物価目標を達成すべきである。
「口だけで無理な緩和策を続ける日銀は物価を上げられない」というのが
民間企業のコンセンサスであり、日銀の目論見よりも民間の物価見通しの方が
遥かに正しかったという歴然たる事実をいまだに理解できないものと見える」
「実質賃金が低下する愚かな経済政策を行っているアベクロコンビの罪業を無視して
「お前達が賃上げしないから物価目標を達成できないのだ」と
自らに非があるにも関わらず、非のない他人のせいにしているという訳だ」
「この愚行の帰結が急激な金利上昇とインフレ急進であることは
経済の歴史が明々白々に教えているところであり、敗戦直後の日本が経験したところだ」
「マネタリーベースを増やしてもCPIはゼロ%に戻ってしまい、
「岩田・翁論争」における自らの完敗を自ら証明した岩田副総裁が、
恥の上塗りのような強弁を行っている」
「「デフレ脱却に向けて有効」「予想物価上昇率の引き上げに有効」と、
散々豪語しておきながら針小棒大に異次元緩和の功績を誇張せざるを得なくなったのだ」
「それでも「賃金上昇が必要」と語っている訳だから、
「異次元緩和を行ってもせいぜいスタグフレーション(物価だけ上がる不況)にしかならない」
と事実上、自ら失敗を認めてしまっている始末である」
「日本企業がアベノミクス開始から一貫して内部留保を増やしていること、
円安(=実質賃金切り下げ)によって大企業ばかりが儲かっただけであること、
大企業は儲けを海外投資にばかり費やして国内経済は停滞を続けていること、
肝心の日本企業にすら過半数が「経済の好循環は見られない」と考えていること、
これらは全て議論の余地のない明白な事実であるにも関わらず、
事実を無視して強弁するしか選択肢なくなってきているのだ」
「五重苦だの六重苦だの、民主党政権時には散々政府に文句を言っていた経済団体も、
アベノミクスの効果が愕然とするほどショボいことを事実上認めている。
「「四年連続で賃上げしても、社会保障など将来不安の払拭がなければ
消費喚起効果は限定的」(=殆どない、という否定的評価の婉曲話法である)
との趣旨のアナウンスを行った訳だが、つまりアベノミクスだの喚いても
消費低迷の現実が変わっていないという事実を認めざるを得なかったのだ」
「しかもこの言葉には嘘が含まれており、実質賃金は低迷して
リーマンショック級の低下を見せているばかりか、
選挙が怖くて高齢層バラ撒きを維持する安倍政権の「問題先送り」のため
社会保険料負担の累増で名目の賃上げ効果もほぼ吹っ飛んでいるから
日本経済が低迷し続けているのは当たり前の話なのである」
「経済界に「賃上げ」を要請する安倍政権の行動自体が、
安倍政権の経済政策の失敗と無能さを証明している。
(成果を出している有能な政権なら、要請する必要など全くないからだ)」
「週刊エコノミストで日銀審議委員の原田泰氏がリフレ派擁護論を展開しており、
まさに「自画自賛」とも言うべき末期的状況なので大変興味深い」
「実質賃金の低迷や実質ゼロ成長の現実を完全無視して
株価の上昇や失業率低下ばかりを宣伝するという「大本営発表」ぶりで、
日本と同じく少子高齢化の状況にあるドイツが異次元緩和も国土強靭化も行なわないのに、
成長率でも実質賃金上昇率でも日本を完全に上回っている事実を全く認識できない」
「所謂「政策を売り歩く人々」と何ら変わらない状況で、
不都合な真実を思考から完全排除して平然としている「精神力」は驚嘆すべきものがあるが
日本経済にとっては災厄もしくは不幸でしかないのだから笑っている場合ではない」
「実質賃金の伸びない国民が消費を増やしていない実態は、
帝国データバンクが企業およそ1万社に対して行なった
調査結果からもはっきりと裏付けられている」
「調査対象となった日本企業の半分以上が「消費は悪い」と回答し、
消費活性化のために必要な条件として「賃金の増加」を挙げたのが何と74%。
つまり、「安倍政権下で賃金は増えておらず、それが消費低迷の原因となっている」と
大多数の企業も認めているという訳である」
「最近、エンゲル係数が安倍政権下で急上昇し29年ぶりの水準に達した。
既にドル建ての1人当たりGDPは70年代の水準に後退しているから、
安倍政権の異常な金融緩和と他の政策のレヴェルの低さが、
日本を貧困化させていることが実証されたと言える」
「実質所得は民主党政権にも劣り、実質成長率でも劣り、
悪い物価高で日本国民を貧困化させる政策しかできない。
低能な安倍政権は、日本経済を蝕む癌細胞と言うべき域に達している。
安倍政権の害悪のために、2020年代の日本経済の落ち込みは絶望的なものとなろう」
「帝国データバンクの調査で「金融緩和の効果を実感しない」企業が6割、
金融緩和で儲かる筈の金融と不動産ですら「効果実感」は2割程度でしかない。
これが、安倍政権とリフレ派が見苦しく「自慢」する経済改善の中身である」
「また、海外との比較調査では日本国民は「国は正しい方向へ向かっていない」との見方が過半数で、
「子供は自分より良い生活を送れる」との回答が3割以下しかいないという惨状である」
「日本の金融緩和依存こそ経済停滞の原因であり、
いずれ経済危機の原因となることが明らかになる日が来る」
「日本よりも高成長のスウェーデンやアメリカは人口動態が日本より若く、
日本と似た人口構成のドイツは異次元緩和など行っていないのに
日本より成長率も賃金上昇率も勝っているのが現実なのだ」
「DAX指数は大して上がっていないが成長率も賃金上昇率も高いドイツと、
株だけ上がって国民は貧しくなり、消費が停滞する日本とどちらが正しいか。
良識があれば結論は明白である」
「日経新聞でさえ「実感乏しい回復」と明言し、異次元緩和と言うより
世界経済回復の恩恵のためとして婉曲にリフレ派に無能との宣告を下しているのに、
リフレ派は全く反省がないどころか驚くべき挙に出ている」
「日銀の政策委員会に、またリフレ派を加えたのである。
リフレ派の正体が所謂「政策を売り歩く」輩であり、
所詮は公益を騙って猟官運動を行なっていただけであるのが証明されたと言えよう」
「ビッグマウスで物価目標を掲げて大失敗、「劣等生」「戦犯」なのに
どんどん出世するという事例は、歴史上で一つしかない」
「太平洋戦争で日本が惨敗し、国土が焼け野原となる前の「関東軍」である。
無謀で無責任、大勢の者を犠牲にしてのうのうと生き延びた連中が出世し、
やがては無数の同胞を虫けらのように死なせる元凶となったのである」
「北朝鮮のように決して自己の非を認めないリフレ派は、
現在に甦る「関東軍」のように日本経済を破壊するであろう。
ショボい成果を誇大宣伝し、権力に齧り付く独善的な姿勢が酷似している」
「物価目標を達成したことが一度もなく毎年「嘘の上塗り」を重ねる始末で、
日銀物価目標を達成できないのは「デフレマインド」のせいと責任転嫁するばかり。
幻想と全能感に満ちた当局の「マインド」が元凶ではという健全な認識が欠如しているようだ」
「残念な話だが、日銀が大失敗して巨額損失を抱え、
日本経済に耐え難い大打撃を与える日は避けられない。
それは「起きるかどうか」ではなく「いつになるか」の問題になってしまった」
「「混乱を招く」ような出口戦略しか今ないことを、
副総裁がじきじきに白状している。日銀は既に「終わった」と言えるだろう」
「安倍政権は根本的に経済リテラシーがないからはっきり言っておこう。
90年代の1人当たりGDPの推移を見れば、日本経済が人口動態に大きく左右されているのは明白である。
だからこそインチキで見当違いな自称「異次元緩和」が効かないのだ。
だからこそ失業率が低下しても悲しいほど賃金が増えないのである。
だからこそ現役世代の負債が増え、「生活が苦しい」という意見が多いのだ」
「これまで安倍政権が不祥事や傲慢不遜な言動を繰り返していても権力を維持しているのは
ひとえにアメリカをはじめ世界経済が成長し続けているためであり、
安倍政権の政策が正しいからでも日本経済が健全に成長しているからでもない。
だから世界経済が急減速したら間違いなく大打撃を受ける」
「IMFが2017年の日本の経済成長率を僅かに上方修正したが、
勿論これは安倍政権の政策効果ではない。
IMFは上方修正の理由を「海外経済改善」としているからだ」
「事実、2017年と18年の成長率見通しを見ると
両方とも日本は最低レベルで18年にはゼロ成長に戻るという惨状である。
(上方修正した2017年も、ブラジル以外の主要国すべてに劣る低成長だ)」
「日本は海外要因で上方修正しても、ユーロ圏の成長率にすら及ばない。
英国に負けるのは当然としても、経済制裁を受けるロシアにも敗北しており、
これが次元の低いアベノミクスの「実力」なのである」
「明治安田生命の今年4月の調査によれば、
「昨年より生活に余裕ができた」人の割合はたったの8%しかなく、
いかに安倍政権が口先だけで程度が低く、碌な経済政策を行っていないかが証明されたと言える」
「だからこそ当ウェブログは安倍政権を「自国窮乏化政策」「自国貧困化政策」と批判したのだ。
日本人を通貨切り下げで貧しくし、株価を上げて資本家の懐ばかり潤したのだから、
最初から大した効果がないことは分かり切った話なのだ」
「はっきり言って、民主党政権が続いていても経済指標は大して変わらず、
アメリカ経済の回復で日本経済は低速ながら自立回復できたであろう。
(失業率は今ほど低下しなかっただろうが、その代わりに実質賃金と消費は今より確実に改善できた筈)」
「内閣府の調査で、生活が向上したと回答する国民がたった6.6%しかいないのに
「生活に満足」と回答する者が過去最高の比率になった理由は、一つしかない」
「現役世代の多くがどんどん貧しくなっているので、
たっぷり公費を貰って安定収入を確保した高齢層の満足度が上がっているのだ。
また、少数派である大企業社員と公務員も少ないながら恩恵を得ているから、
日本全体としては貧困化しているのに「他人よりまし」との意識が強まったのである」
「安倍政権を初めとする歴代の自民党政権は、選挙に勝つため
党利党略のもとに高齢者三経費へ湯水のように公費をバラ撒いてきた。
その額は遂に30兆円を超え、国債発行による資金調達とほぼ同額になっている。
つまり我が国は借金してその分を高齢層にバラ撒いているのだ!」
「安倍政権を擁護する御用メディアは、主要企業の業績が好調なのに
設備投資や消費が伸びず、成長率が民主党政権と大差ない惨状なのに苛立ち、
儲かっている癖に設備投資や賃上げをサボる企業が悪いと八つ当たりを始めている」
「そうした御用メディアが幾ら叫んでも、それを嘲笑うかのように
日本の大企業の労働分配率は50%を割り込み、
何と46年ぶり、1971年並みの最水準にまで下落している。
これで安倍政権の経済政策のレヴェルの低さが完璧に実証されたと言える」
「2000年代に入ってから、我が国の経済成長率や所得増加率は、
企業収益や株価と大きく乖離するようになっている。
安倍政権の経済政策は「前世紀の遺物」でしかないのである」
「安倍政権が5年目に入っても日本経済は低迷したままだ」
「アベノミクスは単に大企業を潤し、
その内部留保を増殖させて経済低迷に直結するものである。
日本国民が実質賃金を減らした分を大企業に「付け替えた」ものでしかない。
だから成長率が一向に伸びず、高成長の他国に次々と追い抜かれるのだ」
「国際競争力ランキングでの日本の順位が低下し、
実質賃金は低迷して消費が伸びず、
株だけ高くなるという最低の状況である」
「だから、喜んでいるのはタナボタで儲かっている連中だけで
日本企業のCFOは国際競争力の低下を強く懸念している」
「企業幹部の賃金では日本は既にシンガポールにも中国に劣っており、
ベトナムにすら抜かれかかっていると言う。多くの日本企業が
安倍政権の利益誘導によって儲かっているのだから、当然の結果と言える」
「安倍政権が自称する「アベノミクスの成果」など笑止千万で、
国内で愚かなB層をだまくらかすための情報操作かマインドコントロールに過ぎない」
「安倍政権の低次元な経済政策が元凶となって
日本経済の低成長・所得低迷(実質賃金低下)が続いているため、
いずれはドイツに抜かれるのは時間の問題だった」
「HSBCの予想では、2020年代後半には日本経済は完全にドイツに抜かれ、
インドにも抜かれて世界5位へと転落することになっているので
日本経済が「世界第3位」でいられるのもあと5年程度である」
「霞が関も卓越したスウェーデンの厳しい経済政策に及ばないこと遠く、
有権者の過半が眠りこけるかすっかり無気力になっており、
現状の安逸に誤摩化されて安倍政権を叩きのめす好機を逸した」
「このままでは、世界の経済環境が激変して貿易急減に見舞われたら最後、
リーマンショックと同様に「日本経済が先進国で最も深刻な打撃を被る」という
悲惨な状況に陥るのは間違いない。その時に安倍政権を袋叩きにしても遅いのだ。
果てしなく程度が低く口だけで無責任、しかも小手先の誤摩化し
しかできない安倍政権を延命させたのは、国民自身なのだから」
「リフレ派の顕著な特徴は、不利な情報は完全無視して
リフレ派にとって好都合な情報だけを拡大解釈して喧伝する点だ」
「「異次元緩和」などと大法螺を吹かないアメリカやドイツばかりか
スウェーデンにも成長率で惨敗しているのに、反省の欠片も無い
厚顔無恥なリフレ派は、間違いなく日本経済を危機に陥れるであろう」
「原田日銀審議委員に至っては、リフレ派の失敗を糊塗するネタを新たに案出したらしく、
「(異次元緩和で)生産性は上昇している」と公言している」
「以前は株価の上昇や失業率低下ばかりを宣伝して「我々はみなリフレ派」などと
日本経済低迷を無視した自画自賛を繰り返していた筈だが、株価はただのPKOに過ぎず、
失業率低下でも実質賃金マイナスのままなので別の言い訳を「発明」したようだ」
「しかも、あたかも企業のせいだと言わんばかりで
「投資が十分であったならば、生産性はもっと上昇した」と放言しているのは無責任の極みである。
真相は「リフレ派の理論がお粗末で杜撰だから企業が投資を増やさない」のではないのか」
「日本の成長率・所得・消費から見てそうした結論しかあり得ない。
また、日本企業の内部留保が安倍政権になってから急増しているのも明白な事実だ」
「そもそも労働生産性が、数多くの要因の中でまるで金融政策だけで決定されるかのような
大学の学部生ですら通用しない理屈で語られているのも実におめでたい話だが、
成長率も実質賃金も低迷している厳然たる事実から見て、明らかに結論は逆である」
「事実に照らして「異次元緩和は失望を招いた」「リフレ派は口だけだった」が正しい。
中央銀行の幹部が自説に固執して言い訳を繰り返している見苦しさこそが
現下の経済低迷の元凶と言われても反論できないお粗末さである。
「しかもこの生産性の数値はどうやら現役世代に限ったものと思われ、
「世界最速で高齢化が進む日本では、金融政策で経済を回復させることはできない」
という貴重な教訓を、世界各国に「他山の石」として提供してしまったのだ」
「フランスの今年の経済成長率見通しが2%に迫っている。
フランスといえば労働時間が短く、バカンスを重視する国」
「欧州の中でも決して成長率の高い国ではなく、
手厚い社会保障制度で景気後退のショックを吸収できる経済である。
つまり一言で言えば欧州経済好調の恩恵を受けているための好況だ」
「これで馬鹿を見たのが歴代政権で最も「口だけ」の安倍政権で、
低成長のフランスにすら成長率で敗北することが決まったのである」
「また、フランスの成長率改善は明らかに世界経済成長の恩恵を受けたものだから、
(フランスは次元の低い安倍政権とは「実績」の違う観光大国である)
日本経済が少しは成長できているのがアベノミクスの功績ではないこと、
フランス同様に世界経済好調による「他力本願」であるとほぼ証明されたと言える」
「フランスは近年のテロ事件で観光産業に打撃が与えられているのに、
それでも日本経済の成長率の方が劣っているから、
いかに安倍政権の経済政策が能無しで愚劣なものであるかも証明されつつある。
寧ろ愚かな経済政策で日本経済の成長を妨害しているのが安倍政権なのだ」
「17年のフランスの成長率見通しが1.9%に上方修正されたが、
ドイツも上方修正して2.2%に達する見込みだと報じられた。
いずれも日本の経済成長率より明らかに上である。
(勿論、誤った経済政策を行っている日本は賃金上昇率でも敗北)」
「また、国内に目を向けてみれば日銀自身の調査により、
異次元緩和でも株価PKOの裏技でも日本国民に恩恵が及ばない事実が浮き彫りになった。
「暮らしにゆとり」はたった6.5%、「収入が増えた」が12.9%しかおらず、
「支出が増えた」が増えて半数近くに迫りつつある」
「いずれにしても安倍政権の経済政策が仏独に劣ることの証左である。
白川時代とCPIにおいてはほぼ大差ない「大嘘つき」の黒田日銀は、
口先でいかに誤摩化そうが、企業に姑息な責任転嫁をしようが、
(自分の手柄ではない)失業率や企業収益ばかりを必死に自慢しようが、
日銀自身の調査結果そのものが、黒田日銀の失敗・安倍政権の低能を証明している」
「経済成長率でも賃金上昇率でも先進国で最低クラスなのだから、
安倍政権の政策が根本的に間違っていて、日本国民を貧しくして
企業収益や株主利益に「つけ替えた」だけに過ぎないことは明白だ。
何より、日銀自身が調査でそれを実証している」
「カルト信者のように自らの非を絶対認めないリフレ派は、
消費税に責任転嫁した後はどのような「言い訳」を発明するのだろうか?
「あなたの賃金上昇が始まる」などと新興宗教の布教のような文言まで使う始末で、
完全に「末期症状」に陥り既に生ける屍も同然だと言えよう」
「ドイツには大敗し、低成長のフランスにすら敗北した落第生が、
また笑止千万の大根芝居を繰り広げている。
それはもはや恒例になりつつある「官製春闘」である」
「安倍の「3%賃上げ要請」が毎回毎回失敗に終わっているのは、
企業が賃上げをサボっているからではない。安倍が根本的に間違っているためだ」
「その証拠に新日鐵住金社長が「(賃金は)政府の決めることではない」と
安倍を嘲笑うかのように公然と反旗を翻している」
「経営者としては利益が伸びたのは殆どが円安誘導という政策要因で、
景況が良いのもひとえに世界経済が好調だからに過ぎない。
大幅に賃上げする理由などないのだから、当たり前の発言である」
「資本主義社会では、株主への利益還元が優先されるのが理の当然だ。
安倍政権の経済政策が、そもそも日本経済を豊かにするものではないのだ」
「しかも官製春闘で話題になるのは大企業、つまり日本企業の中の少数派に過ぎず、
大多数の中小企業は賃上げにおいて確実に大企業を下回る平均値になる」
「あれだけ公務員の多いスウェーデンに成長率でも労働生産性でも惨敗する安倍政権は、
根本的に経済政策のリテラシーが低く害を与える存在でしかない。
(カネにしか興味のない拝金主義者には最高の傀儡政権だろうが)」
「口だけ安倍政権に任せておくと結果が常に期待を下回るという、
理論的にも経験則的にも分かり易い結末になるのは避けられない」
「既にして日経新聞はアベノミクスに対して批判的な見方に転じており、
いまだに社の立場や方針を「忖度」して安倍政権の経済政策を基本的に賞賛する
読売や産経とは一線を画している。この好対照が生じた理由は明白である。
「政治」に支配されているか、「現実」を見ているかの違いだ」
「日経新聞は「事実」に立脚して日本で低賃金の職種への求人ばかりが増えていること、
しかも世界の先進国で日本だけが2000年時点の賃金水準を下回っていることを
鋭く抉り出すように報じている。低成長なのは当たり前なのだ。
消費も投資も伸びないのは政策が根本的に間違っているからなのだ」
「日経は基本的に経済原理に従い、実体経済への影響(つまり数値)によって
判断して記事を出しているので、口だけで低能なアベノミクスを批判するのは当然だ」
「大した成果も出せない安倍官邸はメディア操作だけは気持ち悪いほど上手だが、
トランプも差別意識と偏見の強い保守メディアと共存共生関係にある」
「また、経済政策が一部の利権層ばかりを集中的に潤すものである点でも、
安倍とトランプは酷似している。トランプは保守富裕層とカネで繋がっているし、
安倍政権・自民党も大企業の政治献金をたっぷり受け取っている」
「両者とも斜陽の経済に一時的なドーピングを行って衰退を加速させ、
両者仲良く没落して後世の歴史家から厳しく批判されることとなろう」
「安倍が国会で笑止千万の答弁を行った。
何と、高校生ですら分かるエンゲル係数を理解できず、
失業率に話をすり替えてみっともない自画自賛を展開したのだ」
「しかし嘘つき二世議員の本性は、経済指標によって暴かれている。
エンゲル係数で日本国民の貧困化が明白であるだけでなく、
実質賃金は民主党政権時に及ばす、消費はゼロ成長」
「ドグマに汚染されているカルト教徒のような連中以外は、
或いは自分が儲かれば良いという金屑虫のような輩以外は、
誰がどう見ても景気が良いなどとは言えない数値である」
「また、根性のさもしい安倍が自慢する雇用についても、
足りないのは低賃金・長時間労働の業種ばかりであり、
人手不足の最大の理由は「退職が多い」からであって
決して経済が成長したりイノベーションが生じているから
良い意味での人手不足が生じている訳ではない実態が益々明らかになっている」
「安倍政権が成立してから当ウェブログは一貫して
アベノミクスが「国民を貧しくし企業収益に所得移転する」ものだと断言してきたが、
情けないと言うか骨の髄から腐敗していると言うのか、まさにその通りになっている」
「情報操作と言い逃れと誤摩化しばかりの安倍が首相だから、
「一事が万事」で口程にもない貧相な結果ばかりであるのは
容易に予想できることであるが、当ウェブログが前々から警告しているように、
ジム・ロジャーズも予言しているように、安倍は後世の経済学の教科書で
暗愚な首相として経済史に名を残すこととなるのは間違いない」
「日銀の岩田副総裁が国会で言い逃れと言い訳を連発し、
後世のエコノミストにも警鐘を鳴らす「他山の石」となっている」
「何しろ、かつては「日銀の資金供給が不十分であることがデフレの原因」
「達成できない時、自分のせいではないと言い訳しない」と豪語したのに、
良識ある多くの者が予想した通りの無惨なほどの失敗に終わった」
「まともな理性と誠実さがあれば国民に平謝りで辞任し、
蟄居する位のことは当然だろうと思われるのだが、
何と消費税に責任手転嫁する始末で、厚顔と神経の太さは大したものだ」
「しかも図々しく「金融緩和は必須条件だというのが私の趣旨だった」と軌道修正し、
姑息な手段で言い逃れに走る点も人柄を窺わせて実に興味深い。
最低でも「私が就任当初に語った話は誇大だった」と謝罪するのが良識であろう」
「最近は講演で「財政再建ペースを緩めろ」と自分のビッグマウスと失策を棚に上げ、
まるで政府に全責任があるかのうように吹聴していると言う」
「辞任せずに平然と政府のせいにする面の皮の厚さは大したものだが、
だからこそ遠からず日本経済に大打撃を与える愚行も実行可能なのだろう」
「日本よりも高い水準に間接税率を引き上げてきたドイツや北欧は、
異次元緩和もしていないのに成長率も賃金上昇率もCPIも日本よりまともである。
だから消費税への責任転嫁は、リフレ派が自らの大噓つきと無責任を白状したも同然だ。
リフレ派は完全に太平洋戦争中の「大本営」状態に陥っているので、
現実がまったく見えていない。遠からず「玉砕」や「転進」等の欺瞞的宣伝を始めるだろう」
「「異次元緩和」などというしょうもない自画自賛政策を行っていないドイツが、
財政健全で成長率も賃金上昇率でも日本に「全勝」しているのだから、
日本の政策が間違っていたという結論になるのが「常識」と思うが、
その程度も認めることができないようだ」
「矢張りリフレ派は後世の経済学の教科書で永遠に汚名を残す運命にあろう。
異次元緩和と大口叩いてショボい結果、マイナス金利に効果あると強弁して悪評。
「何をやっても口だけで、世界経済回復におんぶに抱っこ」というのが
余りにも情けない黒田日銀の実態なのである。
日銀の「黒歴史」としてこちらも汚名を残し続けるであろう」
「ドグマに汚染されて日本経済の劣後を自覚すら出来ない連中は
相変わらず「デフレマインド」に責任転嫁しているが、
段々とかつての大本営の世迷い言、「神州不滅」に似てきている」
「見せかけの失業率の低下に騙されて、B層有権者が景気が良いと勘違い、
それが現下の安倍政権の延命(=日本経済低迷)に繋がっていると今迄は推測していたが、
どうもそうではない、何か他の重大な原因があると気付いた」
「経済成長率も賃金上昇率も先進国で最も低い「劣等生」の日本経済だが、
それでも安倍を支持するB層がいまだに3割以上いる。
その半分程度は利益誘導を求める自己中心的な利権層だろうが、
利権層は比率としてはそれほど多い訳がない」
「第二次安倍政権は口だけは達者だが成長率でも賃金上昇率でも消費でも第一次に劣る。
日本は深刻な消費低迷に陥っており(安倍の政策が根本的に間違っているからだが)、
当然ながら世界銀行は日本の成長率見通しを下方修正、ほぼゼロ成長と見ている」
「黒田日銀は偉そうな大口をたたいた末に、白川前総裁が予言したように物価低迷の泥沼へ、
日銀のバランスシートはぶくぶくと太り株主を儲けさせただけという醜態だ」
「このように愚昧なアベノミクスも異次元緩和も「次元の低い」政策であることは、
次々と事実によって証明されている訳だから、真実は一つである」
「日本の有権者はすっかり老化し無気力になった。
だから異次元緩和により自ら労働や製品を安売りし目先を凌ごうとした。
だから日銀のカネで労せず資産価値を上げようとした。
努力や工夫を重ね経済成長率を高めることを諦めた。
だから安倍を消極的に支持し、現状維持に安住している」
「そう考えると全て辻褄が合う。だから所得が上がらなくとも文句を言わず、
安倍政権下で日本が貧しくなっているのに、目を塞ぎ安逸と怠惰に流れているのだ。
(そうではない者もいることはいるが、完全に少数派であるから低成長なのだ)」
「この目先しか見ない安倍と、安逸と利益誘導ばかり求めるB層有権者の結託は、
あと数年で日本経済を重大な危機に陥れることになるであろう。
中長期的な課題に何一つ対処せず、インチキ政策と糊塗策で誤摩化しているからだ」
「安倍政権に投票した近視眼のB層有権者も、経済低迷の「共犯」」と
当ウェブログは指摘したが、日本経済の停滞が何よりも雄弁に証明している。
▽ アベノミクスはレントシーカー(利権層)が儲けるだけ、腐敗し切った劣等政策に過ぎない
『グローバル・スーパーリッチ: 超格差の時代』(クリスティア・フリーランド,早川書房) | |
「愚劣で口だけの安倍政権を延命させればさせる程、日本経済は蝕まれてゆく」
とした当ウェブログの予言は、悲しいことにあらゆる面で証明されつつある。
「麻生がとうとう、異次元緩和が口だけの大嘘で国民を欺いていた事実を認めた。
インフレ目標2%を「2年以内」に達成するのは無理だと
最初から分かっていたと白状したのだ。
(2年どころか8年経っても無理で、もし達成したら日本経済はスタグフレーション必至だ)」
「一時が万事で、アベノミクスに碌な効果がないこと、
実質賃金を切り下げて大企業と株主を富ませる一時凌ぎであること、
モリカケ問題で安倍が大嘘を連発して国民を欺いていたこと、
麻生はその内に白状せざるを得なくなるであろう」
「各メディアは企業の内部留保が6年連続で増加して過去最高と報じている。
これこそ異次元緩和の真の狙いで、たっぷりと安倍自民にカネを出す
経済団体へ豪勢な返礼を行い、権力基盤を強化するための政策だったのだ」
「第二次安倍政権は周知のように成長率は先進国中最悪のレヴェルで、
実質賃金は低下している。つまり実質賃金を削って企業収益を増やしたのだ」
「朝日報道の図表が真実を語っている。
安倍政権になってから企業の内部留保の増加ペースが加速し、
それ以前の平均上昇率を上回っている事実が明瞭に分かる」
「第二次安倍政権下での平均経済成長率は歴史に残る低さであるが、
企業の内部留保は歴史に残る巨額に達している。
国民から企業(や株主)に所得移転がなされただけの話でしかない」
「スルガ銀のとんでもない不祥事も黒田日銀の異常な金融政策が遠因である。
異常な日銀の金融政策による「犠牲者」は増え、確実に一般国民も苦しめるようになる」
「日本経済が健全に成長していれば、企業は市場拡大を受け設備投資を増やす。
日本が先進国で最も成長率が低く経済低迷しているから内部留保ばかりが増えるのだ。
そうした意味で、企業は壮大な規模で蛸足配当を行うに等しい愚行を続けている」
「B層は更に深刻で、腐敗した政策によりおのれが貧困化させられているのに
安倍や自民党を支持しているのだから自分で自分の首を絞めているのだ」
当ウェブログの予言通り、口だけアベノクロコンビをここまでのさばらせたため、
日本は太平洋戦争と同様に「必敗」の状況に嵌り込んでいるのである。
↓ 参考
安倍政権下で6年連続の内部留保増加、権力とカネのバーター取引 - 国民所得と企業収益の乖離が急拡大
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c773db1eed4f3d73a42947559bcf906e
日銀の岩田副総裁が前言を翻して言い逃れ、「消費税のせい」- リフレ派は自らの噓つきと無責任を証明
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/990322b69f812a1530f4c192cc713883
世界に取り残されるアベノミクス、日本だけ2000年より低い賃金 - 利益誘導の世論操作では米国に酷似
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2e51c6bb2e86eace9cfafd64c9fd3c08
「収入が増えた」層は僅か13%でしかも前年比減、日本を貧困化した安倍政権 -「実感」などある訳がない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/faa0628efc376f9c363764689dd59798
アベノミクスは「人災」、データで実証 -「国は正しい方向に向かっていない」「金融緩和効果なし」が多数
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b078f69581cef494fcec8c13a33d710d0
▽ 日本のCPIは成長率とも所得とも相関せず、「デフレ脱却」などという標語は思考停止の証左
『日本経済入門』(野口悠紀雄,講談社) | |
大規模緩和「長続きしない」 出口は財政と歩調を 白川前総裁(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36772130S8A021C1EE8000/
”白川方明・日銀前総裁は22日、日本記者クラブで会見し、大規模な金融緩和の効果について「だんだん需要がなくなってくるので、長続きしない」と述べた。異次元の金融緩和の出口に関しては「財政の持続可能性に取り組むことが最大の出口政策だ」と指摘。金利上昇への対策を念頭に、政府の財政健全化の取り組みとの協調が重要だとの認識を示した。
2013年3月の総裁退任後、白川氏が記者会見に臨むのは初めて。同氏は総裁時…〔以下略〕”
少子高齢化を放置して衰退が続く日本においては、
まさにこの「需要がなくなってくる」ことが問題なのである。
そして猟官リフレ派もB層リフレ派も、自己欺瞞の迷妄の中で彷徨っている。
国債買いで物価2%「単純すぎた」 岩田規久男氏(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28642670X20C18A3EE8000/
”日銀が異次元の金融緩和を始めて5年。積極策を主導した「リフレ派」の岩田規久男・前副総裁が19日の退任後、日本経済新聞の取材に応じた。国債の大量買いによるマネー供給で物価上昇2%が実現するという5年前の就任時の考えを「単純すぎた」と語った。積極的な財政政策をめざして政府と日銀の共同声明を見直す考えにも触れた。主なやり取りは以下。
――5年前は国債買い入れ額の「量」だった金融政策の軸を2016年に「…〔以下略〕”
今春に岩田は、事実上「岩田・翁論争」に敗れたことを自ら証明した。
これからもリフレ政策や異次元緩和の害が鮮明になるにつれ、
言を翻して自己の非を認めないという見苦しい行状を繰り返すだろう。
(「(自分達でなく)消費税が悪い」とか往生際の悪い世迷い言を連発するかも。。)
若田部氏「マクロ政策きちんとすればデフレ脱却できる」(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HHH_X00C18A3000000/
”政府が日銀の次期副総裁候補として提示した若田部昌澄・早大教授は7日午後、参院議院運営委員会で、日本がデフレ脱却できなかった原因について「マクロ経済政策の対応にまずさがあった」との考えを述べた。「(政府と日銀が)マクロ政策の対応をきちんとすれば、デフレから脱却できる」と強調した。〔中略〕〔日経QUICKニュース(NQN)〕”
今や日銀上層部に入り込んだ若田部は、自らの非を認めることすらできず、
政策に責任転嫁している始末だ。(少しは誤りを認めた岩田にすら劣る)
結局は若田部の言動は後世において、「猟官」だったと言われることとなろう。
「出口」戦略の障害の懸念も 利上げで債務超過… 日銀資産、戦後初のGDP超え(産経新聞)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180818/mca1808182150012-n1.htm
”日銀の総資産が膨張したことで、将来的に大規模金融緩和を手じまいする「出口」戦略を開始した際に財務体質が悪化する懸念が強まっている。日銀が国債購入で放出したお金は金融機関が日銀に預ける当座預金に入る仕組みで、金利水準を引き上げればその利払い費が増加するからだ。最悪の場合、日銀の自己資本8兆円が消失して債務超過に陥る恐れもあり、出口を検討する際の障害になる。
三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは「もし総資産の規模を保ったまま利上げに踏み切れば、債務超過もあり得る」と指摘する。
問題は日銀の収入となる保有国債の利息と、支出となる当座預金の利払い費の差額だ。平成29年度末の国債保有額は448兆円で、利息は1兆2211億円に上る。対する当座預金は378兆円で、利払い費は1836億円。差額の1兆円余りが日銀の収益となる。
当座預金の金利はマイナス金利政策下で0.1~マイナス0.1%に抑えられている。ただ、出口戦略で金利を引き上げれば保有国債の金利(29年度は0.28%)を超え、利息の受け取り分を支払い分が上回る“逆ざや”になりかねない。仮に1%利上げすれば単純計算で3兆7千億円規模の利払い費が追加発生するため、数年で日銀の自己資本を食い潰してしまう。
日銀も出口での損失に備え27年から国債の利息収入の一部を年数千億円規模で引き当てており、国債の購入規模も減額している。
〔中略〕
ただ、資産規模ばかり膨らみ、対策のハードルを上げているのは事実だ。日銀は先月の金融政策決定会合で欧米の中央銀行にならいフォワードガイダンスと呼ばれる指針を導入し、超低金利を当面続ける姿勢を明確にした。市場では2%の物価上昇目標達成は難しいとの見方が強まっており、終わりの見えない金融緩和をいつまで続けるのか改めて問われている。(田辺裕晶)”
若田部や原田など教条リフレ派が入り込んだ日銀は、
国民の富を使って資産を買いまくり、ぶくぶく太って完全にメタボになっている。
猟官に等しい言動で高位に就いた者が日銀とともに自滅する有り様を、
国民は目の前で見ることになるかもしれない。
6月消費支出1.2%減少…5か月連続マイナス(読売新聞)
http://news.livedoor.com/article/detail/15123160/
”総務省が7日発表した6月の家計調査によると、1世帯(2人以上)あたりの消費支出は、26万7641円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月から1.2%減少した。5か月連続のマイナスだった。
減少幅は5月(3.9%減)から縮小した。支出の項目別では、国内外のパック旅行が不振だった「教養娯楽」が8.2%減少した。
〔中略〕
6月支給分の夏のボーナスを含むサラリーマン世帯の収入は、実質で4.4%増の80万8716円で、6か月ぶりにプラスとなった。名目でも5.2%増加した。ボーナスが伸びた影響が大きかった。
総務省は消費の基調判断を「消費は弱さがみられる」と前月から据え置いた。ただ、下旬に支払われたボーナスの支出が月内の消費に十分反映されていないことなどを踏まえ、「好転の兆しはあり、7月以降の動向を注視したい」としている。”
猟官リフレ派やB層リフレ派の愚行の帰結として、
日本経済は過去最悪レヴェルの消費不振に陥っている。
世界経済が堅調だからこの程度で済んでいるが、
リーマンショック時のような危機が生じれば、
日本経済への打撃がアメリカよりも大きくなり、
リフレ派の噓が完全に暴露され下手な言い訳すら出来なくなるであろう。