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ポリーニは2000年を境にして、一段と進化した。
1942年の生まれだから、その頃は還暦をもうすぐ迎える年頃だった。
1999年に、ロマン派の精髄とも言えるショパンのバラード全曲を録音したが、その4つの曲の中に、新たに到達した円熟の境地というか、入魂とも言って良いその素晴らしい演奏には、ただただ驚かされたことを今でも覚えている。
それから約10年後に録音したこのバッハの演奏のさらなる素晴らしさは、どう言ったら良いのだろうか。
今の私には、「・・・わびさびが感じられる最も美しい平均律」としか言いようがない。
ともかく、とっておきの名盤に新しい一枚が加わったことに感謝したい。
この曲のベスト・ファイブを挙げておくと以下のようになる。
・マウリツィオ・ポリーニ<P> <Grammophon>
・スヴャトスラフ・リヒテル<P> <Me>
・ケネス・ギルバート<Cembalo> <ARCHIV>
・アンジェラ・ヒューイット<P> <hyperion>
・ヴイルヘルム・ケンプ<P> <Grammophon>
とっておきの名盤 その73 ベートーヴェン ピアノソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」作品53
とっておきの名盤 その136 ショパン 12の練習曲 作品10 作品25
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