クラシック 名盤探訪

クラシックの名盤紹介・おすすめ散策コース等、趣味の発信の場です。

韓国歴史ドラマ、気になる話 その14(追加補足編9)

2014年08月27日 | 歴史・気になる話
このシリーズ、少々遊んでいたらいつのまにか追加すべきドラマがたくさんあった。
また楽しみが増えたので、今後の放映のチャンスを期待したい。

104.仁粋大妃 <朝鮮王朝前期> <監督:イ・テゴン> <主要キャスト:チェ・シラ キム・ミスク キム・ヨンホ チョン・ヘビン> 2011~2012年 全60話<私的評価:★★>
このドラマ、まずはチェ・シラの演技力が見もので、 5代王・文宗から10代王・燕山君までの約50年間、女性という身分を越えて王朝を支配したインス大妃を彼女は見事に演じきっている。
その間の歴史的事件だが、癸酉靖難のクーデーター、スヤン大君の王座略奪、毒を賜る廃妃ユン氏、暴君・燕山君の狂乱など血なまぐさいものばかりが続く。
  

105.チャン・オクチョン(張玉貞)<朝鮮王朝中期> <監督:プ・ソンチョル> <主要キャスト:キム・テヒ カン・ミナ ユ・アイン ホン・スヒョン イ・サンヨプ ジェヒ ハン・スンヨン> 2013年 全24話 <私的評価:★★>
張玉貞とは本名で、低い身分の女官から王妃にまで上り詰めた張禧嬪のこと。
19代王・肅宗に寵愛され、仁顯王后を陥れて王妃の座を奪った「悪女」としてよく知られている。
このドラマでは若者向けの恋愛仕掛けが多く、キム・テヒが愛という視点から、悪女とは何かというような事を感じさせてくれる。
  

106.宮廷残酷史 <朝鮮王朝後期> <監督:ノ・ジョンチャン、キム・ジェホン> <主要キャスト:キム・ヒョンジュ イ・ドクファ ソン・ソンミ チョン・ソンウン> 2013年 全50話 <私的評価:未見>
朝鮮王朝16代王・仁祖の側室で、陰謀を巧みに操り昭顕世子を破滅に至らしめる貴人趙氏を主人公にしたドラマ。
キム・ヒョンジュが挑戦最高の悪女・貴人趙氏を妖艶に演じているというから、一度は見なくちゃと思わせる。
 

107.亀巖ホ・ジュン <朝鮮王朝中期> <監督:キム・グンホン> <主要キャスト:キム・ジュヒョク パク・ジニ パク・ウンビン ナムグン・ミン> 2013年 全135話 <私的評価:未見>
イ・ビョンフン監督でヒットした「ホ・ジュン」のリメイク版。
監督は「朱蒙」「階伯」などのキム・グンホン、そして脚本は前作でも担当したチェ・ワンギュという期待のコンビが担当している。
何と言っても、キム・ジュヒョクがホ・ジュンをどんなふうに演じているかが一番気にはなる。
  

108.奇皇后 <高麗王朝後期> <監督:ハンヒ、イ・ソンジュン> <主要キャスト:ハ・ジウォン チ・チャンウク チュ・ジンモ> 2013年 全51話 <私的評価:★★★>
14世紀、元に服属していた高麗に生まれ、元への貢女(コンニョ)という境遇から皇后にまで上り詰めた女性、奇皇后のドラマ。
私としては題材が題材だけに、格調高い内容を期待したのだが、若者向けのフュージョンという感じで、入浴シーンなんかも結構出てくるし、ハ・ジウォンの魅力でドラマをどこまで見続けられるかが問題。
  

109.剣と花 <高句麗王朝後期> <監督:キム・ヨンス> <主要キャスト:オム・テウン キム・オクビン チェ・ミンス オン・ジュワン イ・ジョンシン ノ・ミヌ> 2013年 全20話 <私的評価:未見> 
高句麗の英雄・淵蓋蘇文(ヨン・ゲソムン)の息子ヨン・チュンの悲しい恋を描き、韓国版「ロミオとジュリエット」と評されたドラマだという。
 

110.帝王の娘スベクヒャン(守百香) <百済王朝後期> <監督:イ・サンヨブ> <主要キャスト:チョ・ヒョンジェ チョン・テス ソ・ヒョンジン ソウ> 2013~14年 全108話 <私的評価:未見>
「スベクヒャン」の意味が分からなかったが、調べてみると「守百香=百済を守る花・百済の香り」ということらしい。
主人公スベクヒャンは第25代・武寧王の隠し子だが、祖国をこよなく愛し、百済を勝利に導く活躍をして波乱の生涯を終える。
そんなことで、彼女は「百済の香り」として永遠の命を得ることになったという。

 

111.鄭道伝(チョン・ドジョン) <朝鮮王朝初期> <監督:カン・ビョンテク、イ・ジェフン> <主要キャスト:チョ・ジェヒョン ユ・ドングン アン・ジェモ イ・イルファ イム・ホ> 2014年 全50話 <私的評価:未見>
高麗から朝鮮に移る激動の時期、鄭道伝を中心に朝鮮を建国しようとする人々、そして高麗を守ろうとする人々の物語を描いた正統派の歴史ドラマ。
男ばかりが出てくるドラマだが、本格的な歴史ドラマを見たい人にはうってつけの作品と言える。
   

韓国歴史ドラマ、気になる話 その13(追加補足編8)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その12(追加補足編7) 
韓国歴史ドラマ、気になる話 その11(追加補足編6)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その10(追加補足編5)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その9(追加補足編4)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その8(追加補足編3)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その7(追加補足編2)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6(追加補足編1)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その13(追加補足編8)

2013年09月08日 | 歴史・気になる話
このシリーズ、見直すと追加すべきドラマが新しい年度ごとにどんどんと出てくる。
その分楽しみが増えたと思う様にして、今後の放映のチャンスを期待したい。

98.ミヘギョル <朝鮮王朝中期> <監督:キム・フンドン、カン・ギョンフン> <主要キャスト:キム・ジフン イム・ジョンウン キム・ガプス チョ・ヒボン> 2010年 全12話 <私的評価:未見>
このドラマの紹介文を読むと、「400年間封印されていた朝鮮王朝の秘密が今、明らかに! 朝鮮王朝の奇怪な事件を権力闘争とともに描く韓国版Xファイル」とある。
このドラマはまだ見ていないので、コメントはあまりできないが、秘密の実体とか、奇怪な事件とは何なのか気になることが多いから、いずれ放送される日を楽しみにしている。
 

99.太陽を抱く月 <朝鮮王朝(未特定)> <監督:キム・ドフン、イ・ソンジュン> <主要キャスト:キム・スヒョン ハン・ガイン キム・ミソン チョン・イル> 2012年 全20話 <私的評価:★★>
歴史ドラマは、やはり史実に基づいてドラマを描いて欲しいのだが、私などは正直に言って、その現実には起こりえないドラマの展開には最後までついていくことができなかった。
若者向けの「フュージョン時代劇」と呼ばれるジャンルらしいが、年をとると、内容云々以前に生理的に受け付けないらしい。
  

100.馬医 <朝鮮王朝中期> <監督:イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ> <主要キャスト:チョ・スンウ イ・ヨウオン ソン・チャンミン ユソン イ・サンウ キム・ソウン イ・スンジェ> 2012年 全50話 <私的評価:★★★★★>
放送しているNHKのフレコミを見ると「馬の医者からやがて王の主治医にまでなった男、ペク・クァンヒョン。その波乱に満ちた生涯をドラマチックに描く“メディカル史劇”。ペク・クァンヒョンの医療への志を軸に、ラブロマンス、陰謀、復讐、親子愛など、イ・ビョンフンワールド満載の壮大なエンターテインメントドラマ」とある。
まさしくこれ以上付け加えることのないフレコミ内容で、ほかに言いたいことはと聞かれても、”面白いよ”との言葉しか出てこない。

 

101.武神 <高麗王朝後期> <監督:キム・ジンミン> <主要キャスト:キム・ジュヒョク ホン・アルム ホム・ギュリ パク・サンミン チョン・ボソク> 2012年 全56話 <私的評価:★★>
主人公キム・ジュンは、13世紀の高麗時代中期、奴隷の身分から最高権力者の座にまで上り詰めた実在の人物と言われている。
何よりもキム・ジュン役を演ずるキム・ジュヒョクの父が、「龍の涙」のイ・ソンゲ役を演じた名優、故キム・ムセンということを、このドラマを通じて知ったのは嬉しい。
 

102.大風水 <高麗王朝後期~朝鮮王朝初期> <監督:イ・ヨンソク> <主要キャスト:チ・ソン チ・ジニ キム・ソヨン チョ・ミンギ ソン・チャンウィ イ・ユンジ オ・ヒョンギョン> 2012年 全35話 <私的評価:★★>
「大風水」は、元に支配されていた高麗王朝末期、恭愍王に仕えた武将・李成桂が朝鮮王朝を樹立した過程を、風水の視点で描いた異色のフィクション時代劇。
権力者の周りにいた風水地理学者が、武将イ・ソンゲを前面に立てて朝鮮王朝を樹立するという設定が面白い。
 

103.アラン使道伝 <朝鮮王朝後期> <監督:キム・サンホ、キム・デユン> <主要キャスト:イ・ジュンギ シン・ミナ ヨン・ウジン ファン・ボラ> 2012年 全20話 <私的評価:未見>
紹介文によると、「・・・暗い過去を背負った若き使道ウノと、記憶を失った美しき女幽霊アランとの次元を超えた禁断のラブストーリー」とある。
韓国の有名な伝説「アラン伝説」を題材にしたファンタジー史劇で、若者向けのドラマ作りになっている。
  
韓国歴史ドラマ、気になる話 その12(追加補足編7) 
韓国歴史ドラマ、気になる話 その11(追加補足編6)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その10(追加補足編5)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その9(追加補足編4)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その8(追加補足編3)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その7(追加補足編2)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6(追加補足編1)
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

神社と祭神

2013年04月05日 | 歴史・気になる話
神社を訪れて一番気になるのがどんな祭神が祀られているかということ。
その地を治め、民の生活の安定のためにつくした人はもちろん、その地に訪れた歴史上の有名人の場合もある。
もっと古代に遡ると、人々の素朴な自然信仰から、山や川そして太陽などが神として祀られる。
私にとっては、雰囲気的にも日本画で描かれた祭神が一番自然に感じる。


素戔嗚尊と櫛稲田姫命は、八坂神社、熊野神社、氷川神社、祇園社・天王社などに祀られている。
素戔嗚尊は、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」と詠い、大和王朝以前の古代王国”出雲の国”を治めたと言われている。

 
景行天皇の皇子で、わが国の古代伝説の代表的英雄とされる倭建命、そして「さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君かも」と詠い、荒海を鎮めるため海に身を投じた弟橘比売命も祭神として多くの神社に祀られている。

  
全国的に数も多い神明社には、天津神の代表的存在の天照大神が祀られるが、その子孫とされる初代天皇の神武天皇も祀られることが多い。、
応神天皇を祀る八幡宮は、全国的に最も数が多い神社だが、母である神功皇后と父の仲哀天皇もよく一緒に祀られる。

韓国歴史ドラマ、気になる話 その12(追加補足編7)

2012年11月22日 | 歴史・気になる話
このシリーズ、見直すと追加すべきドラマがまだまだある。
楽しみが増えたと思い直して、今後の放映のチャンスに期待したい。

86.林巨正(快刀イム・コッチョン) <朝鮮王朝中期> <監督:キム・ハニョン> <主要キャスト:チョン・フンチェ、キム・ウォニ、チョン・ジュン、イ・ジョンギル、イム・ヒョンシク> 1996年 全44話 <私的評価:未見>
このドラマの紹介文を読むと、「・・・李氏朝鮮第13代王明宗の時代に実在した3大義賊の一人、林巨正の生涯を描いた史劇」とある。
3大義賊とは、腐敗した貴族から奪った財宝を貧しい人々に分け与えるという民衆のヒーローで、洪吉童(ホンギルドン)、張吉山(チャンギルサン)、そしてこの林巨正のことを言う。


87.伝説の故郷 <朝鮮王朝> <監督:チョン・ギサン> <主要キャスト:キム・レウォン、ソン・ユナ、アン・ジェモ、ソ・インソク> 1999年 全12話 <私的評価:未見>
1999年に放送されたドラマは、「狐夢」「生きている墓」「九尾狐」「烈女門」「竹鬼」「ジンサゴルの恨」「鬼面殺風」「神鳥」などのタイトルだが、内容等は見てのお楽しみということにしておこう。
 
  
88.カクテギ <朝鮮王朝末期> <監督:キム・ウォニョン> <主要キャスト:ユ・ジュウォン、イ・イネ、ユン・ヘギョン、イ・ドッキ> 2004年 全2話 <私的評価:未見>
愛を叶えるために伝統料理カクテギを食べ続けたお姫様、この恋の物語の結末を言ってしまうとドラマは面白くなくなるのでここでは避けておく。
 

89.直指(チクチ) <高麗王朝後期> <監督:イ・チャンソプ> <主要キャスト:キム・ジングン、パン・ミン、イ・ジョンギル、ヤン・ミギョン> 2005年 全1話 <私的評価:未見>
ストーリーを見ると、高麗の禅僧と彼を愛し続け尼僧になった女の姿を描いているとある。
禅僧は白雲(ペグン)という人で、世界遺産となっている仏教書「直指心体要節」を著したとされている。


90.別巡検 - 冷たい花 - <朝鮮王朝後期> <監督:キム・フンドン、ホ・ソンス> <主要キャスト:チョン・イソク、イ・ギョン、チョアン、チェ・ギュファン> 2005~6年 全7話 <私的評価:未見>
別巡検とは何なのか分からなかったので調べてみると、「・・・朝鮮時代、法医学・科学捜査を担当し、今で言う鑑識官として活躍した”別巡検”たち」とある。
これが分かっただけでも、物語の面白さが少しは増すかもしれない。
 

91.シムチョンの帰還 <朝鮮王朝後期> <監督:キム・ウォニョン> <主要キャスト:イ・ヨンウン、イム・ジュファン、 イム・ヒョンシク、キム・ギュチョル、アン・ネサン> 2007年 全2話 <私的評価:未見>
韓国の代表的な説話文学「沈清伝」をモチーフにしたドラマで、説話の内容は「・・・盲目の父親の回復を願って海に身を投じた沈清(シムチョン)でしたが龍王に救出されます。やがて地上にもどされ天子の妃となった後、父親にめぐりあいその目を開くことができました」とある。
 

92.死六臣(シサクユシン) <朝鮮王朝初期> <監督:チャン・ヨンボク> <主要キャスト:パク・ソンウク、キム・リョナ、キム・スイル、チョ・ミョンエ、チェ・ボンシク、パク・ヨンチョル> 2007年 全24話 <私的評価:未見>
KBSが企画し、北朝鮮の朝鮮中央テレビが制作した南北合作ドラマということで話題を呼んだ。
李氏朝鮮時代の前期、第6代王端宗が世祖によって王位を追われ、忠臣の6人が復位を図ったものの捕らわれて牛裂きの刑で処刑されるという悲劇が起こる。
死六臣とは、後年に忠臣として顕彰されたこれら6人の政治家のことを指している。
 

93.新別巡検 - 最後の導き - <朝鮮王朝後期> <監督:シン・スンヨプ> <主要キャスト:イ・ジョンヒョク、イ・チョンア、パク・グァンヒョン、パク・ウォンサン、チョン・ヨンナム> 2008年 全20話 <私的評価:未見>
このドラマの紹介文を見ると、「・・・今までにはないストーリー展開とスリルが味わえる作品で、これまでの歴史ドラマファンに加えて­新たなファン層を獲得し、”別巡検”ブームを巻き起こした」とあるから一見の価値はありそう。
 

94.新・伝説の故郷 - 李王朝史 - <朝鮮王朝> <監督:イ・ジナ他> <主要キャスト:チェ・スジョン、サガン、パク・ミニョン、チェヒ、アン・ジェモ、イ・ドクファ> 2008年 全8話 <私的評価:未見>
ひとまず全8話のタイトルを上げておこう。
第1話 九尾狐、第2話 坊や、青山へ行こう、第3話 四辰劍の呪い、第4話 鬼書、第5話 烏口若旦那、第6話 妓房怪談、第7話 四神物語、第8話 還女
 

95.伝説の故郷 2009年 <朝鮮王朝> <監督:イ・ミノン他> 2008年 全10話 <私的評価:未見>
ここでもとにかく全10話のタイトルを上げておく。
第1話 血鬼、第2話 竹島(チュクト)の恨、第3話 種女、第4話 木刻鬼、第5話 シバジ、第6話 禁書、第7話 静かな村、第8話 九尾狐(クミホ)、第9話 ミョジョンの玉 、第10話 仮面鬼
 

96.美賊イルジメ伝 <朝鮮王朝中期> <監督:ファン・イルレ、キム・スヨン> <主要キャスト:チョン・イル、ユン・ジンノ、キム・ミョンソン、チョン・ヘヨン、イ・ゲイン、イ・ヒョヌ> 2009年 全24話 <私的評価:未見>
悪者を退治し梅の枝を残して去るというイルジメ、その名前の由来は・・・高級官吏との間に生を受けた私生児が、早春の寒い頃に梅の木の下に捨てられる、その子の名は”イルジメ(一枝梅)”。


97.済衆院 <朝鮮王朝末期> <監督:ホン・チャンウク> <主要キャスト:パク・ヨンウ、ヨン・ジョンフン、ハン・ヘジン> 2010年 全36話 <私的評価:★★★>
紹介文をそのまま載せると、「・・・朝鮮初の西洋式医院”済衆院(チェジュウォン)”を舞台に、身分を偽り、差別を乗り越え、医療に身を捧げた男の感動物語」とある。
  
韓国歴史ドラマ、気になる話 その11
韓国歴史ドラマ、気になる話 その10
韓国歴史ドラマ、気になる話 その9
韓国歴史ドラマ、気になる話 その8
韓国歴史ドラマ、気になる話 その7
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その11(追加補足編6)

2012年10月14日 | 歴史・気になる話
このシリーズ、少々の追加補足ですぐ終わると思っていたら、とんでもなかった。
追加の補足分が、本編の量を超えそうになっているから、見通しが甘いと言われても仕方がない。

75.根の深い木 <朝鮮王朝初期> <監督:チャン・テユ> <主要キャスト:シン・セギョン、ソン・ジュンギ、ハン・ソッキュ、チャン・ヒョク> 2011年 全24話 <私的評価:★★★>
ハングル文字を作りあげた世宗大王、身分制度の狭間で悩み苦しむ民の生活、そんな世宗の人生とその背景を無駄のない脚本で描いている。
映画の方で活躍しているハン・ソッキュが世宗大王役で16年ぶりにドラマ復帰するということで、放送前から大きな話題になった。  
 

76.武士ベク・ドンス <朝鮮王朝後期> <監督:イ・ヒョンジク、キム・ホンソン> <主要キャスト:チ・チャンウク、ユ・スンホ、ユン・ソイ、チョン・グァンリョル> 2011年 全29話 <私的評価:未見>
このドラマの紹介文を借りると、「・・・イ・サン(正祖)の護衛武官として実在した朝鮮最高の侠客ペク・ドンスと、国王の暗殺を企む刺客集団の対決を描いた大型時代劇。 韓国での視聴率は同時間帯1位を独走し、当初24話の予定が5話延長された。・・・」とある。
 
  
77.夜叉 <朝鮮王朝中期> <監督:キム・ホンソン> <主要キャスト:チョ・ドンヒョク、ソ・ドヨン、チョン・ヘビン、ソン・ビョンホ> 2010~11年 全12話 <私的評価:未見>
つい最近、歴史ドラマを主に放送している午後4時代のBS日テレで放送された。
脚本は「朱蒙」のチョン・ヒョンスが手がけているというから、内容は期待が持てる。
二人の兄弟と一人の女性の交錯した運命と野望、復讐を情感豊かに描いている。
 

78.大王の夢~王たちの戦争 <高句麗 百済 新羅> <監督:シン・チャンソク、キム・サンフィ> <主要キャスト:チェ・スジョン、キム・ユソク、パク・ジュミ、リナ、イ・ヨンア> 2012年 全80話 <私的評価:★★★>
三国時代末期の新羅の2大英雄というと、金春秋(キム·チュンチュ)のちの新羅第29代太宗武烈王と、彼を軍事面で支えた金庾信(キム・ユシン)。
好きなチェ・スジョンが主役の金春秋を演じると言うだけで、私にとっては必見のドラマということになる。
 

79.張禧嬪(チャン・ヒビン)<朝鮮王朝中期> <監督:ユ・ギルチョン> <主要キャスト:イ・ミスク、ユ・インチョン、イ・ヘスク> 1981~2年 全**話 <私的評価:未見>
張禧嬪が出演するドラマは、この約50年の間に8作もあるという。
2013年のSBSで放送されるドラマ「チャン・オクジョン、愛に生きる」で、9代目張禧嬪を誰が演じるのか話題になっているらしい。
1981年にMBCは、当時のセクシーなスター、イ・ミスクを4代目の張禧嬪としてドラマ化している。
 

80.開国 <高麗王朝末期~朝鮮王朝初期> <監督:チャン・ヒョンイル> <主要キャスト:イム・ドンジン、イム・ヒョク、ソヌ・ウンスク、ペク・チャンギ、キム・フンギ、ソン・ジェホ> 1983年 全49話 <私的評価:未見>
朝鮮王朝の開祖・李成桂(イ・ソンゲ)の生涯を描いたドラマで、元への貢物とされた女性たちの苦悩や高麗の庶民たちの姿にも焦点を当てている。


81.太宗大王 <朝鮮王朝初期> <監督:イ・ビョンフン> <主要キャスト:イ・ジョンギョル、キム・ムセン、キム・ヨンナン、キム・ソウォン、キム・ジョンヨン、イ・ヨンフ> 1983年 全27話 <私的評価:未見>
歴史ドラマで人気を集めるイ・ビョンフン監督が、「朝鮮王朝五百年」シリーズの第1幕として王朝を建国した太祖から、「大王世宗」の父、3代目の太宗に至るまでの朝鮮王朝初期を描いたドラマ。
 

82.三国記 <高句麗 百済 新羅> <監督:チェ・サンシク、アン・ヨンドン> <主要キャスト:キル・ヨンウ、ユ・ドングン、キム・ガブス、ソ・インスク、チョン・ギョンファン、ソン・ヨンチャン> 1992年 全50話 <私的評価:未見>
三国時代の三人の英雄、高句麗の淵蓋蘇文(ヨンゲソムン)、新羅の金庾信(キム・ユシン)、百済の階伯(ケベク)の壮絶な生き様を描いたドラマで、日本も出てくるし結構歴史の勉強になる。


83.春香伝 <朝鮮王朝後期> <監督:チェ・サンシク> <主要キャスト:キム・ヒソン、イ・ミヌ、チュ・ヒョン、ホ・ジュノ> 1994年 全2話 <私的評価:未見>
妓生の娘と両班の息子の身分を越えた恋愛を描いた説話を、忠実に表現したドラマ。
日本での放送履歴はまだないらしいが、有名な説話なので一度は見てみたい。


84.朝鮮地図物語 - キム・ジョンホの生涯 <朝鮮王朝後期> <監督:ユン・フンシク> <主要キャスト:キム・ヨンチョル、チョン・エリ、チョン・ミリ、イ・ギョンシム> 1995年 全4話 <私的評価:未見>
27年もの年月を費やして、最も正確だとされる韓国の古代地図「大東與地図(テドンヨチド)」を作成した地理学者キム・ジョンホの生涯を描いたドラマ。


85.燦爛たる黎明 <朝鮮王朝後期> <監督:イ・ノギョン> <主要キャスト:ハ・ヒラ、チョ・ジェヒョン、ビョン・ヒボン、キム・ガブス> 1995年 全100話 <私的評価:未見>
このドラマには、朝鮮第26代王の高宗(在位1863~1907)の父である興宣大院君時代から、大韓帝国時期までの重要事件が全部出てくるという。

韓国歴史ドラマ、気になる話 その10
韓国歴史ドラマ、気になる話 その9
韓国歴史ドラマ、気になる話 その8
韓国歴史ドラマ、気になる話 その7
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その10(追加補足編5)

2012年02月10日 | 歴史・気になる話
最近のBS放送は韓国ドラマの花盛りで、この状況は一昔前には想像も出来なかったほど。
確かに歴史ドラマを見ていると、内容が史実をきちんと踏まえていてしっかりとしている、俳優の演技が端役に至るまで上手、風景から役者の服装まで素晴らしい、などなど多くの視聴者の目を引きつける理由もよく理解できる。
これまでに韓国歴史ドラマの紹介を制作年度順に何回かに分けて掲載をしてきたが、今回はその10回目になる。

71.九尾狐伝~愛と悲しみの母: <朝鮮王朝中期> <監督:イ・ゴンジュン> <主要キャスト:ハン・ウンジョン、チャン・ソンヒョン、キム・ユジョン、ソ・シネ、キム・ジョンナン> 2010年 全16話 <私的評価:★★>
番組ガイドの紹介に、「・・・美しき九尾狐(クミホ)母娘の儚い運命を描いた時代劇、母娘の愛情と苦難、復讐を描く新九尾狐伝説」とある。
ハン・ウンジョンの九尾狐も役にはまっているし、トンイの子役を演じていたキム・ヨジョンの娘ヨニがとても可愛い。
  

72.相棒: チャクべ <朝鮮王朝末期> <監督:イム・テウ、キム・グンホン> <主要キャスト:チョン・ジョンミョン、イ・サンユン、ハン・ジヘ、ソ・ヒョンジン> 2011年 全32話 <私的評価:★★>
ストーリーは、韓国ドラマでよくある、「・・・激しい雷雨の夜、両班の家と乞食小屋に男の子が生まれる。両班の妻は難産の末に亡くなり、乞食小屋で出産したマクスンは乳母として両班宅に入り込むが、わが子の運命を嘆いて子供を入れ換えてしまう。2人の子供の今後の運命は・・・」というものだが、真に描かれているのは、官僚、商人、、乞食など、さまざまな市井の人々の個性に着目した朝鮮末期の社会状況なのだという。
   

73.王女の男: <朝鮮王朝初期> <監督:キム・ジョンミン、パク・ヒョンソク> <主要キャスト:パク・シフ、ムン・チェウオン、イ・スンジェ、キム・ヨンチョル、ホン・スヒョン> 2011年 全24話 <私的評価:★★★>
2011年度の韓国歴史ドラマの最大ヒット作だというから、早くの日本での放送<ただし無料>が待たれる。
ドラマの紹介文によると、「・・・朝鮮時代の”癸酉靖難”を新しく解釈した作品で、大臣キム・ジョンソの息子キム・スンユ<パク・シフ>と首陽大君の娘セリョン<ムン・チェウォン>との悲劇的なロマンスを描いた朝鮮版”ロミオとジュリエット”」とある。
※癸酉靖難(ケユジョンナン)とは、第6代国王・端宗の即位1年後に、幼い国王の叔父にあたる首陽大君<後の第7代国王・世祖>が、ファンボ・イン、キム・ジョンソらの大臣を殺害して政権を奪った事件のこと。
   

74.階伯 ケベク: <百済王朝後期> <監督:キム・グンホン、チョン・デユン> <主要キャスト:イ・ソジン、チェ・ジェヒョン、オ・ヨンス、ソン・ジヒョ、チャ・インピョ、イム・ヒョンシク> 2011年 全36話 <私的評価:★★>
イ・ソジン演ずる百済最後の将軍、階伯<ケベク>の生涯を描いたスペクタクル時代劇というのが、このドラマの謳い文句。
韓国でケベクを知らない人というのは、日本で武田信玄を知らないレベルの人なのだという。
NHKは「トンイ」の次に、このドラマを放送する予定という記事をどこかで読んだのだが、どこまで本当かは不明。
演出は「朱蒙」の制作スタッフというのも最大の楽しみだし、「イ・サン」のイ・ソジン、「朱蒙」のオ・ヨンス、ソン・ジヒョが出演するので、どんな演技を見せてくれるのかも楽しみの一つ。
   
韓国歴史ドラマ、気になる話 その9
韓国歴史ドラマ、気になる話 その8
韓国歴史ドラマ、気になる話 その7
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その9(追加補足編4)

2011年08月18日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマの紹介、制作年度順に何回かに分けて掲載をしてきたが、今回はその9回目になる。
今回は全2話の短編が2作ある。
長いドラマの合間に、たまには短編を見るのも、気分転換になって良いかもしれない。

68.千年の夢 : <高麗王朝末期> <監督:リュ・シヒョン> <主要キャスト:ソン・イルグク、イム・ホ、キム・サラン> 2003年 全2話 <私的評価:★★★> 
青磁作りに命までもかける陶工たちの愛と情熱を描いている。
「チャングムの誓い」のイム・ホ、「王と私」のキム・サラン、そして「朱蒙」のソン・イルグクが熱演を繰り広げる。
なかでもソン・イルグクの若々しさがとても印象に残る。
 

69.400年の夢: <朝鮮王朝中期> <監督:ムン・ヨンジン> <主要キャスト: ハン・ウンジョン、リュ・テジュン、アン・ビョンギョン、ソ・ジヨン> 2011年 全2話 <私的評価:★★★★>
400年前の成就できなかった愛、運命的の糸に導かれて現代になって再会する二人、ストーリーの結末がとても気になるドラマと言える。
この作品を歴史ドラマの範疇に入れるのは少し気が引けるが、主人公二人の400年前の因縁がドラマの伏線になっているので、このドラマを見た人なら納得できると思う。




70.広開土太王: <高句麗王朝中期> <監督:キム・ジョンソン> <主要キャスト:イ・テゴン、キム・スンス、イム・ホ、オ・ジウン> 2011年 全80話 <私的評価:★★★>
とにかく戦争シーンで始まり、それが延々と続くのには、まずは驚かされるというか辟易すると言ったほうが正しいかもしれない。
監督は「太祖王建」や「大祚栄(テジョヨン)」のキム・ジョンソン、そういえばこれらも確かに戦争シーンが多かった。
そうはいっても全80話の予定というから、戦争ばかりでは話が持たないし、どのようにドラマが展開していくのか楽しみにして見ていきたいと思う。


 
韓国歴史ドラマ、気になる話 その8
韓国歴史ドラマ、気になる話 その7
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その8(追加補足編3)

2011年01月01日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマの紹介、制作年度順に何回かに分けて掲載をしてきたが、今回はその8回目になる。
日本の歴史ドラマも面白いものがあれば紹介したいと思っているが、残念ながら難しいようだ。
NHKの大河ドラマも年の初めにはいつも期待して見始めるのだが、すぐに挫折してしまう。
一番の理由は、出演者の演技力にあると思う。
人気アイドルが主役級の役をもらってすぐに出てくるが、その言葉遣いやしぐさの不自然さがドラマのストーリーを楽しむ前にドラマそのものを壊してしまう。
何とかならないものかと思うのは私だけだろうか。

64.チョン・ヤギョン :<朝鮮王朝後期> <監督:キム・ホンソン> <主要キャスト:パク・チェジョン、イ・ヨンウン、ホン・ソクチョン> 2009年 全8話
チョン・ヤギョンとはどんな人物なのか調べてみると、思ったより以上に立派な人物なのに感心する。
「・・・1762~1836年、朝鮮時代後期に実在した実学者(実際の生活に役立つ医学、農学、建築学、商学などを学び教える者)で、生涯において500冊もの著作物を遺している。
英祖、正祖王(イ・サン)に寵愛され多方面に実績を残すなど活躍したが、正祖王没後は左遷されてしまう。
西洋の知識を積極的に取り入れ、愛国思想に立脚した行動により、今でも多くの国民から敬愛を受けている人物の一人・・・」とある。
実は最初の韓国旅行で彼だとは知らず、「茶山草堂」というところを訪ねていたのだが、そこはチョン・ヤギョン、字は丁茶山の流配地の居住先だった。
   
全羅南道の歴史と自然、古寺と古窯を巡る旅

65.鉄の王キム・スロ :<伽耶王国建国> <監督:チェ・ジョンス、チャン・スボン> <主要キャスト:チソン、コ・ジュオン、ペ・ジョンオク、ユ・オソン> 2010年 全32話 <私的評価:★★>
70年代以降、多くの遺物が発見されて注目を集めるようになった「伽耶」建国の主人公、キム・スロ(金首露)の一代記を描いた歴史大作。
海上貿易を掌握し、優れた鉄器文化でアジアだけでなく、西域までもその領域を広げた国といわれる伽耶、そして韓国国民の3分の1は伽耶の子孫だという。
そんな伽耶の歴史を訪ねるのが、このドラマを見る一番の楽しみと言える。
   

66.キム・マンドク~美しき伝説の商人 : <朝鮮王朝後期> <監督:カン・ビョンテク、キム・ソンウン> <主要キャスト:イ・ミョン、パク・ソルミ、ハ・ソクチン> 2010年 全30話 <私的評価:★★★>
18世紀末から19世紀初頭の李氏朝鮮時代に実在した済州島の女性商人、金萬徳(キム・マンドク、1739年ー1812年)の生涯を描いた作品。
キム・マンドクの実像を追ってみると、「・・・正祖14~18年、済州島が厳しい凶作の年、島民が飢えに苦しみ、国からの救護穀物もままならぬ状況の時、私財1千金を出して穀物500石を購入、人々に分け与え飢えから救ったという伝説をもつ女性・・・」とある。
  

67.近肖古王 : <百済王朝中期> <監督:ユン・チャンボム、キム・ヨンジョ> <主要キャスト:カム・ウソン、キム・ジス、イ・ジョンウォン> 2010年 全70話 <私的評価:★★★★★>
百済の全盛期を築いた第13代近肖古王(346~375年)の生涯を描いた歴史ドラマ「近肖古王(クンチョコワン)」。
ドラマは近肖古王が宮殿から中国・遼西地方に追われた王子時代から始まり、曲折を経て王位を継ぎ百済の全盛期を率いていく過程を描いたもの。
時代劇に似合うと思うので、好きなキム・ジスがどんな演技を見せてくれるのかがとても楽しみ。
「近肖古王」に続き向こう2年余りで、高句麗の広開土大王、新羅の太宗武烈王にスポットを当てた歴史ドラマ計画されているという。
   

韓国歴史ドラマ、気になる話 その7
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

講演と座談会「柳宗悦に学ぶ_日韓文化交流の礎」

2010年06月23日 | 歴史・気になる話
今年が「民藝運動の父」とも呼ばれる柳宗悦の没後50周年であることにぜんぜん気がつかないでいたのは、迂闊でしたねと言われてもしょうがない。
それだけに、6月15日に四谷の韓国大使館・韓国文化院で記念公開講座「柳宗悦に学ぶ_日韓文化交流の礎」が催されるのを聞かされた時はとても嬉しかった。
この公開講座、基調講演が韓国大使も努められた小倉和夫、座談会の司会が松井健、そして講師が李進煕、水尾比呂志、姜 尚中(以上敬称略)という”柳宗悦を語る”についてみんな一家言といっても良い専門的な覚えと意見を持つ人ばかり。
入場無料と言うのもうれしいし、会場が満員で入れなくては大変と早めに家を出る。
韓国大使館の建物がモダンなデザインなのに驚きつつ中に入ると、一階では「柳宗悦 朝鮮とその藝術」展が開催されている。
時間が有ったので覗いてみると、柳宗悦が愛した朝鮮時代の陶磁器や工芸品などと、高名な声楽家であった兼子夫人との生涯の軌跡のパネルや宗悦自身のアルバム写真が展示されていて、講座の前の前知識としては大いに役に立つものだった。
柳宗悦の人となりを簡単にまとめておくと、「・・・明治22年(1889)~昭和36年(1961)。民藝運動の提唱者、そして宗教哲学者。濱田庄司や河井寛次郎との交流をはかりながら民藝の普及につとめ、 日本民藝館を創設。柳宗悦全集全22巻など・・・」とある。
講座の会場では、紀伊国屋書店製作の「柳宗悦 美信一如」が上映されたが、柳宗悦の生涯・思想・暮らしの中に美を求めた想いなどがきちんと描かれたとても良いものだった。
    

講座での各氏の発言は、自分の人となりと柳宗悦との出会い、そして学んだことや想いなどを熱心に話してくれるとても有意義なものであった。
李進煕氏は生前の柳宗悦と会っていないとのことだが、学生の頃に神田の本屋で「朝鮮とその藝術」の序文を立ち読みし、目からうろこの落ちる思いをしたとまず話された。
アルバイト代月4千円の時代、大枚五百円をはたいてその本を買い求めたとのこと。
学んだことは、美術を通して民族の心を知ろうとした柳のものの考え方、それは歴史学においても考古学においても通じるものであり、それがなければ本当の美術や学問にならないんだと言うことを痛感したと話していたと思う。
水尾比呂志氏が話されたことで、「・・・柳宗悦が愛した木喰仏の美というもの、口許に微笑を浮かべた不思議な美しさは藝術と宗教とが深く編みなされている世界の具現であり、李朝陶磁と同じ啓示を現してくれるものだった・・・」と言う言葉が印象的だった。
木喰上人もその作品の木喰仏のことも全く知らなかったし、先の短い年金生活者には勉強することが多すぎると冗談のひとつも口に出したい様な気持ちになってしまった。
朝鮮茶碗の一種で室町時代以来、茶人に最も珍重されたという井戸茶碗の話がちょっと出たが、時間の関係であまり詳しい話に触れられなかったのは残念。
姜 尚中氏が話した中で面白かったのは、子守唄は普通二拍子なのだが、全国で三拍子のものが27あり、そのうち25が熊本人吉球磨地方のものなのだと言われたこと。
私が思うに、この地方に移住した朝鮮の人々が、故郷の三拍子アリランの調べに寄せて子守唄を歌い聴かせているうちに、その土地に根付いたのではないだろうか。
日韓500万人/年の交流があると言う今、今回の講座で学んだ柳宗悦の想いが少しでも聞くものの身についたとても有意義なひと時ではなかったのかと思う。
柳宗悦が中心となって設立した日本民藝館、前に一度訪れているのだが、まだ彼のことを良く知らない時だったので、近々にまたぜひ訪れようと思っている。
松井健氏の愛読書と言う「民藝40年」岩波文庫を、せっかちなことに早速買い求めてしまった。
写真に載せた茶碗は初めての韓国の旅で買い求めたものだが、どこの寺でだったかどうしても思い出せないでいる。
1500円ほどの安価な器だったが、わび・さびの雰囲気が感じられて今では私の最愛の茶碗となっている。
これでお茶を飲むと不思議と奥行きのある味がするし、暮らしの中の美を追い求めた柳宗悦の気持ちがとてもよく分かる。
  
駒場野公園と美術館めぐり
日本人の忘れ物~五木寛之

韓国歴史ドラマ、気になる話 その7(追加補足編2)

2010年05月17日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマの紹介、制作年度順に何回かに分けて掲載をしてきたが、今回はその7回目。
新たな歴史ドラマが毎年次々と製作されるので追っかけるのも結構大変だが、今後も新しいドラマに気が付き次第、順次載せていく予定でいる。

59.妖婦 張禧嬪:朝鮮王朝中期 <監督:イ・ジョンス> <主要キャスト:チョン・ソンギョン、イム・ホ、キム・ウォニ、キム・ヨンエ> 1995年 全63話 <私的評価:★★>
彼女を主人公にしたドラマ、映画が何度も作られてきたが、この「妖婦 張禧嬪」はその中でも最高の評価を獲得したらしい。
1992年~2007年の韓流時代劇歴代視聴率ランキングで第8位の42.9%を獲得したというから、期待大のドラマといって良い。
 
 

60.名家:朝鮮王朝後期 <監督:イ・ウンボク、チョン・ウソン> <主要キャスト:チャ・インピョ、ハン・ゴウン、キム・ソンミン> 2010年 全16話 <私的評価:★★>
「財産を一万石以上貯めるな」、「周囲に飢え死にするものを出すな」など、独自の経営哲学と倫理観で12代にわたり富を維持した慶州の名門チェ家、その富の礎を築いたグクソンの一代記を描いたドラマ。
好きな俳優、チャ・インピョの時代劇での演技がどうなのかも気になる。
  

61.チュノ(推奴):朝鮮王朝中期 <監督:クァク・チョンファン> <主要キャスト:オ・ジホ、チャン・ヒョク、イ・ダヘ> 2010年 全24話 <私的評価:★★★>
第16代仁祖王の時代、丙子胡乱で清国に服属を余儀なくされた朝鮮の民の多くがに転落する。
差別と虐待に耐えられなくなって逃亡する者が続出したが、その達を追跡する狩人のことを「チュノ」と呼んだ。
チュノとしてを追う男と、国のためにとなって逃げる男の鮮烈な戦いを描いている。
迫力あるアクションが最大の魅力となっているフュージョン史劇。
 
 

62.武人時代:<高麗王朝中期> <監督:チョン・ヨンチォル、シン・チァンソク、ユン・チャンボム> <主要キャスト:ソ・インソク、イ・ドクファ、キム・フンギ> 2003年 全158話 <私的評価:★★★★>
高麗王朝史上もっとも激動的な変革期であった武臣政権期のドラマチックな変遷を描いたドラマ。
武人政変から崔氏政権に至るまで、覇権争いをした武人たちの野望と闘争を丁寧に描いているが、主要キャストの3人の演技達者なキャラクターを観るだけでも楽しい。
  

63.同伊(トンイ):<朝鮮王朝後期> <監督:イ・ビョンフン、キム・サンヒョプ> <主要キャスト:ハン・ヒョジュ、チ・ジニ、イ・ソヨン、ペ・スビン> 2010年 全50話 <私的評価:★★★>
卑賤の身分から第19代粛宗王の側室となり、のちに第21代英祖王の生母となった淑嬪崔氏の波乱の人生と、息子の英祖王のドラマチックな成長の姿を描いている。
「商道」、「チャングムの誓い」、「ホ・ジュン」、「薯童謠」、そして「イ・サン」とヒット作を連発するイ・ビョンフン監督の新作と言うことで、とても楽しみな作品。
こんどは、章楽院を舞台に雅楽、郷楽、唐楽に区分される朝鮮の華麗で優雅な音楽世界を紹介しているとのこと。
 
 
韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その6(追加補足編1)

2009年12月12日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマの紹介、制作年度順に5回に分けて掲載をしてきた。
最終回分も掲載し一息ついたと思っていたらとんでもない、その後このブログに未掲載のドラマを続々と発見、追加分としてそれらを急遽載せることにする。
今回の中では「韓 明澮(ハン・ミョンフェ)」、「王妃チャン・ノクス」、そして「ホ・ギュン」などが面白そうだが、これはあくまでも第六感、早くどこかの局で放送してほしい。

43.東医宝鑑-ホジュン真実の生涯-:朝鮮王朝中期 <監督:イ・ジェカプ> <主要キャスト:イ・ドクファ、ソ・インソク、イ・ウンギョン> 1991年 全14話 <私的評価:未見>
ホジュンの一代記を描いた「小説 東医宝鑑」を忠実にドラマ化している。
人気ドラマ「許浚(ホジュン)」と比較しながら見ると面白いかもしれない。


44.イルジメ:朝鮮王朝中期 <監督:キム・ナン> <主要キャスト:チャン・ドンゴン、ヨム・ジョンア、キム・ドンヒョン> 1993年 全8話 <私的評価:未見>
若き日のチャン・ドンゴンがイルジメを好演しているのが、ファンにはたまらないらしい。
  
 
45.韓 明澮(ハン・ミョンフェ):朝鮮王朝初期 <監督:キム・ジェヒョン> <主要キャスト:イ・ドクファ、ソ・インソク、イ・ウンギョン> 1994年 全104話 <私的評価:未見>
第6代端宗から第7代世祖の時代、政治の実権を握り王朝を動かした天才的な策士ハン・ミョンフェの生涯を描いている。
 

46.王妃チャン・ノクス:朝鮮王朝初期 <監督:イ・ヨングク> <主要キャスト:パク・チョン、ユ・ドングン、パン・ヒョジン、チョン・ホグン、パク・ヨンギ> 1995年 全52話 <私的評価:★★★★>
朝鮮三大悪女と称されているのは、張緑水(チャン・ノクス)、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)、張禧嬪(チャン・ヒビン)の三人。
朝鮮王朝第10代、暴君と呼ばれた燕山君の愛妾チャン・ノクスの悪女ぶりが見もの。
  

47.萬江(マンガン):朝鮮王朝?期 <監督:キム・ジェスン> <主要キャスト:イム・ホ、オ・ヨンス、イ・ヨンハ、ハン・ヘスク、シン・ドンフン> 1996年 全63話 <私的評価:★★>
両班から下女の息子にすり替えられてしまう主人公のマンガン、その愛と野望の生涯をドラマ化している。
 

48.王朝の暁~趙光祖伝~:朝鮮王朝初期 <監督:キム・ジェヒョン> ユ・ドングン、キム・ヘリ、ホン・リナ、キム・ジャオク> 1996年 全52話 <私的評価:未見>
第11代中宗の時代に改革をめざし、王朝を動かした天才的策士チョ・グァンジョの物語。


49.大王の道:朝鮮王朝後期 <監督:ソ・ウォニョン> <主要キャスト:イム・ホ、ホン・リナ、ユンソナ、パク・グニョン、イ・イネ、キム・ヨンエ、キム・ジョンヒョン> 1998年 全34話 <私的評価:★>
イ・サンの父と祖父との葛藤と悲劇を描く。
前の時代のドラマ「張禧嬪」を見ていると、「大王の道」に続くこの時代の流れがよくわかる。
 

50.洪吉童-ホン・ギルドン-:朝鮮王朝初期 <監督:チョン・セホ> <主要キャスト:キム・ソックン、キム・ウォニ、パク・サンア、イ・ジョンウォン、イ・ドックァ> 1998年 全16話 <私的評価:未見>
朝鮮半島では、洪吉童(ホン・ギルドン)、張吉山(チャン・ギルサン)、林巨正(イム・コクチョン)の三人が三大義賊と呼ばれている。
義賊とは、犯罪者ながら民衆のために正義を貫いた人の事で、石川五右衛門、鼠小僧、アルセーヌ・ルパン、ロビン・フッドなどなど世界中に多くの例がある。
 

51.御史出頭!~暗行御史パク・ムンスの事件簿~:朝鮮王朝後期 <監督:イ・ジェウ、ヤン・キウン> <主要キャスト:アン・ジェモ、ウ・ヒジン、アン・ジョンフン、チョン・フンチェ、カン・ソンヨン> 1999年 全21話 <私的評価:未見>
正義の味方、暗行御史が悪人を成敗する話で、日本で言うと、隠密同心か。
韓国の有名な物語「春香伝」の故郷にある広寒楼に行くと、暗行御史の事が良くわかる。
 

52.牧民心書~チョン・ヤギョンの生涯~:朝鮮王朝後期 <監督:キム・ハクスン、シン・ジェグク> <主要キャスト:イ・ジヌ、キム・ギチョル、キム・ソンリョン、ピョン・ヒボン、チョン・ムソン> 2000年 全82話 <私的評価:未見>
第22代正祖の信頼と寵愛を受けた実学者で、名君と謳われた正祖の政治改革、文化発展に大きく関わった人チョン・ヤギョンの活躍を描く。
チョン・ヤギョンは世界遺産となっている水原華城の設計者としても名高い。


53.ホ・ギュン:朝鮮王朝中期 <監督:イ・サンウ> <主要キャスト:チェ・ジェソン、チョン・ドンファン、キム・ミョンス、ハ・ダソム> 2000~1年 全58話 <私的評価:★★★★>
暴君とされた第15代光海君時代の一流知識人で、韓国最初の小説「洪吉童」の作者ホ・ギュンの波乱の人生を描く。
 

54.新・別巡検:朝鮮王朝後期 <監督:イ・スンヨン、キム・ビョンス> <主要キャスト:リュ・スンリョン、パク・ヒョンジュ、オンジュワン> 2007年 全20話 <私的評価:未見>
朝鮮王朝末期、警務庁が新設され警察任務を行う巡検が生まれたが、なかでも特殊な任務を担当する者たちは”別巡検”と呼ばれたという。
難解な捜査に挑む熱血巡検の活躍が見もの。
 

55.正祖暗殺ミステリー8日:朝鮮王朝後期 <監督:パク・チョンウォン> <主要キャスト:キム・サンジュン、パク・チョンチョル、イ・ソノ、チョン・エリ、キム・スンギョム> 2007年 全10話 <私的評価:未見>
第22代正祖の父の暗殺と自身の暗殺計画を追うサスペンス・ドラマ。


56・風の絵師:朝鮮王朝後期 <監督:チャン・テユ> <主要キャスト:パク・シニャン、ムン・グニョン、アン・ソクファン、イ・ジュン> 2008年  全20話 <私的評価:★>
美しい絵画と共に師弟の愛を描いたミステリー仕立てのドラマ。
朝鮮時代最高の画家と謳われたキム・ホンドとシン・ユンボク、そのユンボクが実は女性であったという想定のもとに描かれ、ベスト・セラーとなったイ・ジョンミンの小説をドラマ化している。
    
 
57.善徳女王:新羅王朝後期 <監督:パク・ホンギュン、キム・グノン> <主要キャスト:イ・ヨウォン、コ・ヒョンジョン、パク・イェジン、オム・テウン> 2009年放送中 全62話 <私的評価:★★★>
韓国史上初めての女王についた実在の人物、善徳女王の波乱に満ちた生涯を描く。
民を安定させ、多くの文化遺産を建てたこと、また外国との交易を成功させるなど王としての功績が高く評価された。
このドラマ、当代最高の俳優たちがキャスティングされて話題になったという。
    

58.幻の王女自鳴鼓(チャミョンゴ):高句麗王朝初期 <監督:不明> <主要キャスト:チョン・リョウォン、チョン・ギョンホ、パク・ミニョン> 2009年放送中 全39話 <私的評価:★★★★★>
楽浪国の王女たちと敵国の王子ホドンの悲恋の物語。
ホドン王子は朱蒙(チュモン)の孫・大武神王(ムヒョル)の長男にあたる。
  

韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その5

2009年06月18日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマの紹介、制作年度順に4回に分けての掲載だが、今回はその最終回となる。
今回の中では「王と私」が一番面白いと思うが、「チャングムの誓い」や「商道」などと同じ監督による「イ・サン(正祖大王)」もあなどれないし、現在KBSで放送中の「千秋太后」も相当なものらしい。

31.大王四神記:高句麗王朝中期 <監督:キム・ジョンハク> <主要キャスト:ペ・ヨンジュン、ユン・テヨン、パク・サンウォン、ムン・ソリ、イ・ジア>2007年全24話 <私的評価:★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

32.新・別巡検:朝鮮王朝後期 <監督:イ・スンヨン、キム・ビョンス> <主要キャスト:リュ・スンリョン、パク・ヒョンジュ、オンジュワン> 2007年全20話 <私的評価:未見>
朝鮮王朝時代に実在した特別捜査班たちの活躍を描いたドラマ。
歴史的人物とか王朝の交代劇を主題としたものとは違い、当時の一般人の生活を中心に描いたところや、一話完結の推理劇スタイルをとっていることに注目したい。
 

33.漢城別曲:朝鮮王朝後期 <監督:クァク・ジョンハン> <主要キャスト:チン・イハン、イ・チョンヒ、キム・ハウン> 2007年全8話 <私的評価:★>
18世紀後半、イ・サン(正祖大王)の暗殺疑惑を描いたサスペンス時代劇。
宮中の陰謀に、身分違いの3人の若者の愛と悲しみをからめたストーリー展開は良いのだが、ドラマ作りがあまりに若者向けなのと作り方に不自然が目立つのが気になる。
 

34.王と私:朝鮮王朝初期 <監督:キム・ジェヒョン> <主要キャスト:オ・マンソク、コ・ジュウォン、チョン・グァンリョル、ク・ヘソン、ヤン・ミギョン> 2007~8年全63話 <私的評価:★★★★★>
内侍(ネシ)の視点で、朝鮮王朝史を描いた異色作。
映画でも活躍しているオ・マンソク演ずるチョソンの迫真的演技と、ソファに対する犠牲愛と忠誠がすごい。
宦官になってでもというその行動は、日本人の私には理解を超えるものがある。
ク・ヘソン演ずるソファ姫の演技も素晴らしい。
「ソドンヨ」で脇役を務めていた時に比べ、何倍にも密度が高くなった演技力には感心させられる。
  
 

35.大王世宗:朝鮮王朝初期 <監督:キム・ソングン> <主要キャスト:キム・サンギョン、キム・ヨンチョル、チェ・ミョンギル、イ・ユンジ、イ・ジョンヒョン> 2008年全86話 <私的評価:★★>
長々とした会話のやり取りや、登場人物の顔ばかりアップするドラマ撮りが気になって、最後まで見ずじまいに終わる。
好みの問題なので、これ以上の評価は差し控えておく。
 

36.シークレット・ルーム~栄華館の艶女たち:朝鮮王朝後期 <監督:キム・ホンソン> <主要キャスト:イ・イルファ、ホン・ソヒ、ソ・ヨン、チェ・フィリップ> 2008年全10話 <私的評価:★★★>
朝鮮王朝時代を生き抜く名妓(キーセン)たちの本音を赤裸々に描いたドラマで、チョゴリを脱ぎ白い肌もあらわにする女優達の美しさが話題となった。
  

37.快刀洪吉童(ホン・ギルドン):朝鮮王朝初期 <監督:イ・ジョンソプ><主要キャスト:カン・ジファン、チャン・グンソク、チョン・ギス、ソン・ユリ> 2008年全24話 <私的評価:未見>
ドラマの解説書を読むと、「朝鮮王朝初期の英雄、洪吉童を現代風にアレンジし徹底的にコミカルに描く超現代風フュージョン時代劇」とある。
これだけを読むと、私などちょっと付いて行けるかなという感じを受ける。
 

38.風の国:高句麗王朝初期 <監督:カン・イルス> <主要キャスト:ソン・イルグク、チェ・ジョンウォン、パク・コニョン、キム・ジェウク> 2008年全36話 <私的評価:★★★>
朱蒙の孫で「戦いの神」と呼ばれた高句麗3代王「大武神王」、ムヒョルの数奇な運命を描いたドラマ。
人気漫画が原作のせいか、ストーリー展開に不自然さが時々感じられるのが少し気にはなる。
とはいえ、ソン・イルグクのファンなら必見のドラマではある。
   

39.イ・サン(正祖大王):朝鮮王朝後期 <監督:イ・ビョンフン> <主要キャスト:イ・ソジン、ハン・ジミン、イ・スンジェ、チョ・ヨヌ、イ・ジョンス、ソン・ヒョナ> 2008年全77話 <私的評価:★★★★>
27代まで続いた朝鮮王朝の王の中でも、名君として名高い22代王「正祖」の波乱に満ちた生涯を描いたドラマ。
幼いサン(イ・ソジン)、テス(イ・ジョンス)とソンヨン(ハン・ジミン)の3人は運命的な出会いをし、固い友達の約束を交わす。
ドラマの中で一つの重要なテーマとなっている「約束」、時々歌としても流れるその印象的なメロディーは一度聴いたら忘れられない。
このドラマ、「王と私」と同時期に放送され、視聴率争いで抜きつ抜かれつの熾烈な競争をしたという。
    

40.一枝梅(イルジメ):朝鮮王朝中期 <監督:イ・ヨンソク> <主要キャスト:イ・ジュンギ、パク・シフ、ハン・ヒョンジュ、キム・ソンニョン、イ・イルファ> 2008年全20話 <私的評価:未見> 
17世紀の混乱した朝鮮社会、韓国では誰もが知るヒーロー“一枝梅(イルジメ)”の生き様を骨太に描いたドラマ。
家族を失った悲しみを隠し義賊となっていく一枝梅(イルジメ)を取り巻く恋愛模様、そして父子と夫婦の情愛がドラマの中心となって展開していく。
  

41.最強チル:朝鮮王朝中期 <監督:パク・マニョン> <主要キャスト:エリック、ク・ヘソン、ユ・アイン、チョン・ノミン> 2008年全20話 <私的評価:★>
説明文を読むと、「昼は義禁府の下級官僚だが、夜は最強の刺客に変身し、次々と悪を断つヒーロー、チルの活躍を描いたファンタジーアクション。」とある。
日本のドラマで言うと、「必殺仕事人」と思えば良い。
若者向きのドラマ仕立てになっており、年輩の私にはちょっと付いていけないかも。
 

42.千秋太后(チョンチュテフ):高麗王朝初期 <監督:シン・チャンソク、ファン・イニョク> <主要キャスト:チェ・シラ、シム・ヘジン、ムン・ジョンヒ、キム・ソックン、キム・ミョンス、イ・ドックア> 2009年(放送中)全80話 <私的評価:未見>
高麗7代献哀王太后(千秋太后)の激動の生涯を描いたドラマ。
「海神」以来の時代劇に出演するチェ・シラの演技が見もの。
撮影前の乗馬練習で落馬して怪我をし、その為放送のスタートが遅れたらしいが、ドラマに対する熱の入れようを考えると逆に期待すること大と言わざるを得ない。
    

韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その4

2009年05月19日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマの紹介、制作年度順に4回に分けての掲載だが、今回はその第3回目。
今回の中では、やはり「朱蒙(チュモン)」と「海神(ヘシン)」が面白さの点で双璧をなすと思うが、画面の美しさが素晴らしい「薯童謡(ソドンヨ)」や「黄真伊(ファン・ジニ)」も見る人によっては前2作より傑作と言うかもしれないし、★印の評価判断はなかなか難しい。

21. 飛天舞:高麗王朝 <監督:ユン・サンホ> <主要キャスト:チェ・ジンモ、キム・ガンウ、イ・ジョンヒョク、パク・チュン、ウリ> 2004年全24話 <私的評価:未見>
高麗の武士と敵対するモンゴル将軍の娘との国境を越えた愛、その背景に繰り広げられる壮大な戦闘シーンが見ものらしい。
制作費7億6000万円を投じ、中国オールロケを敢行している。
 

22.海神(ヘシン):統一新羅王朝 <監督:カン・イルス> <主要キャスト:チエ・スジョン、ソン・イルグク、スエ、チェ・シラ、チェ・ジョンアン> 2004~5年全51話 <私的評価:★★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

23.不滅の李舜臣:朝鮮王朝中期 <監督:イ・ソンジュ&ハン・ジュンソ> <主要キャスト:キム・ミョンミン、チェ・ジェソン、イ・ジェリョン、チョ・ミンギ> 2004~5年全106話 <私的評価:未見>
16世紀、朝鮮出兵を行った豊臣秀吉による日本軍に対して、朝鮮水軍を率いて徹底抗戦した武将、李舜臣将軍の活躍をドラマ化したもの。
韓国では国民的英雄として人気を誇っている李舜臣将軍、その銅像はソウルや釜山の中心地にて周りに睨みを利かしている。
 

24.薯童謡(ソドンヨ):百済王朝後期 <監督:イ・ビョンフン> <主要キャスト:チョ・ヒョンジェ、リュ・ジン、イ・チャンフン、イ・ボヨン> 2005年全55話 <私的評価:★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

25.シンドン:高麗王朝後期 <監督:キム・ジンミン> <主要キャスト:ソン・チャンミン、チョン・ボソク、ソ・ジヘ> 2005年全61話 <私的評価:未見>
高麗後期、寺院のの家に生まれながらも、王の摂生まで努めた波乱万丈の人シンドンの生涯を描いたドラマ。
約17億円をかけて制作された超大型歴史ドラマだという。
 

26.輪廻-NEXT:高麗-朝鮮-日帝 <監督:ユ・ジョンジュン、キム・ドフン他> <主要キャスト:リュ・スヨン、イ・ジョンス、パク・イェジン> 2005年全14話 <私的評価:未見>
キャッチフレーズは、いくつもの時代を超越して続く因縁の愛。
結ばれることのない哀しき恋人達の愛を、変遷する激動の時代を背景に描いている。
3人の監督と5人の脚本家により、各時代が描かれるオムニバス形式のドラマとなっている。
 

27.朱蒙(チュモン):高句麗王朝建国 <監督:イ・ジュアン&キム・グンホン> <主要キャスト:ソン・イルグク、キム・スンス、ハン・ヘジン> 2006年全81話 <私的評価:★★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

28.淵蓋蘇文(ヨンゲソムン):高句麗王朝後期 <監督:イ・ジョンハン> <主要キャスト:イ・テゴン、ユ・ドングン、ソン・テヨン> 2006年全100話 <私的評価:★★★★★>
宰相、将軍でもあった淵蓋蘇文の半生と、高句麗後期の歴史に名を残す英雄達の生き様を描いた歴史スペクタクル。
「朱蒙」や「大王四神記」に比べ、ユ・ドングン、キム・ガプスらのベテラン陣を前面に押し出した堅固な構成となっている。
 

29.黄真伊(ファン・ジニ):朝鮮王朝初期 <監督:キム・チョルギュ> <主要キャスト:ハ・ジウォン、ワン・ビンナ、チャン・グンソク、キム・ジェウォン> 2006年全24話 <私的評価:★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

30.大祚栄(テジョヨン):渤海国建国 <監督:キム・ジョンソン&ユン・ソンシク> <主要キャスト:チェ・スジョン、ホン・スヒョン、パク・イェジン>2006年全134話 <私的評価:★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その3

2009年03月19日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマの紹介、制作年度順に4回に分けての掲載だが、今回はその第2回目。
今回の中では、NHKでも放送された「チャングムの誓い」がやはり一番面白い。

11.大望:朝鮮王朝後期 <監督:キム・ジョンハク> <主要キャスト:チャン・ヒョク、ハン・ジェソク、チョ・ヒョンジェ、ソン・イェジン> 2002年全26話 <私的評価:★★>
兄弟間の政争を縦軸としながら、ワイヤーアクションやラヴロマンスをふんだんに繰り広げる。
歴史ドラマというより、時代物のアクションドラマに近いかも知れない。
 

12.太陽人(イ・ジェマ):朝鮮王朝後期 <監督:コ・ヨンタク> <主要キャスト:チェ・スジョン、イム・ホ、ユ・ホジョン、キム・ユミ> 2002年全30話 <私的評価:★★>
韓国医学の父とも呼ばれるイ・ジェマの波乱万丈の生涯を描いている。
医師ホ・ジュンが執筆した「東医宝鑑」をもとに四像医学(人は体質によって四つに分けられ、病気になった時には、その人の体質まで念頭において治療しなければならないという概念)を確立させた偉人だという。
チェ・スジョンが好きな人は、それだけでも見るべき。
 

13.張禧嬪(チャン・ヒビン):朝鮮王朝後期 <監督:イ・ヨングク&ハン・チョルギョン> <主要キャスト:キム・ヘス、パク・ソニョン、パク・イェジン> 2002年全100話 <私的評価 :★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

14.帝国の朝:高麗王朝初期 <監督:チョン・ソンホン&イ・ウォンイック><主要キャスト:キム・サンジュン、チェ・ジェソン、チョン・ヘジン、ホン・リナ> 2002年全94話 <私的評価 :★★★>
太祖・王建に続き高麗帝国の礎石を築いた君主であり、高麗の第4代王であった光宗の英雄的一代記を描いている。
平壌や白頭山など、高麗の主要舞台である北朝鮮で撮影し、南北ドラマ交流の幕明けとなるなど、多くの話題をさらったドラマらしい。
 

15.チェオクの剣:朝鮮王朝中期 <監督:イ・ジェギュ> <主要キャスト:ハ・ジュォン、イ・ソジン、キム・ミンジュン> 2003年全14話 <私的評価:★>
己の正義を貫いた男女の悲しき運命というのが、タイトル・ストーリーとなっている。
時代劇の概念を変えた「フュージョン時代劇」というのが売りらしいが、昭和30年代の古き良き時代を懐かしむ私にとっては、いまいちイメージが合わない。
 

16.千年の愛:新羅王朝後期 <監督:イ・グァニ> <主要キャスト:ソ・ジソプ、キム・ナムジン、ソン・ユリ> 2003年全20話 <私的評価:★>
時空を超えたファンタジー・ラブストーリー「千年の愛」、1400年後にタイムスリップしてしまった百済の王女と現代の若者との宿命の恋を描いている。
最近人気急上昇のソ・ジソプファンには見逃せないドラマ。
 

17.王の女:朝鮮王朝中期 <監督:キム・ジェヒョン&チョン・ヒョ> <主要キャスト:パク・ソニョン、チソン、キム・イソク、イム・ドンジン> 2003~4年全42話 <私的評価:★★>
王朝を守る男達と、影で歴史を動かす女たち、韓国歴史ドラマ得意の宮中劇。
チソンの時代劇初挑戦や、パク・ソニョンの入浴シーンが話題の中心になったらしい。
 

18.チャングムの誓い:朝鮮王朝中期 <監督:イ・ビョンフン> <主要キャスト:イ・ヨンエ、ホン・リナ、キョン・ミリ、チ・ジニ、イム・ホ> 2003~4年全54話 <私的評価:★★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

19.土地:日帝時代 <監督:イ・ジョンハン> <主要キャスト:キム・ヒョンジュ、ユ・ジュンサン、キム・ユソク、キム・ヨジン> 2004年全52話 <私的評価:未見>
韓国で知らない人はいないといわれる歴史小説「土地」、その原作をベースに忠実に制作したドラマだという。
激動の時代を生きる一人の女性の物語、ぜひ見たいと思っている時代ドラマの一つ。
 

20.張吉山(チャン・ギルサン):朝鮮王朝中期 <監督:チャン・ヒョンイル&パク・キョンニョル> <主要キャスト:ユ・オソン、ハン・ゴウン、キム・ヨンホ、チェ・ジェソン> 2004年全50話 <私的評価:未見>
裕福な者から盗んだ金品を民衆に分け与える”義賊”張吉山を中心に、歴史の中に埋もれがちな民衆の生活を前面に出した作品。
日本で言うと、石川五右衛門とか鼠小僧次郎吉の話?
 

韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その2
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

韓国歴史ドラマ、気になる話 その2

2009年01月24日 | 歴史・気になる話
韓国歴史ドラマは面白い。
時代考証がしっかりしているし、使われる衣装や道具などもきちっと揃っているのが良い。
ドラマの中の背景となる自然が美しいのと、出てくる俳優もみんな揃って演技が上手なのにも感心する。
韓国では、大学の演劇部を出ていないと俳優になるのは難しいらしい。
物好きにもこれまでに作られた歴史ドラマで、DVDや放送等で見ることが出来るものを調べてみると40作品ほどある。
ドラマの制作年度順に何回かに分けて、このブログで紹介してみたい。

1.「キム尚宮」:朝鮮王朝中期の頃、中国は明の時代 <監督:キム・ジェヒョン> <主要キャスト:イ・ヨンエ、イ・ボヒ、キム・ギチョル> 1995年52話 <私的評価:★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

2.「龍の涙」:朝鮮王朝建国の頃 <監督:キム・ジェヒョン> <主要キャスト:キム・ムセン、ユ・ドングン、キム・フンギ、チェ・ミョンギル> 1996~8年全159話 <私的評価:★★★★>
イ・ソンゲによる朝鮮王朝建国から、ハングル発明で知られる第4代王世宗(セジョン)までの話が壮大なスケールで描かれている。


3.「王と妃」:朝鮮王朝初期の頃 <監督:キム・ジェヒョン> <主要キャスト:チェ・シラ、アン・ジェモ、イム・ドンジン> 1999年全186話 <私的評価:未見>
王位継承問題に揺れる朝鮮王朝時代初期、国を動かした女傑・仁(インス)大妃の波乱万丈の生涯を描いている。
ヒロインを演ずるチェ・シラの演技が見ものらしい。
 

4.「許浚(ホ・ジュン)」:朝鮮王朝中期の頃 <監督:イ・ビョンフン> <主要キャスト:チョン・グァンリョル、キム・ビョンセ、ホン・チュンミン、ファン・スジョン> 1999年全64話 <私的評価:★★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

5.「太祖王建」:高麗建国の頃 <監督:キム・ジョンソン> <主要キャスト:チェ・スジョン、キム・ヨンチョル、キム・ヘリ> 2000年全200話 <私的評価:★★★>
高麗を建国した太祖王建(ワンゴン)を演ずるのは、好きな俳優であるチェ・スジョン、これだけでも見るに値する。
当初150話の予定だったが、回が進むにつれチェ・スジョン演じる王建の魅力に引き込まれ、ファンの要望もあって結局全200話まで延長されたという。
 

6.「洪國榮(ホン・グギョン)」:朝鮮王朝後期の頃 <監督:イ・ジェガプ> <主要キャスト:キム・サンギョン、チョン・ウンイン、イ・テラン、チョン・ソヨン> 2001年全40話 <私的評価:★★★>
王位継承問題で荒れる朝廷内で、継承候補者のイサン(後の正祖大王)に仕え、あらゆる策略からイサンを守り抜いていくホン・グギョンのドラマティックな人生を描いている。
   

7.「商道(サンド)」:朝鮮王朝後期の頃、中国は清の時代 <監督:イ・ビョンフン> <主要キャスト:イ・ジェリョン、チョン・ボソク、キム・ヒョンジュ、キム・ユミ> 2001~2年全50話 <私的評価: ★★★★★>
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1

8.「明成皇后」:朝鮮王朝最後の頃 <監督:ユン・チャンボム&シン・チャンシク> <主要キャスト:イ・ミヨン、ムン・グニョン、チェ・ミョンギル> 2001~2年全124話 <私的評価:未見>
朝鮮王朝第26代国王高宗の妃、明成皇后の波乱の人生を描いている。
1895年の日本軍による閔妃暗殺事件、これがどのように描かれているのだろうか。
 

9.「女人天下」:朝鮮王朝前期の頃 <監督:キム・ジェヒョン> <主要キャスト:カン・スヨン、チョン・イナ、イ・ドックァ、パク・チュミ、パク・サンミン> 2001~2年全150話 <私的評価:★★★★>
野望が渦巻く宮中、朝鮮三大悪女のひとりとされる主人公チョン・ナンジュンの権謀術策は、とどまるところを知らない。
ストーリーの先の展開が常に気になる作品ではある。
 

10.「暗行御史(アメンオサ)」:朝鮮王朝後期の頃 <監督:チョン・イン> <主要キャスト:ユ・ジュンサン、チョ・ミンギ、ハン・ヘジン> 2002年全15話 <私的評価:未見>
「暗行御史」とは、身分を隠しながら地方の民生を監視し、不正を働く役人を罰して苦しむ人々を救う特殊官史で、約300年前の朝鮮王朝に実在したという。
日本でいうと、水戸黄門というところか。
 


韓国歴史ドラマ、気になる話 その6
韓国歴史ドラマ、気になる話 その5
韓国歴史ドラマ、気になる話 その4
韓国歴史ドラマ、気になる話 その3
韓国歴史ドラマ、気になる話 その1