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12月18日(火)、楽しみにしていた中島みゆきのコンサートツアー、何とか切符が取れ、期待に胸を膨らませつつ東京国際フォーラムへ。
多くの観衆にまぎれながら会場へ入った途端、収容人員が5000人程という巨大さにびっくり、施設はきれいで音も良さそうだがロビーはかなりだだっ広い。
観客を眺めてみると、結構平均年齢が高そう(私もその中の一人だが)。
肝心のセットリストをあげると、
・御機嫌如何
・一人で生まれて来たのだから
・あなたでなければ
・一期一会
・with
・ホームにて
・命の別名
・ララバイSINGER~アザミ嬢のララバイ
・宙船
・昔から雨が降ってくる
・唇をかみしめて
・ファイト!
・誕生
・I Love You、答えてくれ
・ボディ・トーク
・重き荷を負いて
<↓アンコール>
・本日、未熟者
・地上の星
・背広の下のロックンロール
「御機嫌如何」に始まり、素晴らしい曲の数々が続く、そしてどれも中身の濃い良い曲ばかり。
震えるような高音から、迫力ある低音まで、その詩を生かした彼女の歌はライヴでこそ一層映える。
「命の別名」での声を振り絞って歌う命という言葉、聴き手の胸に何と深く沁み入ることか。
「宙船」は、最初の宮下文一さんのドスのきいた声と、2コーラス目からの彼女の力強くて迫力ある歌いが印象的。
「ファイト!」、ライヴでこそ生きる彼女の迫真の語り、これがこんなに素晴らしい曲だったとは!
「重き荷を負いて」の胸を刺すような詩の重みが聴き手の心を振るわせる、彼女が退いた後もずっとアンコールの拍手が鳴り止まない。
最後の「背広の下のロックンロール」では、みんなスタンディングで手拍子をしてのすごい盛り上がり。
彼女とファンの心が一緒になった素晴らしいフィナーレに、とにかく感動!
ロビーで、最新アルバム「I Love You, 答えてくれ」を購入、これは中身の濃い詩と歌が一杯詰った近来の傑作だと思う。
今の感動を少しでも外に逃さないようにと、何故かうつむき加減の姿勢で、きらめくイルミネーションの中を東京駅へ。
今思うこと、癒しそして励ましの詩と歌、巫女を思わせるような彼女の装い、崇めるような観衆のしぐさ、古代における卑弥呼の存在はこうだったのかという想いがふと胸をよぎる。
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