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クレーメルが当代きってのヴァイオリニストであり、良い意味での斬新的な演奏を常に提示してくれることは知っていたが、これだけ素晴らしいバッハを録音してくれるとは!
25年ぶりとなる3度目の録音、演奏については専門家の文章をそのまま借りると、「計算されたヴィブラートやイネガル的なリズム、変化に富んだディナーミクや多様な色彩、ポリフォニックな横の流れ、ダンスの愉悦等ピリオド奏法の発想を柔軟に取り入れた上で、まったくクレーメルにしかなしえないオリジナリティに富んだ演奏が展開される。」と、やたら横文字が並ぶ難解な表現になる。
私などは文章で上手い表現が出来ないので態度で示すと、「最初の一音を聴くや否やぐっと身が引き締まる思いがし、その後はただひたすらバッハの音楽の深い森の中に入り込んでしまう。」となる。
クレーメルのこの盤、とにかく歴史的名盤と言っても良いくらいの名演奏で、あまたある盤を凌ぎ真っ先に挙げるのはこの一枚しかない。
厳格なバッハの音楽と合わない表現かもしれないが、わかりやすく楽しく聴かせてくれるのが、グリュミオーの盤、これを次点としてぜひあげておきたい。
・ギドン・クレーメル<Vn> <ECM>
・アルチュール・グリュミオー<Vn> <PHILIPS>
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グリュミオー盤、大好きです。美音に酔います。寛いで聴けるバッハもエエもんだなぁと思います。