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最近注目していたメナヘム・プレスラーが、素晴らしいCDを出してくれた。
何はともあれ、まずは本当に素晴らしい演奏を聴かせてくれてありがとうと言いたい。
まずはべートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番変イ長調 作品110、最高の精神的な高みを感じさせる第一楽章の理想的な表現には言葉では表しきれないものがある。
最も好きなピアノソナタの一つだけに嬉しいの一言に尽きる。
次はシューベルトのピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D960、彼の最晩年の作品だけに曲そのものの素晴らしさは当然あるのだが、やはりここまでシューベルトの思いを深く伝えてくれるその演奏の素晴らしさを讃えたい。
そしてショパンの夜想曲第21番嬰ハ短調 遺作、これはアンコールで弾かれたのだろうと思うが、聴く者の心を癒してくれる暖かさが素晴らしいい。
それぞれの曲のベスト・スリーを上げておく。
べートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 作品110
・クラウディオ・アラウ <PHILIPS>
・ルドルフ・ゼルキン <Grammophon>
・メナヘム・プレスラー <BIS>
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D960
・マリア・ジョアオ・ピリス <ERART>
・メナヘム・プレスラー <BIS>
・スヴャトスラフ・リヒテル <Victor>
・ワルター・クリーン <VOX>