巨匠クナッパーツブッシュが残した、貴重ともいえる唯一の「指輪」のスタジオ録音が、ここで取りあげるこの一枚。
長大な「指輪」全曲のなかでも、「ワルキューレ」第一幕は最もメロディックでロマンティックな名場面とされている。
巨匠クナは、スタジオ録音の良さもあるが、実に中身の濃い生々しい音でもって、この愛の場面の素晴らしさと言うものを、聴き手に骨の髄まで味合わせてくれる。
他の演奏とは次元の違う、彫りの深い動機の抉りや情感の生々しさは、ワーグナーを知り尽くしたこの指揮者でなくては表しきれないもの。
主役を歌う二人の歌も素晴らしい。
ジークリンデの「Der Manner Sippe」から始まる切々とした訴え、それをあの神々しい声で歌うフラグスタートの素晴らしさを、何と表現したら良いのだろう。
ジークムントの「Wintersturme wichen 冬の嵐は去り」の青春の吐露そのものの歌、それを高々と歌い上げるスヴァンホルムの若々しい声も見事なもの。
この盤を持たずには、絶対にクナ・ファンとは言えないし、とっておきの名盤としても落とすことが出来ない一枚。
曲が充実しているだけに、「ワルキューレ」第一幕のみの盤は、これまでに結構の数が発売されているが、その中からベストスリーをあげると、
・ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、キルステン・フラグスタート<S>、セット・スヴァンホルム<T>、アーノルド・ヴァン・ミル<B> <LONDON>
・ハンス・シュミット-イッセルシュミット指揮、北ドイツ放送交響楽団、ビルギット・ニルソン<S>、セット・スヴァンホルム<T>、ヨーゼフ・グラインドル<B> <ANDROMEDA>
・フェルデナント・ライトナー指揮、ヴィュルテンベルク州立管弦楽団、マリア・ミュラー<S>、ヴォルフガング・ヴィントガッセン<T>、ヨーゼフ・グラインドル<B> <Grammophon>
長大な「指輪」全曲のなかでも、「ワルキューレ」第一幕は最もメロディックでロマンティックな名場面とされている。
巨匠クナは、スタジオ録音の良さもあるが、実に中身の濃い生々しい音でもって、この愛の場面の素晴らしさと言うものを、聴き手に骨の髄まで味合わせてくれる。
他の演奏とは次元の違う、彫りの深い動機の抉りや情感の生々しさは、ワーグナーを知り尽くしたこの指揮者でなくては表しきれないもの。
主役を歌う二人の歌も素晴らしい。
ジークリンデの「Der Manner Sippe」から始まる切々とした訴え、それをあの神々しい声で歌うフラグスタートの素晴らしさを、何と表現したら良いのだろう。
ジークムントの「Wintersturme wichen 冬の嵐は去り」の青春の吐露そのものの歌、それを高々と歌い上げるスヴァンホルムの若々しい声も見事なもの。
この盤を持たずには、絶対にクナ・ファンとは言えないし、とっておきの名盤としても落とすことが出来ない一枚。
曲が充実しているだけに、「ワルキューレ」第一幕のみの盤は、これまでに結構の数が発売されているが、その中からベストスリーをあげると、
・ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団、キルステン・フラグスタート<S>、セット・スヴァンホルム<T>、アーノルド・ヴァン・ミル<B> <LONDON>
・ハンス・シュミット-イッセルシュミット指揮、北ドイツ放送交響楽団、ビルギット・ニルソン<S>、セット・スヴァンホルム<T>、ヨーゼフ・グラインドル<B> <ANDROMEDA>
・フェルデナント・ライトナー指揮、ヴィュルテンベルク州立管弦楽団、マリア・ミュラー<S>、ヴォルフガング・ヴィントガッセン<T>、ヨーゼフ・グラインドル<B> <Grammophon>
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