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昨年10月の第17回ショパン・コンクール、優勝したチョ・ソンジンが弾くショパンのP協第1番を初めてYouTubeで聴く。
とにかく驚いたのは、聴く人の心の中に訴える彼のピアノの限りなく透明なそして美しい音の流れ!
これまでに名のある演奏家のピアノをいろいろと聴いてはいるが、こんな経験は初めてだった。
これは彼の持つピアノの音色の素晴らしさだけではなく、何よりも作曲家が曲に対して示した音楽構成というものをしっかり把握したうえで、それを聴くものの心にストレートに伝えているからだと思う。
どんな言葉遣いを使っても、その素晴らしさを的確に伝えることは難しいとは思うが。
とにかく1年4ヶ月ぶりに、”とっておきの名盤”に値するCDを取り上げることが出来たことは嬉しいの一言に尽きる。
・チョ・ソンジン<P>「Winner of the 17th international Fryderyk Chopin Piano Competition Warsaw 2015」~ Prelude_OP28、Piano Sonata_No.2 in B flat minor OP35 など <Grammophon>