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流出雑記 

5:55

2008年06月23日 | Weblog
5:20
5時台に起きる生活に体が順応してきた。
天気が気になりテレビを付ける。
目覚ましテレビ 

5:55
小学校6年生の頃、友達関係につまずいて学校に行きたくない時期があった。
その頃読んでいた雑誌に「5時55分に起きてゴーゴーゴー!5回唱えるとその日は良いことがおこるヨ」と書いてあったので試した事がある。
小学校は3分でいけるほど近距離にあり、普段は7時半に起きれば十分間に合ったので起きた後時間がありすぎて目覚ましテレビを見ながら夢うつつ。授業中もどうしても目蓋が重く、眠気と必死に戦った思い出がある。

6:20
家を出る。
朝の自転車は寒い。
地下鉄に乗り、京都駅で降りて近鉄のホームに向かう。焼きたてパンのにおいにつられてパン屋に寄る。
和三盆クリームパン に惹かれる。
まだほの温い。でもこれはお昼ご飯。

7:10
近鉄のホーム、京都に着いた電車から人が雪崩出てくる。月曜は特に多い気がする。
私は毎朝先頭車両の一番前に乗る。
事故が起こると死ぬ可能性が高いなあと思いながらそのまますぐ眠り、終着の橿原神宮前まで足りない睡眠を補う。
着いたのにしばらく目覚めず乗ったまま危うく逆行しそうになったこともある。今日は隣のおばさんが起こしてくれた。

8:26
ホームに出るとまたパン屋からいいにおい。でもお昼はもう買った。
学校までの道のり、雨がぱらつく。
見知らぬおばさんが二人私の前を歩いている。
ひとりのおばさんはサテンのようにツヤがあり、くすんだオペラレッドで内側に写実的な花の描かれたきれいな傘を差している。
きれいな傘やね ともうひとりのおばさんがその傘を褒めた。
すると傘を差しているおばさんは、その傘を買ったのは二十歳代の頃、友達と買い物に出掛け連れられて百貨店の専門店のコーナーに行き、高級なものを買う機会がまだなかったころに思い切って買った品だったそうで、無くさないように大事にしながらもう数十年使っている と話した。
朝からなんだかいい話しだと後ろをヒタヒタ歩きながら徐々に強くなってきた雨の中、私は家に傘を忘れてきたことに気づく。

8:45
学校に着く。
教務課に寄り出勤簿に判子を押す。
15日分の捺印欄 まだ4つ目。
3階に上がり洋画科の研究室に入る。副手以外はまだ誰も来ていない。
控え室で濡れた服から浴衣に着替える。紺地に白の蝶、朱の帯。
襟をぬいて、背中の皺をきちんとのばす。
着付けた頃に組ポーズのもう一人が到着。
ポーズ開始までまだ少し時間がある。
毎朝コーヒーをいただく。
ここはインスタントでなくコーヒーメーカーでいれてくれるのでうれしい。

9:00
教室に移動。
月曜は遅刻が多い。
15人ほどいるのに2人しか来ていない。今日少ないねえといいながらポーズを始める。

だんだん人が増え終わる頃にはいつものようになっていた。

12:05
着替えて帰る。
クリームパンは休憩時間に食べてしまった。
また近鉄に揺られ京都まで。

14:10
無性に夏の履物が欲しくなり京都駅の地下街に寄り道。
何件かめぐり一足買う。
即座に履き替える。

23だが右足が若干小さい。左足が大きいとも言う。どっちなのか。