毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

八島ヶ原湿原2

2009年09月10日 17時43分34秒 | 観光



 日焼け止めが汗で流れる、という話をテニス仲間にしたら、アネッサがいいと教えてくれた。
 彼女が言うには、なんでも、専用のクレンジングを使わないと落ちないんだそうだ。すごい。いいではないか。
 しかし、しかし、だ。唯一誇れる蛮勇と主張する鏡なしの日焼け止め塗りが、資生堂のアネッサというのはいかがなものだろうか。
ファイト一発ではなく、内股で日焼け止め塗ってそうなイメージがわいてきてしまう。
 ここはひとつ、近江兄弟社の頑張りを強く期待したい。 
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八島ヶ原湿原1

2009年09月10日 08時40分34秒 | らくがき


 男らしい、と言われたことがない。どんなことをすると男らしいと言われるのかさえわからない。
 ヨットでのパーティーとか自家用ジェットとかくらいの手の届かなさが男らしさにはある。
 白い上下のスーツが似合う男になったらいいのか、もちろん襟には薔薇だ。
 あるいは、着流し姿が様になる男になったらいいのか。
 だめだ、着る勇気さえない。
 いや、そうじゃない。形じゃないんだ。
 そうだ、勇気だ、それも荒々しい蛮勇。
 これって男らしさへの最短距離ではないか。
 ぼくが自慢できる蛮勇と言えば、なんだろう、おお、そうだ、ぼくは鏡を見ないで日焼け止めを塗る。志村けんになっちゃう危険も省みずにだ。自転車に乗っていると流れてしまうから、水場で顔をばしゃばしゃ洗って塗り直してる。ファイト一発なみの気迫あふれる姿で日焼け止めを塗り直してる。
 鏡なしで。
 どうだ。
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熱海2

2009年09月10日 00時00分21秒 | 観光
 前回の「熱海編」を読み返してみて「今度こそ本を読もうと」という動機が「電車で熱海に」という結果に結びつくのは、あまりに突飛じゃないのか、我ながら。電車で本を読むとはかどるからって「熱海」まで行かなきゃならない理由は、考えてみたら何もない。こういうことが「考えて」みないとわからないところが、私の不徳の致すところでございます。
 

 伊豆山神社境内からの景色。えらく登ってる。
 いろいろ見て回っている内に、ここがパワースポットであると同時に縁結びの神社であることを知る。
 なにしろ、ここは源頼朝と政子を結び付けた神社なのだ。北条氏というのは平氏であり、この二人はロミオとジュリエットよりも、もう少し気まずい仲であるはずなのだ。それなのに、ここが逆に結びの神となる。僧兵(ここもまた明治の愚かな神仏分離の影響をうけている)が頼朝を守り、政子さんはここの神木なぎの葉をお守りに二人の仲を祈った、という。
 そう言えば、若い女の子の集団が多い。一見東京大神宮のよう。なぎの葉やその苗も売られている。


 二人が逢瀬をしたと言われる腰掛け岩。


 手水場。
 赤が雌龍、白が雄龍。これは真言立川流などでよく見られる。男性を象徴するのが骨と精子であるのに対し、女性を象徴するのは卵子ではなく、肉と経血であった。卵子という概念そのものがなかったのだ。
 この山の地下には、雌雄の龍がいるらしい。そして、その口と目と鼻と耳から温泉が噴き出している、という。


 神社をあとに、まっすぐに階段を下りる。境内から800段以上ある。階段は海まで続いていて、そこにこの走湯源泉がある。龍の口にあたる。窟の奥からゴボゴボと源泉の湧く音がする。すみません、なんだか怖くて入れませんでした。ここ、なんかものすごい雰囲気があって、チキンなわたしには無理です。一人旅の限界を感じます。
 昔の人がこういうのを見て、自分たちの世界とは別の世界の存在を感じ、信仰の対象にしたのも無理はありません。エリアーデを読むまでもなく。
 つまり、海岸から立ち上がるこの山そのものが、なにやら別の世界とつながっているような、そんな感じのする場所なのでありました。
 まあ、めでたし、めでたし、な旅だった、ここまでは。
 ところが、さあ、帰ろうと思ったら、この源泉まで降りちゃうと、もう道がなくなっちゃう。海沿いを歩いて駅へ行こうと思ったんだけれど、海沿いの道は自動車専用道路。再び登らなければならない。いったい今日はどんだけ登ってるんだよ、と、しかも2日続けて。
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