男らしい、と言われたことがない。どんなことをすると男らしいと言われるのかさえわからない。
ヨットでのパーティーとか自家用ジェットとかくらいの手の届かなさが男らしさにはある。
白い上下のスーツが似合う男になったらいいのか、もちろん襟には薔薇だ。
あるいは、着流し姿が様になる男になったらいいのか。
だめだ、着る勇気さえない。
いや、そうじゃない。形じゃないんだ。
そうだ、勇気だ、それも荒々しい蛮勇。
これって男らしさへの最短距離ではないか。
ぼくが自慢できる蛮勇と言えば、なんだろう、おお、そうだ、ぼくは鏡を見ないで日焼け止めを塗る。志村けんになっちゃう危険も省みずにだ。自転車に乗っていると流れてしまうから、水場で顔をばしゃばしゃ洗って塗り直してる。ファイト一発なみの気迫あふれる姿で日焼け止めを塗り直してる。
鏡なしで。
どうだ。
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