毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

東京湾大華火3

2005年08月16日 23時27分33秒 | 写真
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高野山

2005年08月16日 16時59分39秒 | 観光
 キーキーキーキー、車輪が悲鳴を上げ続けている。電車は右から左に、左から右に何度も何度もくねる。前の車両が右へ落ちていくかのような激しさでくねっていく。相当な山の中を電車は走る。終点が極楽橋。ここからケーブルカーで高野山に登る。
 高野山は険しい山の中にあるのだが、その山頂は広く開けている。上底が大きく、高さの高い台形を想像してもらうといいかもしれない。その山頂に一大宗教都市が開けている。

 ケーブルを降りた瞬間、バスの大群におどろき。この山頂を時刻表無視で縦横無尽にバスが走っている。すごい。時刻表では20分に一本とか30分に一本とかなのだが、「臨時」と書かれたバスが本来のバスより多く走っている。しかもこの日は平日。ものすごく便がいい。
 このバスに乗って、奥の院へ。奥の院のさらに奥に弘法大師の御廟がある。

奥の院入口。
なんとなく、この奥の院の入口からしばらくは企業の供養費が立ち並ぶ、比較的明るい感じのところだ。その企業独特の味を出そうとしているのか、なかなかユニークなものがある。

新明和工業。昔、二式大艇や紫電改を作っていた川西が前身。格好よかった。二式大艇は船の科学館の前に今でも飾ってある。

会社名はいわずもがな、「福助」である。

日産は働く若人である。若人としてはあまり慰霊されたくないだろうが、まあ、シンボルってことなんだろう。

UCC。同族企業にありがちなんだが、企業の慰霊碑に便乗して、一族の墓があったりもする。

しろあり駆除の協会。やすらかにねむれ、って言われてもなあ。

 なかなか楽しい気分にさせてくれる。高野山いいとこだなあ(って、肝心のところに何一つ触れていないのだが)。
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京都旅行13 八坂神社4

2005年08月16日 15時57分09秒 | 観光

 小丹長者はもちろん細心の注意を払っていた。牛頭天王が眷属を派遣して様子をうかがわせると、千人の僧侶を集めて大般若経を読経させていて入れない。ところが(ここで様々なヴァリエーションがあるのだが、ほかに酔っていたから、とか)、ウトウトしかかった一人の僧侶が一文字読み落としてしまう。その一文字を突破口に牛頭天王は眷属、八王子を率いて小丹長者一族を滅ぼしたのだった。
 困っている異人(外から来る人)を邪険にするか、粗末ながらももてなすか、という話は昔話のパターンの一つだ。弘法大師伝説では、水を求め、くれた所には杖をついたら井戸が出たとか、くれなかった所は水枯れに苦しんだなどという話が日本全国にある。お大師さんも、日本全国で水を求めてんなよ、と突っ込み入れたいくらいである。
 で、ぼくはここに人間を見るのである。三十三間堂のほんとに1000作っちゃったすごい業に対して、1000人の僧侶の一人が読み落とした一文字故に滅んでしまう、そこに小丹長者の人としての弱さを見る。三十三間堂から鞍馬、八坂と、建築物を回り、別に誰かと口をきくでもないのに、実に多くの人間に出会った気がする。
 八坂から清水を散策し、先斗町でお蕎麦を食べて京都の旅はこれでおしまい。
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京都旅行12 八坂神社3

2005年08月16日 15時05分47秒 | 観光

 中に神泉苑とつながっていると言われる泉(龍穴)をもつ本殿

 疫病調伏のため祈られた龍神が、逆に疫病をもたらす神と習合する。正反対のようだが、実は「疫病」に対して力を持っているという点においては同じなのだ。つまり疫病を調伏する神に「疫病から救って下さい」と祈ることと、疫病をもたらす神に「もたらさないでください」と祈るは同じなのである。そこで龍神が牛頭天王と習合する。
 牛頭天王の伝説はこんな感じだ。
 牛頭天王が妃を求めて南に行く途中、旅に疲れ、小丹長者に宿を求めた。しかし心の狭い小丹長者はこれを拒否、一族を挙げて牛頭天王を追い出してしまう。次に蘇民将来という貧しい人のところで宿を求める。貧しいのでロクなもてなしはできないが、と謙遜しつつ最大限のもてなしをする蘇民将来に対して、牛頭天王は妃を求めた帰りに疫病神となって小丹長者を滅ぼしてやる、と言う。小丹長者に娘を嫁がせている蘇民将来は「娘だけは助けて下さい」と願う。では目印に茅の輪(柳の枝、桃の木などの伝承も多い)で「蘇民将来子孫」というお札をつけておけ、と命じ、南で妃を得、八人の王子を連れて小丹長者を滅ぼすのである。
 そこで疫病を避けようと願う人々は「蘇民将来」の札を買い求めたり、茅の輪くぐりを行うのだ。
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