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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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エアコンは10℃しか冷暖房出来ない・・・北斗~函館~東京~津山市~岡山

2006年03月27日 21時07分22秒 | Weblog
写真は岡山県津山市の新規ファース加盟店の野口工務店さんで、左奥が野口社長さんと手前が奥さまです。真中が津山市の総合建材問屋、小原産業の山本営業部長さんと立山アルミ岡山営業所の平片副主事さんです。
今日は吹雪の函館をあとにして東京で乗り換え、岡山空港から新しく仲間になった津山市の野口工務店さんを訪れました。
野口社長には北海道の住宅システムをそのまま岡山に持って来ても通じない理由を聞いて戴きました。本州の住宅には夏場対策の冷房対応が不可欠だからです。

冷房対応にちなんで今日は、エアコンの能力について記述します。
エアコンの室外機で循環させる冷媒ガスの温度を、外気温から10℃、吸収出来るよう設定させております。
温度差をつけ過ぎると冷媒ガスと機器に悪い影響を及ぼすからです。

ガスストーブや石油ストーブなどは、空気を吸って温めるのでなく、数百度以上の輻射熱を発して人を温めます。
これに比べるとエアコンは、吸い込んだ室内空気の気温を10℃だけ温めます。
例えば、5℃の室内空気を吸い込むと吹き出し温度が15℃となりますが、室内気温が瞬時に温まれば、15℃に10℃加熱され25℃の空気が出てきます。
しかし、家の性能が悪ければ、室内気温が上がるまで相当の時間を要します。

冷房も吸い込んだ空気を10℃冷やして吹き出します。
例えば、40℃の室温を吸い込んだら30℃と言う具合です。
これも家の性能が悪ければ室内気温が適度に下がるまで相当の時間がかかります。更に、適度の気温になるまで極めてCOP(エネルギー消費効率又は成績係数とも言う)の悪い稼動状況となります。
家の性能とエアコンの稼動状況は、省エネに大きく関わっております。
ファースの家はこのエアコンメカニズムを上手に家の性能とフィットさせております。

野口工務店の社長さんや小原産業の山本部長さんとは、この地域で冬の暖かさは勿論、夏も経済的で涼しい家で「住む人を幸福にする事で競い合いましょう」と誓いました。
野口工務店さんはお父さんが津山市吉見地区で生まれ育ち創業され、現在は二代目社長さんですが、お父さんもまだまだ現役です。
真面目さと誠実、実直さが売り物の工務店さんです。

吹雪の函館・・・梅の満開の岡山・・・岡山駅前の全日空ホテルの部屋から眺める夜景にも、既に冬を感じさせるものは何もありません・・・
ファースの家

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