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モロッコ周遊の旅4日目の朝をワルザザートで迎えました。
朝日が綺麗だということで、ちょと早起きしてホテルの屋上へ。
ホテルの周りはまだ薄暗く東の空がうっすらとピンク色に、、、、
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次第に明るくなるにつれてザルザザートの街並みが見えてきました。
ザルザザートはモロッコ中部で、マラケシュからアトラス山脈を越えてサハラに抜ける幹線道路上に位置し
交通の要衝。
かつてはキャラバンが立ち寄る小さい村だったようです。
いよいよ今日はこのカスバ街道をまっしぐら、、、砂漠の街エルフードへと向かいます。
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車窓から見えるアトラス山脈を眺めながらバスは一路カスバ街道へ、、、、
現地ガイドさんの計らいで往年の歌「カスバの女」の歌が流れます。
赤茶けた大地に小山のように連なっているのは、地下水道の跡とか。
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今回私たちの旅の行程にお付き合いして下さったのは、現地ガイドのモハメットさん。
この日は今までの衣装とは違い頭に白いターバンをまいて、、、、まるで「アラビアのロレンス」!!
流暢な日本語を話す生粋のベルベル人で、母親はまだ山奥に住んでいるのだとか。
どこの国に行っても日本語を話す人がいるものですね。
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バスはカスバ街道をひた走ります。
カスバ街道のカスバとは、城壁で囲まれた要塞のことで、かつてキャラバンが行き来したモロッコの南を
東西に走るルートです。
以前に行ったトルコの旅行で同じような風景を走った記憶があります。
あれはたしかシルクロードの一部でした。
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やがて道沿いにカスバ街道で最も美しいと言われているカスバ、ベンモロカスバが見えてきました。
四隅の塔は穀物など食糧の倉庫であったとか。
今はホテルになっているようです。
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次に立ち寄ったバラの花の村エル・ケラム・ムグナ村の店のデッキから。
遠くまで見渡せる赤土の風景に、遠い異国まで来たことを実感しました。
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この辺りはバラの花から作るローズウォーターや香水で有名な場所らしく、カスバ街道沿いには
バラの木がいっぱいありました。
日本で見るバラの木とは違い背の低いダマスクローズという木で花の時期は過ぎていました。
また土の上に並ぶ石ころのようなものは、ベルベル人のお墓で、メッカの方を向いて葬られて
いるのだとか。
これが本当に土にかえる、ということなのかもしれません。
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やがてバスは最初のオアシスの街のあるタデス渓谷へ。
高台から見る赤茶けた大地の中に挟まれた緑のナツメヤシの広がるオアシス。
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バスの中から見かけたモロッコの赤い土!!!
どこまでも続く赤い大地です。
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街道沿いの街ティネリール。ここは街の中心街??
車の上にはたくさんの羊が、、、、どこへ行くのでしょう??
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街中で見かけた喫茶店にたむろする男性群。
女性の姿はほとんどありませんでした。
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街を抜けバスはいよいよ赤茶けた大きな岩山に向かっていきます。
山道の小川では洗濯する女性たちと子どもの姿が、、、、
女性はみな働き者のようです。
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そしてここがトドラ渓谷。
モロッコのグランドキャニオンと言われている所です。
バスを降りて目の前のその景観にただただ圧倒されました!!!
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このトドラ渓谷はヨーロッパから来るロッククライマーが多い場所とか。
高さは200m以上あり、奥に行くと岸壁の間は20mしか無い所もあるのだとか。
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この渓谷の麓のレストランで串焼きやタジンの昼食をとりました。
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さらにバスはカスバ街道をエルフードに向けて、、、
何もない荒涼とした一本道を一人の男性が歩いていました。
周りにはお店もなく車の往来も少なく、次の街まではこの先どのぐらいあるでしょうか。
この人は一体どこへ行くのでしょう?
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日もちょっと傾きかけた頃、地下水路のあるカッターラという場所に寄りました。
こんもりと盛られた盛り土の地下には、水路が伸びているのだそうです。
アトラス山脈から流れてくる雪解け水を、サハラ砂漠沿いに農地や集落まで灌漑するための地下水路で
砂漠のような乾燥地帯に伝統的に行われていた灌漑用水の跡のようです。
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今は使われなくなったカッターラーですが、今でも一部は観光用に残されているようで
料金を払うとここを管理するベルベル人が地下水路跡を案内してくれます。
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この日の最後は化石加工工場。
この辺りはアンモナイトなど化石の産地らしくアンモナイトなどの化石を加工したテーブルや装飾品
が工場内にいっぱい並んでいました。
その中で私が目にしたのはこの「砂漠の薔薇」
砂漠の薔薇は、水に溶けたミネラルや化学物質が結晶したもので、私も小さい物なら
愛知万博の時チュニジア館で買ったものがあります。
でもこんな大きな砂漠の薔薇を見るのは初めてで、その美しさに見入ってしまいました。
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今夜のホテルのあるエルフードに着いたころは、日もとっぷり暮れていました。
明日はいよいよサハラ砂漠で日の出の観賞とラクダに乗る日です。
朝は4時起きということですが起きられるかどうか???
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