風のたより

つれづれに

                     ウイーン  “ シェーンブルン宮殿 ”

2015-11-25 | 中央ヨーロッパ4か国の旅



オーストリアに入り、この日はウイーンにあるシェーンブルン宮殿の見学がありました。

シェーンブルン宮殿は、ハプスブルク帝国の歴代君主が主に離宮として使用した宮殿で
一度見たかった宮殿でした。

バスを降りてしばらく宮殿沿いに歩きやっと宮殿の入り口にきました。
宮殿前まで来て思わず″おー!!”と誰ともなく歓声が上がりました。





その宮殿の大きさと宮殿内の見渡す限りの広大さにまず圧倒されました。
さすがパプスブルグ帝国の居城だった場所です。

宮殿内の部屋の数はなんと1441室といわれ、ウイーンを代表する観光地で、年間670万人もの
観光客が訪れるのだそうです。

このシェーンブルン宮殿の建物の色は、マリアテレジアが好んだテレジアイエローと言われて
いますが、実際に見ると黄色というより幾分からし色に近いようでした。
昔はもっとイエローだったのでしょうか??

マリアテレジアは最初は建物を黄金色に塗りたかったのですが、財政を考慮し黄金色に近い
黄色にしたとも言われています。





宮殿内の見学は残念ながら撮影禁止の為、写真での紹介はできませんが、鏡の間に始まり
漆の間、陶器の間などいくつかの部屋を現地ガイドさんと順にまわり説明を受けました。
いずれの部屋も贅の限りを尽くした設えで、寸分の隙間もないほどの豪華さでした。

やっと広大な庭に出て、、、、しばらくはこの広大なお庭の散策を楽しみました。





この宮殿はナポレオンがウィーンを占領した時に宿舎として利用していた時代もあり、この階段は
ナポレオンが登った階段とも言われています。

このシェーンブルグ宮殿では、6才のモーツアルトが御前演奏をした場所でもあり、鏡の間での
「会議は踊る」で有名なウィーン会議も、このシェーンブルン宮殿が会場でした。





宮殿の最上部には、ハプスブルグ帝国のシンボルである双頭の鷲が下界を見下ろしています。





綺麗に植栽された建物の横をすぎて~~~





広い裏庭の方に出ます。

広い庭園内にはこうした観光用の馬車も走っていました。





綺麗に剪定された園内の並木道がずっと続き、彫刻がそこかしこに。





宮殿内の見学後、観光客は広い庭園内を思うままに散策です。

お庭がとにかく広い広い!!
2013年にミュンヘンにあるニンフェンブルグ城に行った時もかなり広いお庭だと思いましたが
さすがにこのシェーンブルン宮殿はその数倍の広さです。





広いお庭のはるか向こうには、グロリエッテという対プロイセン戦の勝利と戦没者の慰霊の為に立てた
ギリシャ建築の記念碑があり、そこからの眺めが素晴しいと聞いていましたが、
限りあるツアーの時間では、、、、あそこまではちょっと無理???





でも時間が許す限り歩くことにして~~~
ただひたすら歩き~~~~





やっとグロリエッテの建物の下のネプチューンの噴水まだやってきました。
ここまででも10分位かかります。

ここまでやってきたので珍しい光景に遭遇!!!
このネプチューンの噴水を強い蒸気で清掃中のお兄さん発見!!

本当はこの上にあるグロリエッテまで登り、丘の上からウイーンの街とシェーンブルン宮殿を
見たかったのですが、やっぱり時間が、、、残念!!!





仕方なくここでUターンし、ここからのシェーンブルン宮殿を眺めました。





やっと指定時間までに皆さんと合流し、宮殿前にある彫刻のある噴水を眺め、もう一度振り返って
正面からのシェーンブルン宮殿を見まわしました。





建物も敷地も広大過ぎて~~~

ただただハプスブルグ帝国の偉大さを肌で感じた宮殿の見学でしたが、この宮殿の多くの部屋が
今や公務員の官舎などとして賃貸住宅として開放されているとも聞き、かつての帝国の偉大さは
今や夢の跡となり、その偉大さゆえにその帝国の滅亡を思うと何とも言えない深い思いでした。

(続)

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