風のたより

つれづれに

                  ~~~~~   シチリア島  パレルモ観光  ~~~~~

2014-12-10 | クルーズ その1 (地中海クルーズ)



イタリアのチビタベッキアを出た船は、午後1時シチリア島のパレルモに到着予定でした。
この日は午前中はフリーでしたので、船内を探索したり最上階のデッキに出たり、、、、

デッキでは温水プールを楽しむ人、チェアーに座りのんびりと海を眺める人など思い思いに
船旅を楽しんでいるようでした。





いよいよ船は、シチリア島のパレルモ港に入港です。
部屋のベランダから接岸の様子を眺めました。





海から眺めるパレルモの街です。

イタリアのシチリア島北西部に位置するパレルモですが、同じイタリアでも街並みもどこか違います。





この島は三千年の昔から数多くの文明が交錯してきて文明の十字路とも言われていたとか。

ギリシャ人、ローマ人、イスラム教徒やアラブやノルマン人など多くの民が行きかった場所で、
特にイスラム文化を色濃く残していることが、独特の雰囲気を醸し出しているのかもしれません。





パレルモを東西に貫くメインストリート、ヴィットリオ・エマヌエーレ大通りの西の端に建つヌオーヴァ門。
この門の外観からも文化の入り混じった建物を感じます。





市内観光の始めは、映画「ゴーッドファーザー、PARTⅢ」で有名になったマッシモ劇場でした。
もちろん外観だけでしたが、、、





正面から見たマッシモ劇場です。

このマッシモ劇場は、パレルモの旧市街と新市街の境にあるヴェルディ広場に建つネオクラッシック様式の
オペラ劇場で、ヨーロッパでも三番目に大きな劇場だそうです。

今回マッシモ劇場を見れると知り、映画「ゴッドファーザー」を改めてもう一度見直しました。





映画パートⅢでは劇場のこの階段で、コルレオーネの愛娘が銃弾に倒れる印象的なシーンがありました。
シチリアというとマフィアを連想するものですが、ゴッドファーザーはまさにぴったりの作品でした。





シチリアは温暖な気候のせいか、街中ではサボテンの実があちこちで見られ、お店で食用としてたくさん
売られていました。どんな味だったんでしょうね?





次に訪れたのは、パレルモの大聖堂。
外観からもキリスト教的な建設とイスラム的な建設が混在しているのが分かります。





大聖堂内部。
外観とは違い、中はネオクラシック様式で意外にすっきりとしていました。





大聖堂を出た正面の大道りに面して建つ、なんとも不思議な雰囲気のある建物です。

よく見れば壁は色あせ、汚れけっして綺麗ではないのですが、、、、
どこか枯れた感じのこのシチリアの街並み、なぜか魅力を感じます。





皆さんと街中を散策、、、





お土産店でよく見かけたこの変った人の姿は、シチリア名物の陶器の壁掛けのトリナクリアという物。

ギリシャ神話のメデューサの顔と3本の足からなっていて、3本の足はそれぞれパレルモ、メッシーナ、
シラクサの岬を表しているのだそうです。
そういえばシチリアって三角形の形をしています。





シチリア、パレルモの観光の最後は、、パレルモから8キロほど離れた場所にあるパレルモ観光の目玉
とも言うべきモンレアーレのドゥオーモへ。

ドゥオーモ前の街の雰囲気もイタリアの都会の雰囲気とは違い、やっぱりどこか寂れたかんじがします。





ドゥオーモに入る前に、モンレアーレの丘からパレルモ市内を見ようとドゥオーモからすぐの高台へ。





そしてこれが街はずれの高台から眺めたパレルモ市内です。
遠くに地中海が見えています。





パレルモ市内を眺めた後は、いよいよ各人3ユーロ払って入場するモンレアーレのドゥオーモへ。

モンレアーレとは「王の山」の意味で、ノルマン王朝のグリエルモⅡ世が,王の力を誇示すべく建立した
大聖堂ということでしたが、外観はけっして華美ではなくむしろ質素な佇まいですが、、、、、





中は、、、、、噂どうり黄金に輝くモザイク画の数々に圧倒されました。

その多くは旧約聖書に出てくる「アダムとイブ」、「カインとアベル」、「ノアの箱舟」、「バベルの塔」
などなどだったようですが,堂内が暗くはっきりと見ることが出来ずちょっと残念でしたが、これがすべて
モザイク画というのは驚きでした。





添乗員さんが“ 3ユーロ払ってでも見る価値がありますよ”と言われた意味が良くわかりました。

シチリアのこの地に世界を驚かせるようなこんな素晴らしいモザイク画があったなんて、、、、
やっぱり来てみなければ分からない世界がありました。

観光終了後辺りは暗くなりましたが、港に近い町なので自由散策がとれました。
私たち母娘はさっそく近くを散策~~~

露天商の中にはバングラデシュから出稼ぎの家族にもであい、ここでちょっとお土産購入。
今でもパレルモは、さまざまな人が行きかう街でした。

(続)

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