風のたより

つれづれに

ハナニラの花、、、キキとジジの思い出

2020-03-22 | 



いつもの公園の片隅に薄水色のハナニラの花が咲きだしました。

森の木の下にひっそりと咲きだしたハナニラの花を見ると、二年前の春ここから2匹の可愛い兄弟猫を
家猫として迎えた時のことを思い出します。

あの時もこのハナニラの花が、ちょうど同じ所にいっぱい咲いていました。





二人の兄弟猫は、ほかの野良ちゃんと一緒にこの辺りにいました。

その当時はこの先の南側の場所に誰が作ったのか野良ちゃん達のねぐらがいくつかあり
いつもたくさん置かれたお皿の中にはごはんもいっぱいありました。

いつも元気に南側の畑の辺りに遊んでいた兄弟猫を家に連れ帰り黒猫をキキ、そしてキジトラ猫を
ジジと名前を付け家飼いが始まったのですが、、、





家に連れてきてから半年後先ず黒猫のジジがいなくなり、その三か月後今度はジジが病気で亡くなりました。

二人とも、もともと猫白血病の陽性反応があったのですが、まだ発症はしていなくて、うまくすればこのまま無事に
毎日の生活をすごすことができたはずでした。

お外が大好きだったジジがいなくなり、一人ぼっちになったキキはそれがストレスとなり病気を発症して
しまったのが原因でした。

ジジがいなくなって丁度三か月後キキが虹の橋を渡ってしまいました。





我が家にいた頃のキキとジジです。

何時も仲良く我が家の中を駆け巡り、飼い主も随分ハラハラドキドキさせられましたが、毎日が新鮮で
楽しい日々
でした。

今となってはたくさん撮った二人の写真やビデオが貴重な財産になりました。





悲しみが癒えぬまま気晴らしに始めたこの公園へのウォーキングでしたが、ここで思わぬ話にびっくり!!!

なんとこの公園にあのキキとジジのお母さんがいることが分かったのでした。

そしてキキとジジのお母さんは、いつもスリスリしてくるこの野良ちゃんだったのです。





そうと分かり、ますますスリスリちゃんが気になる存在になりました。

そしてこのスリスリちゃんにお詫びを言いました。

きっとスリスリちゃんは分かってくれたと思っています。

小さい体ながらお母さんの方が今も元気に生きているのです。

スリスリちゃんは今日もこの木の根元でやっぱりスリスリ、、、、





森の中からひよっこり現れた姿は、まるでキキを見ているよう、、、、

人懐っこい所もどうやらキキが受け継いだようでした。





スリスリちゃんはこうして今日も森の中で白ちゃん達と元気に生きています。

厳しいことはあるけれど、この自然一杯の森の中で自由に生きることが幸せだというように、、、、





ウォーキングコースの脇には春の野の花が咲きだし、、、





雪柳の小さい白い小花もこんもりと咲きだし春風に揺れています。

ここだけ見ると、、、、すべて世はこともなし、、、、ですが、、、、

少なくてもこの公園は、いつもと変わらないのどかな春の陽でいっぱいです。