風のたより

つれづれに

        それぞれの「ふるさと」

2012-03-15 | Weblog



東日本大震災から早1年が過ぎました。
震災から1年目の11日は朝から特別番組が組まれ、あの凄まじい津波の光景を何度も目にしました。
あれから1年、今持って解決されない問題は山積みで、被災地に住んでいなくとも、ため息の出る毎日です。
住み慣れたふるさとに戻れない被災者の方々の思いが痛いほど伝わってきました。


それに伴い、最近地震のニュースなんだか多いと思いませんか。
首都直下型地震、東海、東南海、南海の三連動地震の報道もよく耳にすることが多くなりました。
これから一体私たちの住んでいる日本はどうなってしまうのかと不安になります。
住んでいるこの辺は?

北を山に南を木曽川に挟まれたこの南下がりの住宅街に住んでいます。
愛知県と岐阜県にかかるこの犬山大橋を渡ると向こうはもう岐阜県です。
自分の住む場所をいつもと違った場所から眺めて見たいと思い、近くの山に出かけました。





いつもよく歩いているウォーキングコースから眺める木曽川沿いにある伊木山です。
標高173.1mの小さな山ですが、通称は夕暮富士とか。
東を頭に横たわるキューピーにも例えられ、東の高いところは「キューピーの鼻」と言われています。





ウォーキングコースには伊木山を紹介するこんな立て札も建っています。
いつも見られた山なのでつい忘れがちですが、今回は登ってみることに、、、、





立看板を頼りに急な山道を登り始めると、、、





すぐ下に立つ特養施設と、その向にはこの地の特産の人参畑が見えてきました。





さらに登りかけたところで下りてきた二人に出会いました。
「上は見晴らしいいですよ」の言葉に励まされ更に上に、、、、





やっとたどり着いたここが頂上のようです。
この角度からの眺めは初めて。
どうやらここが「キューピーの鼻」のようです。

今回はここまででしたが、更に登った頂上には戦国時代の城蹟があるようです。





眼下の南には、いつもウォーキングする木曽川沿いの公園が見渡せます。





ゆっくりと流れる木曽川にかかる手前がライン大橋、その奥に犬山橋が見え、対岸には犬山城、
更に東南の山並みが見渡せる絶好のパノラマです。





この場所から東北方面に広がる住宅団地。
自分の住んでいる場所の再確認が出来た山歩きでした。

横浜をふり出しに転勤で名古屋へ、さらに名古屋から縁あってこの岐阜の地に住んで早30年。
今やここは第二のふるさとになりました。
この風景がいつまでもこのままでいて欲しいと切に思うこの頃です。



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