秋は何かと行事が多く、あれこれ出かけているうちに一週間があっという間に経ちました。
“ 秋の日はつるべ落とし ”のように日も短になり、一日が早いですね。
先週はお誘いを受けて、秋の一日、五箇山や白川郷方面にに出かけてきました。
東海北陸自動車道をひた走り、まづは越中五箇山の菅沼集落へ。
菅沼集落時は今までに何度か来ていますが、秋の時期に来たのは初めてかもしれません。
真っ赤に熟れた柿の実が下がり、庭の可愛いコスモスが風に揺れています。
越中五箇山にある菅沼集落は、平成七年十二月に世界遺産に登録されたのどかな山村集落です。
三方を庄川の流れに囲まれ、もう一方は山の急斜面に挟まれた平坦地に12棟の集落があります。
12棟のうち、その9棟が合掌造リ家屋だそうです。
合掌造りの家屋にはまだ人が住んでいて、おもには観光客相手のおみやげ屋さんやお食事処として
使われているようでしたが、畑で働く人の姿も見えました。
これらの合掌造り家屋は、江戸時代末期に造られたものが2棟、明治時代に建てられたものが6棟、
残り1棟は大正に建てられてたものだそうです。
五箇山は江戸時代、和紙や養蚕、鉄砲の火薬の原料である塩硝が主な生産品だったそうです。
当時はこんな山あいで、ひっそりと火薬の原料の塩硝は造られていたのですね。
菅沼集落は小さいながらも日本を代表する山村集落として、その景観を今に伝えています。
でも、今回行って変わったなと感じたのは、、、集落へ降りる立派なエレベーターがとり付けられて
いることでした。
確か以前来たときには、坂道を下がって行った記憶があります。
これも世界遺産に登録され、訪れる人が多くなったことからくる時代の流れなのでしょうね。
このあとは、これまた日本を代表する山村集落として一番有名な白川郷へと向かいました。