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桜の花に目を奪われているうちにカタクリの花も今満開の時を迎えています。
桜の時期はカタクリの咲く時期でもあるんですね。
主人を駅に送った後カタクリの咲く里に出かけて見ました。
木曽川沿いに車を走らせること約30分で鳩吹山の山すそに広がるカタクリの里
に到着です。
山あいのカタクリの群生地に足を踏み入れると、山裾一面のカタクリの花が目に
飛び込んできました。
時間が早いせいかまだ人影もなく、なだらかな山すそに広がったカタクリの里もひっ
そりと静かの上、木曽川からの風も冷たくカタクリは皆固く花びらを閉ざしています。
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花が開いてくるまで待っている間、このカタクリの群生地の奥に広がる川沿いの
公園を散策してみました。
近くに“氷場”の看板。
何かと近づいてみると、いくつもの石垣が組まれた一角がありました。
案内板によると大正時代、ここで石垣で作った池に水を張り寒のうちに氷を作って
いた場所との事でした。
40cm四方の一枚が15㌔もある氷をノコギリで切り、これを船着場まで運び、船で
対岸の坂祝(さかほぎ)の倉庫に運び、そこから船に乗せて笠松や名古屋、岐阜
方面に運んだらしいのです。
大正末期には機械で氷が作れるようになると、この氷場も自然に使われなくなった
と言う事でした。
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近くを一回りしている間にカタクリの群生地には、いつの間にかカメラを抱えた
見物客がたくさんがやって来ていました。
陽ざしが少し射してくると、朝早く閉じていた花びらもやっと開いてきました。
それでも川風が強く揺れる花びらが寒そう!!
こういうのを“花冷え”と言うのでしょうね。
下向きに咲くカタクリの花は写真には撮りずらいですね。
皆さん膝を曲げて撮るのに一苦労しているようでした。
それでも裾野一面に広がるカタクリのお花は“森の妖精”と言われるだけに、まるで
バレーでも踊っているようにとっても優雅な姿です。
風に揺れる花たちを動画に撮ってみました。
風に揺れるカタクリの花をご覧下さい。
画像はマウスオン・クリックです。(3枚)
帰り際もう一度川岸の公園に戻ってみました。
早春の山の木々の芽吹きが奇麗です。
山桜も奇麗に咲き始めていました。
しばらく行くと、“氷場”の看板の中の説明にあった船着場らしい場所が見えて
きました。
昔この辺りは北陽館という料理旅館があり、風流人たちがここからライン下りを
楽しんだらしいのです。
その当時はこの辺りも大賑わいだったようで、船着場も今はない江陵閣という
料理旅館より下流800mということなので、やっぱりのこの場所が船着場だった
ようです。
ライン下りも最初はこの辺りから乗船していたとは、、、、
毎年カタクリの時期には来ているのに“氷場”も“船着場”も始めて知りました。