Radio workshop & everyday.

自灯明法灯明

「自らを灯(ともしび)とし、拠り所として、他を灯とすることなかれ。」

阿蘇の中岳噴火

2014年11月29日 | 日記
衆議院議員選挙の話題もふっ飛ばしそうな、阿蘇中岳の噴火の話題

昔誰かが言っていた、うちの桜島なんて、しょっちゅう爆発しているので
話題にもならんとかね。
桜島も阿蘇を北限とする霧島火山帯に属している
プレートテクニクス理論のユーラシアプレートとフィリッピンプレートの接点に
沿うように並んでいる。
フィリッピンプレートのもぐり込みによりマグマが生まれると言われている
東北大震災によりそのマグマが揺さぶられて圧力が高まり噴火したのでは無いか
と言う話もある。

そもそも阿蘇山と言う山は存在しない、では何かと言うと現在噴火している
中岳や活動を停止している根古岳、烏帽子岳、高岳、楢尾岳、往生、杵島
等の複合火山の集合体で、阿蘇カルデラの裾野域から推定して、富士山を
凌ぐほどの高い山が有ったわけではないと言われている。
阿蘇カルデラの周囲には古い火山の跡が幾つも有る。

私の子供のころは、しょっちゅうヨナ(火山灰)が降っていた、短時間の
間にヨナが沢山積り、米、野菜、洗濯物への被害、家の中の灰いっぱい。
特に米は出穂の時に降灰が有ると、米の中に火山灰が取り込まれ
いびつな形の米と成る、通称ひょうたん米と呼ばれ等級外の米として
扱われていた。

阿蘇は火山地帯なので、伏流水に恵まれているが私の生まれた所は
必ずしも美味しい水では無かった。
と言うのは、鉄分が多く金気の味がする。
又違うところではフッ素の含有率が高く、少しで有れば虫歯予防にも成るが
フッ素が多い水を飲料水とすると、歯に黒いまだらの斑点が出来ることが有り
その様な子も学校の検診で見つかっていた。

火山の恵みは有益なものも有り、生活するには厄介なものもある

阿蘇の中岳の火口の様子、京都大学の火口カメラより 11/29/2014

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