秋たけなわです。
朝はけっこう冷え込み、日中は日差しが強く暑い一日でした。
ザシューズへ行って靴を買って来ました、犬の朝の散歩の時に履くものです
ですから、けっこう靴は早くダメに成る事が多い。
靴底は大体平均して真っ直ぐすり減るので、まあまともな歩き方では
有る様だ。
私の場合は部分的に必ず悪くなる所が有る
それは靴の、ま後ろの内側のくるぶしのところだ、それは靴を履く時
人差し指で踵を滑り込ませるからだ
靴底がすり減る頃にその部分も痛んで来るのだ、まっいいか。
話は本題に戻って、古文を楽しみましょう
昔、大弓を習っていました、その時良く引き合いに出された言葉有りました。
吉田兼好の徒然草の一節より
「初心の人、二つの矢を持つ事なかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり。毎度、 ただ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ」
今も昔も相通づるものが有りますね。
まっ、要するに、後が有ると思うから最初がチャランポランで真剣味が失われるのやで~、もうこれしかないと思って全身全霊を打ち込んでやってみなはれ。
今日は弓に関する言葉を上げて見ました。
皆さんどの位お分かりに成りますか。
「かけ」は漢字では「弽」と書く、弓の弦を「弽」の右手の親指に根元の引っ掛ける
所に引っ掛けて、弦を胸を開くように引っ張り(引き絞る)「満を持す」
胸を開くようにしながら、手を開き弦を離す。
この「弽」は手袋の様な形をしていて、その使う人の癖が染み付いているので
他人から借りた「弽」では上手く引っ掛ける事が出来なかったり
大きさが合わなかったり弦を引き離すタイミングか上手く行かなかったりで
先ず、「弽」の貸し借りはしないのが普通です。
其の事から、かけがえの無い、即ち自分の持ち物の「弽」に代わる
「弽」は無いと言う所から来ています。
説明の中で、「満を持す」という言葉が出ましたね
これは弦を引き絞って狙った的に向って、いつでも矢を放てる状態の事で
一般には準備万端でいつでも行動に移せる状態の事を言うようです。
他にも色々と有ります。
「手の内」
「手ぐすねを引いて待つ」くすねとは松脂の事
「矢継ぎ早」
「矢の催促」
「図星」
「矢面」 (やおもて)
「白羽の矢が立つ」
「一矢報いる」 (いっしむくいる)
「筈」 (はず)
「にべも無い」 (膠、古式の接着剤)
「金的」(きんてき)
他にも有りますがこの程度にして置きます。
さて、お越しいただいた方は、この言葉の由来と意味をご存じでしょうか?