ベジタリアン・マーフィーの菜食日記・日々是精進

平和を愛するベジタリアン。生命倫理、菜食、環境問題など、みんなで考えよう!

お盆

2007-08-15 08:10:30 | 心の修養
皆さん、今日は終戦記念日ですね。
またお盆でもあります。
本来は中元(旧暦7月15日)に亡くなった祖先の霊を供養する日です。ウランバーナといいます。

お釈迦様が弟子の目連尊者とのやりとりで、“中元普渡”について説明されています。目連尊者は神通力第一の弟子でした。
ある日、目連は突然亡くなった母のことを思い出して、母が何処にいるのか天眼を用いて探しました。
母は餓鬼道に堕ちて、非常な苦痛を受けてました。
母の喉は針のように細く、食べ物は口に入れようとしたら燃えて炭になります。悲しく思った目連はお釈迦様にご慈悲を請いました。


お釈迦様曰わく、
汝の母は生前に、仏を非難したり、因果を信じなかった。
貪り、憤り、邪悪なことを行った結果、餓鬼道に堕ちたのだ。
汝は母を救うために、7月15日に沢山のお供えをお盆に入れて、十方の羅漢、菩薩、神聖を供養しなさい。
この供養の功徳で汝の母は苦しみから免れる。


目連尊者はすぐさま、言われた通りに供養しました。
その功徳のおかげで母親は餓鬼道から免れることが出来たのです。


これが「施餓鬼供養」の始まりです。



このお経から、他に施す思いやりの心を学ぶことが出来ますね。

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2 コメント

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お盆 (風花)
2007-08-15 17:53:12
キリスト教は宗派で教義が全く変わるという面がございますが、アメリカの中で派によって死者のために祈る事を禁じる習慣を目にします場合、いつも遺憾に感じております。
生者と死者の両方のために祈り、働きかけます事は、宗教や民族の違いを超えて大切な事でありますように思います。
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風花さま (マーフィー)
2007-08-15 18:52:29
アメリカでは、なぜ死者を悼む習慣を否定する派があるのでしょうかね…

それでは、生命の尊厳などは教えられませんね~!
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