![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/0e/56749da058284e85264c88309b6d9e48.jpg)
ハワイがまだ独立国家(ハワイ王国)であった頃の駐日代理公使、ロバート・ウォーカー・アルウィン(1844~1925)の別荘として使用されていた建物。 外国人にとっては日本の夏は蒸し暑くて耐え難く、避暑の為の別荘を探していたアルウィンが伊香保の爽やかな気候と静かな環境を気に入り明治24(1891)年にこの建物を買い求め、大正14(1925)年に亡くなるまで毎夏を過ごしていました。
アルウィンは現在のハワイ日系人社会の基礎となっている移民(官約移民)の実現をした人物であり、明治18(1885)年の第一回移民から明治27(1894)年の官約移民終了までに3万人近い数の日本人移民を送り出し、「ハワイ移民の父」と呼ばれその名を現在に残しています。 群馬県渋川市伊香保町伊香保29-5 10年04月下旬
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/f3/1ece1c0f5394ecb8cbd0b6c83ce92e99.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/98/b3eabd12106708b9d45e656bb8d65c53.jpg)
右がアルウィンの写真で左がハワイ州旗。 ハワイ王国は1893年の革命で親米的な政府が成立、1898年にはアメリカ合衆国に併合され完全に消滅しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/bb/caec9631782898f1114fb12f95161963.jpg)
昭和60(1985)年がハワイに移民が渡って百周年になるのを記念して建物は史跡指定され保存されるに至ったようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/c7/dc875ad37c259ce344cc79533240fccf.jpg)
展示室内部。 アルウィンが生前に使用していた品々や関係資料が展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/39/720ca208f6e87a0ba5ca74b9fd95c5aa.jpg)
別荘の一部を保存したので広さはそれほどありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/9a/d011c49dcff313087212d67b4fb7337f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ee/bad15f97fdb828d85cfa2ecfffb89e22.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/88/530035a7ef2eed700ad8a1ebbfa355d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/6a/5d4a027a38e40ab83a9605b07ef8d1c1.jpg)
地元の人達からは「アルウィンさんの別荘」と呼ばれ親しまれていたそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/5c/d2b478c676cfd6c71031405a578121ae.jpg)
伊香保には明治26(1893)年に御用邸も建てられ皇族も避暑に訪れていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/79/a83030bef5d125b2a57b702800e692c1.jpg)
近くにある伊香保観光ホテル(昭和4年築・1929)。 外国人向けに建てられたホテルですが現在は事業停止中で放置状態。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/fc/c54257854e302a9b277167614cec8d06.jpg)
登録文化財になっていますが今後どうなる事やら。
今でも海外の方に通用するホテルかと思いますよね。
アルゥィンさんのお墓はハワイ
検索しても親会社が民事再生法の適用を申請したという情報しか出て来ないので、
現時点では将来に向けた動きが何も無いのでしょうね。
和風情緒を感じさせるちょっと面白い建物だけに本当に残念です。
アルウィンさんのお墓はハワイにありましたか。
ハワイには行った事がありませんが4、5人に一人くらいは日系人だそうなので、
聞いて探せばアルウィンさんのお墓まで辿り着く事が出来そうですね。
私も彼の墓に花を手向けたい心境です…。