古座川沿いの県道227号に面して建つ木造洋風建物。 正確な建設年代は分からないようですが、大正時代に建てられた物だといわれています。 「互盟社」とはこの地域に明治時代に創設された青年会の組織の事で若衆組にあたるそう。 若衆組は集落ごとに組織されており、村での自警団的活動や消防、祭礼行事などといった仕事を分担し、夜は若衆宿に集まって一緒に寝泊まりし親睦を図った古来からの習俗なのだそうです。 和歌山県古座川町高池 11年02月中旬
正面全景。 司馬遼太郎(1923~1996)の『街道をゆく 熊野・古座街道』では「ミルクコーヒー色の木造洋館」として描写されています。
ちゃんとコリント式のオーダーになっているのが凄い。 設計施工は不詳ですが腕の立つ棟梁の仕事だったのではないでしょうか。
互盟社の「互」。
屋根瓦にも「互」の文字が。
現在は町の文化財の獅子舞が保存されていて、グループの活動拠点になっているみたいです。
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