城山村在郷軍人分会により公会堂として昭和4(1929)年に建設。 村議会や芝居、演劇の会場などとして使われました。 昭和29(1954)年に城山村が宇都宮市に吸収合併されてからは宇都宮市の管轄に置かれ、現在まで同市の倉庫となっています。 建物は当地特産の大谷石を積み上げた積石造の平屋建て、正面を飾る4本のピラスター(付け柱)が特徴的な外観を作り上げています。 栃木県宇都宮市大谷町1313-12 08年01月中旬
※参考『栃木県の近代化遺産』 2003
『大谷石百選』 2006
正面玄関。 古写真を見るとかつては玄関前に3段の石段がありました。
大谷石は凝灰岩の為、風化しやすいという特性を持つ。 特に垂直面よりも水平に用いた部材は水分が中で凍結し膨張・収縮を繰り返すのでその度合いが激しいそうです。
設計者は県内で最初の建築設計事務所を開設した更田時蔵で、鳥取出身の更田は早稲田で佐藤功一の薫陶を受けた人物という。 以前紹介したこの建物も更田の作品。
中央の2本のピラスターは下からの通しになっており、一番高い部分まで7.4メートルにもなるという。
また、楽しみにしております。
無理のない範囲で更新してくださいな。
あっ、遅きに失してますが、
あけましておめでとうございます!(笑)
今年もよろしくです。
蜥蜴