豊田銀行の支店として大正4(1915)年に建設。 業績不振により豊田銀行は広島銀行と合併し大正5年に解散、この建物は広島銀行の支店として用いられ、昭和49(1974)年に銀行が新築移転すると現在の所有者に昭和51(1976)年に売却されました。 平成8(1996)年の改修により内部は一新されているようですが外観は比較的に旧状を留めている様子。 さすがに1階左手のシャッター(ガレージ?)は改変でしょうが、玄関上の半円ペディメントと持ち送り、1・2階で様式の異なる柱頭飾りなどに銀行時代を彷彿とさせる華麗な装飾が残っています。 広島県東広島市安芸津町三津4143 08年05月上旬
※参考 『広島県の近代化遺産』 1998
※おまけ 安芸津駅の南側、国道185号線沿いで見つけた建物。 調べてみたら昭和9(1934)年築の旧前田化学工業事務所(現・三協化成安芸津工場事務所)のようです。