渡辺翁記念会館

2008-12-20 00:00:00 | 岡山・広島・山口





 宇部興産の創業者であり、今日における宇部市の発展の基礎を築いた渡辺祐策(わたなべすけさく 1864~1934)を記念して昭和12(1937)年に建てられたホール建築。 建築家・村野藤吾(1891~1984)の最高傑作の一つともいわれます。 
 
 建物前面には関連会社7社による渡辺翁記念事業委員会を象徴して、6本の柱と一つの台座が配されており、建物の持つ記念碑的な意味合いを目に見える形で強調。 正面エントランスの両側には、“炭都”宇部市を象徴するかのように鉱夫のレリーフも刻まれています。 ここを訪問したのは大晦日でしたので内部には入れませんでしたが、建物の設計段階から音響の専門家に助言を仰いだというだけに、ホールの音響効果については国内外の音楽家からも非常に高い評価を得ているそうです。  平成17(2005)年に国の重要文化財に指定。  山口県宇部市朝日町8-1  05年12月下旬他


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2 コメント

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村野さんの名作! (ヨウタロウ)
2008-12-22 22:08:24
以前、下関には二度訪れましたが、こちらは未訪です。
東京にある戦前・戦後築の村野藤吾さん作品を見るたび、この傑作もいずれ見てみたいという気分になってきました。
ホール内も写真を何度か見ましたが、こちらも素敵そうですね。

ところでesさん、年末・年始は関西遠征ですか?
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村野藤吾 (es)
2008-12-23 10:16:29
ヨウタロウさん、先日はお疲れさまでした。
村野さんの作品は戦後の作が多いので個人的にはノーマークの建築家だったんですが、
都内にあれほど作品があるとは露知らず、認識を新たにさせてもらいましたよ。
近三ビルヂングの内部もじっくり見たかったですね~。

年末年始の予定ですか?
下調べがほとんど手つかずなので今(今日)から調査開始なのですが、
とりあえず岡山・兵庫(神戸)・大阪・京都のいずれか辺りを考えております。
行きたい所が多くてなかなか決められません。。。
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