坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

『子生婦』では『よろこぶ』事が出来ない

2008年12月02日 | 南無阿弥陀仏の結婚式
 12月2日

 食類  諸々          350円

 合計              350円
 12月累計          1812円

 結婚に関する食を、ちょい調べる。
 恐るべき事実が解った。。。っちゅうか、私が知らんかっただけなのだが。。。
 
 昆布、っちゅうもんがある。これはよく知っている。「やっぱし関西のダシは昆布が決めてでっせ」の昆布である。
 この昆布も結婚に関する食として出て来る。主に結納なんかに出て来るらしい。
 なして昆布なのかというと、まあ、『よろこぶ』から来ている親父ギャグ系であり、また、繁殖力が強いから『子生婦』と云う漢字をあてるらしい。
 え~。。。
 女性は産む機械である。
 ♪お袋さん お袋さん
 である。
 やはり女性差別は当然の事なのだ。それは日本文化が認めているではないか。上野千鶴子は間違っとる。。。
 ちゃう、っちゅうねん。
 とりあえず結納で昆布を出されたら、「私は産む機械ではありません」と明確に意思表明しよう。

 ちなみに『子生婦』は嫁入りの時の言葉であるらしい。
 では婿入りの時にはどういう字を書くかと云うと『子生夫』という字を書くらしい。『幸運夫』という漢字を使う場合もあるらしいのだが、『子生婦』に対しては『子生夫』なのだろう。
 え~。。。両方共、人間を舐め腐った話やのぉ。。。

 夫婦は子孫を残す機械ではない。当り前である。子孫を残す機械であるのならば人間ではない。人間として尊敬するのであれば『子生婦』『子生夫』という言葉は出て来ないはずである。
 だが、出て来る。検索した結果、圧倒的に『子生婦』であるので、『子生婦』としてもう少し。

 ある先輩夫婦が居る。当然『子生婦』の社会なんだろう。ただ、その先輩の結婚した相手は『子生婦』ではなかった。なかった時に周囲の人達が何をしたかと云うと、単純な話である。追い出しにかかった。『子生婦』ではなかったのだ。『子生婦』でなかったが故に、「出て行け!」と。
 人権無視も甚だしい。
 仏教には人権という言葉はないが、排除は大問題である。その人を『子生婦』としてしか見れない事は迷いでしかない。それが故に「あいつは子生婦ではない」と排除する事が当然ならば仏教徒ではない。
 つまり、人権も無視し、仏教も無視している。
 それが『子生婦』という言葉である。
 そういう言葉が検索してみるといっぱい出て来る。まあ、それだけ習俗として認知された差別用語なんだろう。だが、差別用語は差別用語にしか過ぎないし、当然、仏教徒が使う言葉でもない。差別者が使う言葉である。

【たとい我、仏を得んに、十方無量不可思議の諸仏世界に、それ女人あって、我が名字を聞きて、歓喜信楽し、菩提心を発して、女身を厭悪せん。寿終りての後、また女像とならば、正覚を取らじ。】(無量寿経より)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
出産ライブ (南国ちゃん)
2008-12-03 11:38:13
あたし産む機会がなかったわ
そっか
こんぶ結納してもらおう44歳だけど
返信する
Unknown (エロ坊主)
2008-12-03 22:52:58
 しっかし、寿留女(するめ)にしても、暴走族の当て字文化は絶対にこういう所から来てると勝手に想像。
返信する

コメントを投稿