KY

　１２月３日

　先に１１月〆

　一般会計　　　　　　　　　　　９１８９８円
　奨学金カンパ　　　　　　　　　１００００円
　医療保険　　　　　　　　　　　　４７４０円
　ネット代　　　　　　　　　　　　５２７９円
　携帯電話　　　　　　　　　　　　３７８７円
　家賃　　　　　　　　　　　　　３２４３０円
　ガス代（１１月分）　　　　　　　３０４０円
　電気代（１０月分）　　　　　　　１６３９円
　国民健康保険　　　　　　　　　２６８００円

　合計　　　　　　　　　　　　１７９６１３円
　これに一括払いの年金の月割り１３８０４円を仮にプラスするなら
　　　　　　　　　　　　　　　１９３４１７円
　
　おお、なかなか素晴らしい。特に電気代『１６３９円』っちゅうのはカッチョエエ数字やなぁ。しかも、部屋でゴロゴロしてるのが好きな兄ちゃんの数字やで。エエ感じの数字や。とは云え、いつも月末払いしている公文学費が今月払いになるし、今月は負担増やな。

　
　１２月３日

　雑費　　送料　　　　　　　　　　　７２０円
　食類　　鯖酢　　　　　　　　　　　１００円
　　　　　焼きイカ　　　　　　　　　１００円
　　　　　もやし　　　　　　　　　　　２８円
　　　　　焼そば麺　　　　　　　　　　２８円
　　　　　わんたん　　　　　　　　　１００円
　　　　　キャベツ　　　　　　　　　　５８円
　　　　　無添加ワイン　　　　　　　３９８円

　合計　　　　　　　　　　　　　　１５３２円
　１２月累計　　　　　　　　　　　６５９２円

　「あれ？このADSLのモデムはどうするねんやろ？」
　と調べた結果、借りてた所に郵送せんとアカンらしい。け！５年以上借りとるねんし、別にエエやんけ。なんだが、まあ、クロネコで送り返す事にする。ネット代も安くなるし、別にええわ。
　
　ついでに携帯電話代も安くなった。うちはauなんだが、何やら今まで割引プランが勝手に『誰でも割』っちゅうのに変わって安くなったのだ。
　テレビでコマーシャルもやってる。
　このCM（http://jp.youtube.com/watch?v=d65iOwWqwfs）なんだが、これが面白い。
　誰でも参加出来る『劇団なかま』。だから仲間由紀恵は記者会見で劇団のメンバーを選んだ理由を「誰でもよかった」と答える。
　「誰でもよかったんだ。。。」と落ち込む二人の役者。
　きっと、二人の役者には選ばれる自信があったんだと思う。自信があったから自分が選ばれた理由が「誰でもよかった」と云う事に愕然とする。
　誰でもよかったのなら、役者経験のない私も選ばれたかも知れない。参加する意志さえあれば。

　非常に面白いコマーシャル。なんか浄土真宗みたい。
　そう、浄土真宗も誰でもイイのだ。参加する意志表明の念仏さえ申せば。そして、役者経験のない、つまり見捨てられていた人は喜び、自信のある人が愕然としたり怒ったりする。
　「それはおかしい！俺はあいつ等に比べて経験も才能もある。一緒にされる事はおかしい！」
　と。しかし、座長の仲間由紀恵は「誰でもイイ」。
　そんな事を見事にコマーシャルにしとるのぉ。

　ところで『KY』が気になる。「空気を読めない」の略らしいのだが、テレビ以外で今日初めて聴いた。近所の中学生の後ろをチャリンコで走ってたら会話の中に出て来たのだ。テレビの中で「最近の言葉」として聞いた事はあったのだが、現実に聴いたので少しショック。まさか、この辺の地域のガキが使うとは思ってなかったし。
　この『KY』という言葉は、言葉こそ新しいのかも知れないが、云ってる事は村の長老と変わりない。『場の空気』を大事にするのは保守の典型である。排外主義の典型である。
　だいたい、本来、そんな『空気』なんぞないのである。ないにも関わらず、さもそれが実態としてあるように思い込んでいるだけの話である。
　「そんな事はない。実際にある」
　そう、あるのである。但しそれは村社会みたいな閉鎖的な環境にのみ存在する幻想である。
　友人関係が、村社会のように閉鎖的になっているだけの話である。つまり、理解不能の『他者』は要らない。
　自分達の空気に合う人に親しみを憶えるのは解る。解るが閉鎖的である。違う空気を持った人は、当然、自分達にとってはKYなんだろう。
　「アイツってKY」と云う事で、自分達の保守性を他人のせいにする。

　違う空気、つまり、違う個性を持った人を排除する。
　あるいは、空気を読める能力を求める。
　自分達が作り出す幻想の空気を読める能力がある人は決してKYではない。KYとは自分達の作り出す空気を読めない人に対する言葉である。その能力がない人は仲間外れになる。
　しかし、『劇団なかま』はそういう能力も問わない。はずである。「誰でもイイ」のだから。

　KYとか云う人は大変だと思う。当然、私も反射的に場の空気を読もうとしてしまうタイプの人間だが、結構大変。後から反省したりと、大変大変。しんどい生き方。
　そんな『KY』よりも、誰でも参加出来る『劇団なかま』の方がエエで。

　そういや、以前に旅行途中によった某寺。まあ、熊本の真宗寺という寺なんだが、晩飯喰ってる時に愛想笑いをして空気に溶け込もうとしていた私に、そこの前坊守さんのお婆ちゃんが
　「あんた、ここではそんな事せんでもエエで」と云って呉れた。飲み屋をやってた経験上どうしてもKYが怖かったのだが、別に『劇団なかま』、ちゃうわ、その寺では関係ないみたいだった。
　そういや、うちの所属寺も『劇団なかま』やな（笑）好き勝手に御気楽にしてはる人も多く居てるし。だから、ややこしい人達が集まるのだろう。ホンマ、空気読んでるのがアホみたいやもんな（笑）

　当然の事、戦争中に戦争に反対した人はKYである。