坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

2008年04月06日 | 坊主の家計簿
 4月6日

 食類  もずく         76円
     砂ズリ        137円
     麺類3         75円
     豆腐ハンバーグ3   150円
     タマゴ        168円
 雑費  レンタル       280円

 合計             886円
 4月累計         17745円

 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』をレンタル。
 やっぱり、ムチャおもしろいし、なんか観た後に「真面目に働こ」という気分になれる。イイ映画。多分、また観ると思う。

 映画のエンディング時のクレジットでオカンの実家付近で撮影された事を知る。
 と云う事は、あれは能登の言葉なのかな?もう、30年近くオカンの実家、私の田舎には帰ってないからよく知らん。
 会った記憶がない田舎のお婆ちゃんもそういや交通事故で死んだんだった。確か、学校を途中でサボって(?)雷鳥に乗って田舎に行った記憶がある。まだガキだったし、会った印象もないお婆ちゃんだったので何の感傷もなく、田舎のお姉ちゃん達、いとこと遊んでた。そういや、葬儀の時だったけな?なんかバタバタしてる中でおにぎりか何かを食べて、その時に生まれて初めて『キュウリのQちゃん』を食べた。ひょっとしたら、田舎で漬けたやつだったのかも知らんが、多分、『キュウリのQちゃん』だったと思う。無茶苦茶美味しかって、今でも買って食べる時にタマに思い出す。
 国道を挟んで前が海。朝起きると、田舎の姉ちゃんが起してくれて、田舎にいてる間中、一日ずっと遊んでくれた。なんか、懐かしい。多分、もう結婚して、ガキなんぞも出来ているのだろう。まあ、今、会っても顔も解らないだろうな。

 昼間、仕事で自転車に乗ってたら近所の中学でハンドボールをしてた。
 そういや、中学時代、卒業しても数年は一緒に遊んでいたヤツが高専でハンドボール部に入ってた。何やら他の高専で『のげ』とかいうヤツがいてて、『のげ』のシュートが凄いのだと散々聞かされたので、私にとって『ハンドボール=のげ』なのだが、20年以上会っていない。実家付近に帰った時に道で会っても解るのだろうか?自信がない。

 上を目指すと、今まで居てた環境が下になる。街を目指すと地元が下になる。
 実家も数年帰っていない。近所なのだ。電車で1時間少しあれば帰れるし、「わざわざ」帰る気にもならないのだが、これはいいわけ。きっと、遠くに居たら「遠いから」と云う事をいいわけにして帰らなかったのだと思う。

 地元、親兄弟や、近所の人達。
 実家の向かいのオバはんで、確か水商売かなんかをやってたオバはん。無茶苦茶可愛がってくれて、まあ、『大阪のオバはん』だったので、非常に怖くもあったのだが。。。でも、「タコ焼き焼いたから食べるか?」とか云ってくれて、また、そのタコ焼きが近所で売ってるタコ焼きより美味かった。タクワンが入ってて、醤油を利かして美味かった。オカンから「死んだ」という話を聞かないのでまだ生きてるのかな?結構、エエ歳のはず。
 あの町で、あの空気で、あの人達に育てられた事だけは間違いがない。会うと、みょうに恥ずかしく、照れくさい人達。

 うちの実家にガキの頃に御参りに来ていた坊さん。
 唯一憶えている言葉。「人間は『あー!』と叫んで生まれてきて『ん~』と叫んで死んでいく」。確か、お婆ちゃんの膝に乗っかって聞いてた。文字を憶えたてぐらいの時だったかな?なんか印象に残って居る。
 五十音のその間を私は生きている。誰もがみんなきっと、生まれた時は「あー!」とか叫んで生まれて来て、「ん~。。。」と死んで行くのだろう。そこに変わりがあるわけがない。どんな人でも。

 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
 お勧め。
 『特別な存在』の人にお勧め。なんか、観てて、主人公が自分であるように思えてしゃーない。っちゅうか、マンマ、あれが、私やな。



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