坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

ネオ保守

2007年10月14日 | 坊主の家計簿
 10月14日

 外食  豚汁卵焼き飯      432円
 雑費  たばこ10      3000円
 食類  黒霧島        1700円
     鶏肉          204円
     ボンカレー3      207円
     キャベツ        110円
     中抜き         105円
     エノキ          48円
     うどん玉         18円
     オハヨープリン4    198円
     たくわん        105円

 合計             6127円
 10月累計         52186円

 中日、強いのぉ。。。まあ、久しぶりに買った大好きなオハヨープリンを喰って乾杯やの。久しぶりに甘いもん食べたら脳味噌が「クゥ。。。」と云うよるからおもろい。あの快感が辞められへんから甘いもんフェチが一杯居よるのんかな。まあ、酒飲みの私は甘いもんをあんまり食べるとアカンし。

 しかし、野菜が高い。この間もお参り先のオバちゃんと愚痴りあってたんだが、高い。まあ、安い野菜もあるし、今日はキャベツと中抜きが安かったし購入。ミカンもあるし、まあ、なんとかなる。っちゅうか、なんとかする。これが主婦のプライドでっせ。。。って、主婦違うねんけど。。。一応、一人暮らしでも、っちゅうか、一人暮らしやから家計を預かる身やし。
 
 NHKスペシャルで米問題をやってたので観る。
 私は豪州純米酒が好きである。日本酒なんぞ滅多に飲まないのだが、ワンカップで105円やし、一升瓶サイズに換算しても1050円。日本産の日本酒でこの値段で買えるのは『鬼殺し』ぐらいなもんである。あ、リンク先の値段よりも私は安く買ってます。スーパー万代で買ってるし。
 別に『国内産の日本酒』にこだわらないし。安くて美味ければ何処の国で作ろうが別に関係ない。
 米だって同じである。別に何処の国で作られようが別に消費者としては関係ない。私は無洗米しか買わないけど、その中で値段と釣り合って美味しそうなのを選んで特価の時に買っている。

 「お前みたいな売国奴が居るから日本の農業がダメになるんや!!!」
 ってか?
 努力しなさい。
 今日のNHKスペシャルは面白かった。明日もあるらしいので観るつもりである。
 番組の中で一人の農家の兄ちゃんが出て来てた。新潟でコシヒカリを作って居る兄ちゃん。農協を通さずに自主流通米で自分が作った米を売っているらしい。
 商社の勧めで、台湾の富裕層に兄ちゃんが作った米が出荷されるらしい。向こうからの逆の提案で「台湾の米を日本に」と。
 兄ちゃんは悩む。アジアの富裕層が自分の作った米を食べ、日本の人達が輸入された米を食べる。
 いや、一消費者としての意見だが、全く構わんで。私だってブランド米を食べたきゃ買う。5キロで3800円ぐらいの米だって買う。ただ、大阪の水ではそんなブランド米を洗って、浸して、炊いたら『勿体ない』し。米は調理する時に水を使うし、水が味にモロ影響を与える。大阪の水で、しかも団地の給水やし、まあ、不味い水でっせ。よって、タマの贅沢ならエエけど、日常には辛い。だから、5キロ1000円を切る米が入って来たら、喜んで買う。

 日本の食料自給率。当然、私も関心があるのだが、二面性があると感じる。
 食料自給率が下がったからと云って、平時では全く困らない。困るのは日本が『経済封鎖』された時ぐらいだろう。世界中、例えばアメリカ、中国、オーストラリア、ブラジル辺りが大不作でも、多分、なんとかなる。なんともならんのは日本が経済封鎖された時。
 要するに食料自給率が下がる事は、必然的に様々な国としったりとした国交を結んでおかないと日本が北朝鮮になるだけの話。『他国に頼らざるを得ない』っちゅう国の状況は、国として決して悪い状況ではない。『開国』して行かざるを得ない状況下なんだし。

 ただ、「野菜ぐらいは近所のもんを食べたい」っちゅうのもある。今日買って来た『中抜き』は確か大阪産。『中抜き』が他県で通じるかどうかも知らんし。キャベツは長野県から来たらしい。長野県からはるばる来たらしい。海外から来た野菜はあんまり信用してないし。近所の方が鮮度もあるし。

 他宗は知らんが、大谷派では多くの住職が兼業である。確か半数ぐらいだったか。半数以上やったかな?まあ、多くは兼業である。
 『兼業』と云うが、他に仕事を持っている事は、他の仕事の事を真剣に考えないといけない。
 私みたいな役僧(寺サラリーマン)は住職に比べると気楽なもんだが、住職は大変やろ。で、その多くの住職が兼業である。
 まあ、「ヨメはん(坊守)に住職を任せたらエエやん」と、『他人事』だから私は気楽に云ってしまうのだが、現状はそんな気楽な話ではない。
 住職以外の仕事の事も当たり前ながら仕事なんだからちゃんとやらんとあかんし、寺の事もある。
 怠け者の私は「スゲー!!!」の一言である。
 『兼業』でよく聞くのは教師とか公務員。大変な仕事だ。それ等の仕事で勉強しなければならない事もあり、また、住職としても勉強しなければならない事がある。
 余程気合の入った人は別として、やはり専業の方がエエのではないかと私も思う。

 農家の多くも兼業であるらしい。
 親から受け継いだ田畑があり、それを守る。

 今日のNHKスペシャルに出てた兄ちゃんは当然、専業農家である。専業農家だから農業の事に特化して考える事が出来る。
 ひょっとしたらもうやっているのかも知れないけど、「うちの田圃の面倒もみてくれへん」と云われているのかも知らん。
 「あんた、ちゃんと農業やってるねんし、うちの田圃の面倒みてえや。年にナンボでエエで」と。
 そういう人達が何人も集まる。当然、個人、家族だけでは無理なので従業員を雇う。新しい『小作人』でんな。

 でも、そういうのがエエのんとちゃうかな。
 
 当然、ニューカマーもありである。『ニューカマー』とは的確な言葉ではないんだろうけど。
 昨日の所属寺の報恩講にも来てた、っちゅうか、私よりも所属寺の行事に参加している農業の兄ちゃんが居てるねんけど、あの人は確か実家が農家ではなかったはず。大学は農業やったやろうけど。で、農業が好きみたいである。農業をやりたい兄ちゃんである。当然、農業に対して熱い気持ちを持っている。
 そういう兄ちゃんに対して、数軒の兼業農家の人達が自分の田畑をレンタルするシステムがもうあるみたいやけど、そういうシステムが大事ではないのかな。

 兼業寺院なら、男性中心社会の現状があるわけやし、だったら、坊守を住職にして、まあ、変な話やけど、家族の事は男だって考えるわけやし、パートに仕事に出るサラリーマン家庭があるわけやし、っちゅうか、夫婦間での個別外貨(?)獲得能力に従ってその家庭内&門徒さん達との話合いによって夫婦のどちらかが『専業』になればエエのやし。
 男が外の仕事があるのなら女が住職になればエエ。
 女が外の仕事があるのなら男が住職になればエエ。
 『坊守』は『副住職』になればエエのやし。男女問わず。
 家事は分担するのが当たり前やねんし。
 男の副住職が葬儀や法事の時に「すいません。。。住職が妊娠中でして、私が来ました。。。」っちゅうのもエエやん。
 やりたい方がやったらエエやん。
 両方やりたくないのなら、他人にやって貰ってもエエし、でも、その『やりたくない』っちゅう『自分の思い』を仏法に照らして語って行ったら、無茶苦茶エエ住職になると思うのだが。。。
 
 その辺が農業と寺との違いであって、農業を『やりたくない』のなら辛いだけやろうけど、寺なら、『やりたくない』っちゅう事を感じる事によって、『やりたくない農家の人達』と一緒になれるわけやし、生老病死の人生は基本『苦』やねんし。エエ法事出来まっせ。

 アカン、最後にワンカップ一本残ってた豪州純米酒を飲んだらヘロヘロになってもうた。。。

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