坊主の家計簿

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 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

左翼が問われる九条問題

2007年10月10日 | 坊主の家計簿
 10月10日

 雑費  タバコ2       600円
 外食  ラーメン       399円
 食類  そば茶8       800円
     タコ天         98円
     ぶっかけ蕎麦      68円

 合計            1965円
 10月累計        37756円

 朝、日だまりで犬が寝てた。とっても気持ち良さそうに寝てて、「朝晩、寒なりましたなぁ。。。」と。
 急激に秋が来たので喉の調子がおかしい。かすれてやがる。って、タバコの吸い過ぎか。。。飲みに行くと本数が増えてしゃーない。

 返却が今日だったので、『ミュンヘン』を観る。
 国家、家族、共同体、等の『身内』。思想、宗教等の対立。んな事を観ながら感じる。
 家族を守る為に懸命になる。懸命になれば成る程、自分の安らぎの場である『家族』が安らぎの場では無くなって行く。

 日本共産党がやりやがった。ちょっとエエリンクが見つからないのだが、まあ、今まで全選挙区から候補者を出していたのを約130ぐらいにしぼるらしい。これは凄い。何が凄いって、だって、共産党の票が恐らく他の野党、まあ、民主党に流れるだろうし。昨日も共産党の兄ちゃんにベタボメしてたんだが、これは凄い、やりやがった。
 今日の夕方の報道番組でもやってて、感心したんだが、これで民主党が自民党に勝つ選挙区が多くなるらしい。与野党逆転の予想が出ているらしい。
 で、ここからが尚更凄いと感じたんだが、民主党は当然共産党に今まで入れてた票が欲しい。だが、民主党には極右も居る。そういう候補者では勝てん。共産党に入れてた票が流れて来るとは思えん。よって、護憲系の候補者を出して来る可能性が高いらしい。つまり、共産支持層にもウケのエエ候補者でんな。これは凄い。
 民主党内に護憲派議員が増えると云う事は、民主党の政策の変化が当然想定される。かなり護憲より、まあ、憲法9条改憲反対よりの政党に変化していく可能性が大である。
 これらの事を共産党は、候補者を出し続ける事でなく、候補者を減らす事でやろうとしている。無茶苦茶頭がエエ。
 まあ、これで私も選挙区ではスッキリと民主党に投票でき、まあ、「素晴らしい!」っちゅう事で比例には当然共産党に入れるであろう。それだけの仕事をしたんだし。そういう人は多いと思う。結果、比例で共産党が議席を増やすかも知れん。見事な戦略である。いくら褒めちぎっても足りないぐらいに素晴らしい。
 で、これは想像なんだろうけど、共産党の路線変更には宮本顕治氏と云う超大物が亡くなられた事が原因として考えられるらしい。まあ、これは個人的になんとなく解る。詳しく知らんがバリバリの左派であったであろう宮本顕治氏の直接の影響力が無くなったわけであって、共産党は新たな時代に突入する事が出来たわけだ。

 憲法9条。最近これが無茶苦茶オモロイ。当然私は『九条の会』には入って居ない。っちゅうか、入るんだろうが、まあ、あんまり興味がない。故小田実氏に関しても全然評価していないし。その弟子(?)の社民党某議員なんぞ『アホ』としか思ってない。左翼のカルト的妄想に付き合うのは懲り懲りやし。まあ、好きな人はやっといたらエエ。
 で、憲法9条。これはオモロイで。なんせ『野党』では改憲が通ってしまう。いくら左翼が「改悪だ!」と叫んでも、仏教者が仏教者としての立場から「改悪だ!」と叫んでも、それだけではダメである。当然、叫ぶ人は叫んでたらエエのだが、それだけでは『与党』になれない。過半数の票を集める事が出来ない。出来るわけがない。出来るのであったら日本の左派はもっと影響力があるはずだ。反動を相手のせいにしている限り、勝ち目はない。相手のせいにして、やれ「ネット右翼が」、やれ「反動が」なんぞと云ってて勝ち目があるはずがない。
 正義を押し付けて、例え論破しようがなんだろうが、それで相手の投票権を奪えるわけがない。正義で勝てるわけがない。
 こういう戦に長けているのは当然、自民党であり、民主党なんだろうが、その民主党と直接提携する事なく、影響を『民主党内部』に与えた共産党は素晴らしい方針やな。
 
 で、正義の押しつけや、圧力でなく、相手が変わる事が宗教や、思想の問題だと考える、当然、反差別でも同じである。権利を勝ち取る事は大事だが、その権利に『従う』事はあっても、別に自分の意志ではない。それを『自分の意志』とする、例えば女性解放であっても、男が自分の意志でもって「男性中心の社会って、所詮自己中やん。そんなんアホらしいで」と得心して貰う事が最終目的なんだろうが、最終目的でなく、目先の目的だけに走ってしまうから『反動』が起るのであってやな。。。

 で、この反動に対して相手のせいにしていたら国民投票は勝てない。九条の会だけでは勝てない。だから、オモシロい。無茶苦茶オモシロい。
 
 左翼の妄想で『徴兵制』なんぞがあるが、徴兵制して何処に行きまんねん。何度も書いたが203高地にでも行くのか?近代戦の時代で、また、現在の日米安保の中で。ここは『日本』やし、徴兵制で脅かすのはほぼ意味がない。2兆か4兆ぐらいの増税と、自衛隊員を1万から2万人増やす程度で充分だったりすると思うのだが。
 特高も赤紙もない。
 戦前の『悪夢』の様な事はない。それが近代戦である。左翼の妄想なんぞ、私でもうんざりするんだから、現時点で改憲に賛成の人達なんぞ尚更であろう。
 で、改憲に賛成の人達に『反対票』を投じて貰わない事には勝ち目がない。
 当然『九条の会』なんぞと云う左翼臭い会には私もうんざりだし、『賛成派』なんぞもっとうんざりだろう。
 
 だから、オモシロい。無茶苦茶オモシロい。
 念仏者が自分達だけの視点でもって『改悪』なんぞと云うだけでは勝ち目がない。あるわけがない。
 インテリ学者が云う『正義』に従わなければならない義務なんぞ全くないんだし。それが『投票権』だ。それが民主主義である。
 体系だった事なんぞ学ぶ必要もない。全くない。憲法9条改憲について学ぶ必要も全くない。ただ、自分の意志で票を投じればイイだけの話である。

 昨日も少し喚いていたんだが、何処までも「問われる」のが仏教である。真宗である。真宗とか仏教の特定の宗教の『正義の座』に居座っていたら、『空』なんぞ空言やな。
 だから、オモシロい。

 親鸞が流罪にあった時に、正義を押し付けて、その正義に従わない人達を、『敵』だとか『保守』だとか『何もしない人達』と云ったのか?それが親鸞か?

 『差異を認める世界の発見』と云う大谷派内部の言葉があるが、正義を押し付ける事は『差異』を認めてないやんけ。
 まあ、少数のセクトなら、それはそれで構わん。それで満足出来るのだろうし。
 でも、憲法9条改憲の問題で、国民の大多数の支持がないとダメな状況下で、そんな事は通用せんやろ。
 通用せん。今まで自分達がやってきた事が通用せん『から』、自分が『敵』とし、あるいは、様々なレッテル『保守』だの『差別者』だの等で卑下して差別して来た人達との出会いが必要なんだろう。

 憲法九条改憲問題は、無茶苦茶オモロイで。

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2 コメント

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9条 (小山芳立)
2007-10-11 09:25:19
最初から「改憲反対」と言っているところに、左翼的護憲の限界があるのだと思います。
どうもあれは、一字一句、句読点の一つに至るまで、条文を絶対に変えてはならないという「結論ありき」の原理主義的なにおいがします。
だから、後付けで「徴兵制になるぞぉ」とか言う。
近代戦なんて、遠隔で兵站をたたき合って終わりですからね。まあ、イラク派兵とかするなら別ですが。

護憲を言うなら、「自民党案に反対」とか「民主党案に反対」とか「どっちも反対」といったことを、九条的理念や、仏者的な身の置き方から論ずるべきだと思います。「改憲反対」が先に来ると、どうも話が硬直化してしまい、しかも道がそれていったときに修正が利かなくなるように思います。
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Unknown (エロ坊主)
2007-10-11 23:56:38
 極左は改憲論者のはずですよ。だって「天皇制反対!」ですから(笑)改憲しないと出来ませんし、多くの極左はそれを狙って居ると思うのですが、ただ今回は「自分達がやりたい改憲ではない」から反対であって、国民投票法案にまで反対しているだけの非常に政治っぽい話なだけだと思われますが。

 教団内、本願寺派も含めてなんでしょうが、やはり教団の戦争責任の問題があります。自分達が師と仰いでいる人達ですら戦時中は戦争協力をしてしまった事に対する事がまず考えられます。また、直接戦争に行かれたりした人達が生きて居られ、自分の体験を深く慚愧して居られて、その事を伝える事を大事に思われている方々の教え子が多く居ますし。
 ですが、まあ、私は面倒なので「そんな事、どうでもエエやんけ」なのですが。
 つまり国民投票法案によって、自分達で憲法を選べる、それはアメリカからの押しつけとかそういう話でなく、今生きている私(達)が憲法を選ぶ事が出来る、って云う事は素晴らしい事です。
 だったら、尚更『アメリカからの押しつけ』云々かんぬんよりも「これからどういう憲法のもとで、私(達)が生きて行きたいのか?」と云う一点が重要だと私は考えます。
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