坊主の家計簿

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子どもの健康

2011年07月16日 | 坊主の家計簿
 昨日は38℃だった娘の体温が今朝は38度5分で、昼過ぎには39度6分。
 え~。。。今日のお出かけ予定は却下という事で、娘と過ごす。

 え~。。。寝ます。


 と、書き終えて、歯磨きしながらツイッターを見てたら、気になる情報発見。

【放射能で広がる異変~子どもたちに何が起きているか】
 http://fpaj.jp/news/archives/4743

 第一の感想は、チャンネル桜を初めて見た時の衝撃を思い出した。いや、ネット時代だし、ケーブルテレビや、諸々のチャンネルで多くの思想が報じられているのだろうが、ほぼそれらを見ない私にとっては衝撃である。
 え~。。。「番組に寄せられた症状では」を基本にして、「3分の1の方が」なんぞとやっているが、鼻血も、倦怠感も、喉の違和感も、下痢も、放射能だけが原因なのか?「下痢と鼻血が揃えば内部被曝」みたいな事もやっていたが、私にとってはその両方が同時に起る事は福島原発事故前から頻繁にあったのだが。その後もあったし(笑)
 まあ、番組的にそれらの症状を「放射能の影響」としたい点は解る。が、ちょっとなぁ。。。
 
 もの凄くシンプルに考えるべきだと思うのだが。「様々な要因の中に放射能の影響も考えられるようになった」と。
 ノロウイルスが流行してれば、下痢の時にノロウイルスの疑うだろう。んなもんであって、様々な要因の中に放射能の影響も考えなければならなくなった、『だけ』の話である。
 まあ、番組的には「放射能の影響で、こんなに多くの症状が」なんぞとやった方が面白いのだろう。実際に私のそれ程多くないツイッター情報網にも引っかかったわけなんだし。そこそこ話題になったわけだ。メディア的には大成功なんだろう。

 最初に書いたけど、昨日から娘の発熱。今日はかなりの高熱。もう、抱っこすると熱い熱い。
 娘に熱が出ると、仕事には行くが、それ以外の外出は控えるようにしている。ママだけの負担になるし、それ以前に心配だ。
 娘も「パパ!」なんぞと寄って来る。やっぱり、高熱だしてしんどいと寂しく不安になったりするのかも知れない。今日も21時30分頃にママと一緒に寝たはずの娘がすぐにリビングにアイスノンを持ってやって来た。「パパ、一緒に寝よ」である。なのでパパは娘が寝付くまで隣で「寝るふり」をしつつ、トントンと。
 
 まあ、親子関係にも色々なので、一概に『親』というのは言えないのだが、番組内で福島で健康の相談を受けている方々のシーンがあった。まあ、放射能の影響での健康相談なんだろう。
 あの場に行った親は全員、福島から出るべきである。まあ、福島の地理がイマイチ解らんので福島県内にも安全な場所があればそこでも良いのだろうが、まあ、恐らく『福島』という言葉が一人歩きしている現在、多分、あの親達はネットなんぞでも情報収集をしているだろうし、まあ、福島からは出た方が良い。
 理由は単純で「親が不安ならば、逃げた方が子どもにとってもいい」という事だけ。健康被害に関しては知らないし、まあ、まだ誰も解っていないのだろう。番組内に出て来てた『チェルノブイリのかけはし』だったかな?のオバちゃんも「神経質になり過ぎてもいい」みたいな事を言っていたが、まあ、番組内で話している内容の半分ぐらいは「そりゃ、違うやろ」なんだが、「神経質になり過ぎてもいい」には賛成である。というか、きっと多くの親は、子どもに対して「神経質になり過ぎ」だと思うのだが。別に放射能だけでなく。

 原発事故以降、かなり放射能に対しての情報を、まあ、『危険デマ』『安全デマ』両方含めて散々得たので、ある意味慣れた。で、私なりに出た結論は「危険なのは放射能だけではない」という当り前の事である。「放射能も危険である」だけの話だ。放射性物質が検出されない、まあ、最近は『セシウム牛』なんぞと呼ばれているが、『セシウム牛』と『狂牛病の牛』ではどちらが危険なのだ?病死牛肉でも良い。基準内の放射性物質に汚染された野菜と、基準の何千倍もの農薬に汚染された野菜とではどちらが安全なのだ?「放射能だけ」ならば、他が目に入らなくなる。「ない方がいい」のは、放射性物質だけではない。農薬だって「ない方がいい」のだ。
 遺伝子組み換え食品の人間への害がどうなっているのか知らないが、不安ならば「ない方がいい」に決まっている。インスタント食品は「食べない方がいい」に決まっている。その中に今回、つーか、実は前からだったのだろうが、放射性物質が加わっただけの話である。
 食品や、環境への影響の中に放射性物質が加わっただけの話である。しかも、かなり不安が起るものであるし、実際に不安でパニック状態になって居られる方々の情報も見る。

 私は娘の前ではタバコは吸わない。娘と一緒に居ている部屋では吸わない。単純に体に悪いし。娘にタバコの煙を吸わせたくない。放射能だって同じである。

 39℃6分の熱を出しつつも、娘は簡単には寝てくれない。しんどいのはしんどいのだろうが、やはり『遊びたい』という気持ちもあるのだろう、少しはしゃいだりもする。パパは心配なので、「早く寝なさい」とか「横になっとけ」なんぞと言ったりするのだが、まあ、自分の事を考えると(笑)
 
 『健康』だけでは人間は生きれない。
 この原発事故は『健康ブーム』の中で起った。だから、かなり、『必要以上』、あ、『神経質になり過ぎる状態』が放っておいてもありそうな気がする。
 放射能だけでなく、環境が悪い所で生活している人は多くいる。それこそ、危険な場所で生活している人は多くいる。公害問題は別に福島原発事故が初めてではない。では、その人達が『逃げる事が出来た』『逃げる事が出来ている』のかというと、そうとも言えない。
 まあ、「一緒にするな!」という話もあるのだろうが、普天間基地の周囲に住んでいる人も多く居ている。事故からの生命の不安もあるだろう。

 結局、どういう人生を生きたいのか?という事でしかない。高い放射線があっても故郷に住みたいのか、それとも、別な所で住みたいのか。
 
 「放射性物質が不安だから、比較的安全な所で新しい生活を始めたい」だとか、「子どもだけでも預けたい」とかなら、まあ、東電とは別会社なんだろうけど、これから再生可能エネルギーというコストがかかる事業を国家プロジェクトとしてやって行くのならば、電力会社関連での新たな雇用も増えるのだろうし、それらの会社に優先して就職出来る制度を作ったり、電力会社が社員に対して里親を斡旋するなり、電力会社の保養所を解放するとか、諸々考えられる。
 
 「放射能の影響は心配だけど、私たちは住み慣れたここで生活していきます」

 どっちでもエエのんと違うん?

 「子どもの健康を犠牲にして」などとネットでよく見かけるが、では、親と離れる生活も子どもの『健康』に悪いのではないのか?

 なんにしても、どの選択をしても、その人生を生きていかないといけない事だけは確かである。

 あ、娘が泣いた。