坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

2007年04月09日 | 坊主の家計簿
 4月9日

 雑費  缶コーヒー         120円
 外食  回転寿司          439円
 食類  焼きたらこ         100円
     イカソーメン        100円
     カニ            100円

 合計                859円
 4月累計            18868円

 『気力』というものはスーパーでは売ってないのか?
 特に『筆ペンを練習する前用』の気力は売ってないのか?
 うぅぅぅぅぅ。。。
 と云う事で、半ベソ状態になりながら筆ペン練習。「イヤだよ!イヤだよ!」と、ほぼ小学生の時の書道の時間状態だ。

 書の世界では良寛の書が最高だと云われているらしい。但し情報源は『美味しんぼ』の中で海原雄山が語っていただけなので本当かどうかは知らない。
 良寛の書は確か『どの部分にも力が一定である』らしい。確かそんなだったと記憶している。まあ、「のびやか~」なんだろう。

 どこのブログか忘れたが、どっかのブログで書道の免除を取られた方が「恥を書きなさい」と師匠から云われたらしい。
 
 恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥恥

 と。これだけ書いたら充分やろ。ちゅうか、書いてないし、打ち込んでるだけやし、ついでに途中からコピペやし、これはアカンやろ。
 っちゅうか、『恥』という漢字に意味があるわけでもないんやろうし。

 どうしても書道が苦手な私は書く時に気合を入れる。アニマル浜口状態であり、今日みたいにアニマル浜口になれない時には「ダメっす。。。」なんだが、要するに『恥を書きなさい』とは『どんなあなたであっても、恥ずかしかろうがなんだろうが、あなたの字を書きなさい」っちゅう事なんだろう。
 私は世間に合わした字を書こうとするから「イヤだよ!イヤだよ!」になる。
 「イヤだよ!イヤだよ!」という感情を殺して字を書く。そりゃ、アカンわな。全然字を書く事が楽しめてないわけやし。練習はイヤでイヤで仕方がない。

 とは云え、我が人生で唯一私の字を褒めてくれた人も居てる。まあ、京都・彌光庵の庵主なんだが。さすがにフリージャズ好き、っちゅうか、『インド哲学』っちゅうワケの分からんものを大学時代にやってた人、っちゅうか、まあ、念仏者か。

 緊張して字を書くと真っ直ぐな線が引けない。
 その辺が非常に小心者らしい私の字である。と、どっかで決着つけないといけないのだが、これがなかなか決着がつけられない。ので、線は曲がる。

 最初に買った辺りの真宗の本に『念仏は二次災害を防ぐ』とか書いてあった。『よゐこ』は追い込むのだ。「ダメだ、ダメだ、こんな字じゃダメだ」と。「ダメだ、ダメだ、こんな私じゃダメだ」と。そして緊張しまくる。楽しめない、喜べない。妬んで、恨んで、バンザイ!バンザイ!でっせ。

 恩師、埴山先生が授業の中で「席が自由だと、その事に対して自身がある人は前に出て、自身がない人は後ろの方に座る」とか云ってた。ちなみに『声自慢』の私は声明は基本的にデカイ声であげるのだが、自身がない、つまり久しくやっていない御経とかを読む時は声が小さかったりする。
 
 『文字を書く』なんぞ、その最たるもので、もう、小さく小さく小さく小さくされた私、エゴ、理想からかけ離れた私を小さく小さく小さく小さく追い込む。

 大愚良寛と良寛は名告った。
 禅には「いつまで馬糞を掴んでいるんや」っちゅう言葉があり、真宗は『他力』である。
 良寛は晩年に念仏者になり、手鞠をついて村の子ども達と遊んでいた。
 真宗坊主の私は、変わらず緊張でひん曲がった字を書いている。

 え~と、明日歯医者に行くまでに残りのテキスト1枚やらんとあかんねんな。。。
 どうでもエエけど、行ってる歯医者の『理想の眼鏡っ子』はなんで眼鏡をコンタクトレンズに変えて、髪の毛を脱色したんかな。。。グレたんかなぁ。。。前の方が良かったねんけどなぁ。。。
 とか思いつつ、私も同じやな。
 「認められたい、認められたい」それバッカリやな。