エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

花八手

2014年01月27日 | ポエム
昨日の温暖な大気に感謝。
けれども、今日はとても寒いのである。

寒さと暖かさが繰り返され、やがて春へと季節は移ろうのだ。
その移ろいが楽しい。
24節季72候を紐解きつつ、時間をうっちゃる。
その精神的風景が楽しいのである。



昨日の空は面白かった。
赤味を帯びて地上付近に溜まっている。

そして雲の表面は、掃き上げたように霞んでいたのである。



あたかも、埃を巻き上げているかのようであった。
午後からの強い北風が、暖かさでうっかりした雲を嬲っているのである。







「花八手風に乗りたくもなく触手」







花八手が終わろうとしているけれど、この花はまだ若々しい。
その若さが羨ましい。



嗚呼・・・と嘆息するしかない。
若さは、取り戻せない。
ぼくのブログも又「エピローグ」であるのだから。



       荒 野人