エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

我が家の白梅

2014年01月19日 | ポエム
都合、三鉢の梅がある。
その内一鉢は、五分咲きであわあわと咲いてくれている。



その咲き方が、とても嬉しい。
一鉢は、殆ど蕾であってかなり硬い。
もう一鉢は、長女が引越す時に置いていったもので、二三輪が咲いている。

殆ど硬い蕾の一鉢は、実はまだ白か赤かは分からない。
それほど、硬いのである。
これが、赤い梅花だったら嬉しい。



実は所用があって、練馬の文化センターに出かけた。
寒いけれど、この寒さは希望の道に繋がっているように感じられた。

駅から、文化センターまでのアプローチはゆっくりと歩ける。
見上げたら、街灯に細かい棘棘が装着してある。



おそらく、鳩対策なのだろう。
歩道上には、かなりの糞が落下している。
しかし、この針は不要だ。

見るからに、人間のエゴが誇張されている。
それにしても、梅の花は嬉しい。







「梅早し固有名詞を人が問う」







梅は、春の季語だけれど「冬の梅」「寒梅」「冬至梅」「早梅」「梅早し」などは、春の到来に先駆けて咲く梅として古今東西、愛されてきたのである。

曰く、愛おしいのである。
因みに、五分咲きの梅の名前は「冬至」である。
梅早しと冬至の両方を句に詠むと、季重なりに勘違いされてしまいそうである。
従って、固有名詞を問うと詠んだのである。



      荒 野人