エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

紅梅咲く

2014年01月20日 | ポエム
寒紅梅が見事である。
奇しくも、今日は大寒。

紛れも無き寒さの極地である。
大気が冷えている。
いくら着こんでも、この寒さはシンシンと身体に沁み込んでくるのだ。



この紅梅は、毎年大寒の時期に咲き誇る。
大寒を知ってでもいるかのようである。







「紅梅の早さ競える街の中」








昨日は、白梅を鑑賞した。
今日は紅梅だ。

なんという幸せ。
甘い香りが馥郁と身体に寄り添ってくる。



嗚呼、梅よ。
能う限り、被災地で被災者の身体に寄り添ってくれないか。
その事の方が、ぼくはより嬉しい。

嗚呼、梅よ。
能う限り、被災地で爛漫たる咲き方を見せてくれないか。
その事の方が、ぼくはより嬉しい。



嗚呼、梅よ。
能う限り、その温もりを人肌の如く被災者に感じさせてくれないか。
その事の方が、ぼくはより嬉しい。




       荒 野人