エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

柚子一つ

2014年01月14日 | ポエム
大かたの柚子は落果してしまった。
公園の柚子の木は、誰も収穫してくれない侘びしさを託(かこ)つ。

それでも、小鳥が食べてくれるのなら良しとしたいのだけれど、そうでもない。
自然落下する果実が多いのだ。

あんなに美味しい柚子だと言うのにだ!
香りと言い、食した風味といい、空前絶後の万能選手だと云うのに。



ジュピター/ Jupiter / Ayaka Hirahara /歌詞 (高音質)





柚子には何の関係も無いけれど、ジュピターが聞きたくなった。
平原綾香の歌声である。

ぼくの句会に、一病と闘っている句友がいる。
今年こそは、句会への復帰を!
と願っている。







「柚子噛みし弾ける香気塩の道」






その句友に、捧げよう。
万感の思いをこめて。



       荒 野人