蝋梅が咲いた。
香りつつ、蜜を滴らせつつ、甘やかに咲いているのである。
冬の厳しさに、その花弁を日にかざしつつ咲く姿は・・・君のようだ。
昨日はナルシスを感じ、今日は君を思い出す。
嗚呼、なんという罪深き性なのだろう。
蝋梅の木の下に居ると、罪が洗浄されて行く。
そう勘違いさせる。
蝋梅の罪である。
「日差し吸い大気抱きしめ蝋梅咲く」
近くの公園での出来事である。
蝋梅が咲いたと云う出来事は、山々がそろそろ芽吹く事を予感させる。
厳しければ厳しいほど、蕾は固くなり、ほんの暖かさで綻ぶのだ。
それが「頑な」という蕾の性である。
荒 野人
香りつつ、蜜を滴らせつつ、甘やかに咲いているのである。
冬の厳しさに、その花弁を日にかざしつつ咲く姿は・・・君のようだ。
昨日はナルシスを感じ、今日は君を思い出す。
嗚呼、なんという罪深き性なのだろう。
蝋梅の木の下に居ると、罪が洗浄されて行く。
そう勘違いさせる。
蝋梅の罪である。
「日差し吸い大気抱きしめ蝋梅咲く」
近くの公園での出来事である。
蝋梅が咲いたと云う出来事は、山々がそろそろ芽吹く事を予感させる。
厳しければ厳しいほど、蕾は固くなり、ほんの暖かさで綻ぶのだ。
それが「頑な」という蕾の性である。
荒 野人