内藤やすお|演歌十八番

内藤やすおブログ

築地波除神社

2015年12月09日 | 日記


江戸時代の初め、築地一帯は一面の海でした! 

古い『江戸絵図』には今の皇居のお堀の辺りまで汐が入って来たと記されています。 この『波除稲荷神社』は徳川四代将軍家綱公が建立し、築地一帯を埋め立てして江戸の庶民を波風から守る為に堤防を作った時に出現した『ご神体』を祀って建てられたそうです。



本殿の両側に有る祠の中には巨大な『獅子頭』が・・・本殿に向かって右側の祠の黒い方は『お歯黒獅子』と言って雲を従える『龍』を! 高さ2.4M 幅3.2M 重さ1トンの獅子頭。



そして左側の祠には赤く巨大な『獅子頭』が・・・こちらは、風を従える『虎』を表しているそうです。 どちらもその大きさは『日本一』だそうです。 この『一対の夫婦の獅子頭』を祀って海からの波風から江戸の町江、江戸の庶民の暮らしを守る為に奉納されたそうです。



長らく行われていなかった『つきじ獅子祭り』が、数十年振りに平成24年に復活されました。 地元の祭りとしてだけでなく『東北大震災』の復興も願っての挙行と聞いています。 災難を除き波を乗り切る祭りとして、この巨大に一対の『獅子頭』を神輿に見たてて、築地一帯を担いで練り歩く祭り『つきじ獅子祭り』が毎年6月10日に近い金土曜日に行われております。



市場の中に有る神社らしく。狭い境内には『魚塚』 『寿司塚』 『玉子塚』などが立っています。



日本一の『築地市場』です、買い物客に外国からの観光客で終日の混雑は半端では有りません。この混雑から物の1分も歩かない所にこの『波除稲荷神社』が有るのですが、参拝客はまばら・・・混雑の中で食べる回転寿司を食べるのも良いでしょけど、『日本一の獅子頭』とご対面してご利益を戴くのも良いでしょうね、せっかく『築地』に来たのだから・・・