風の森in開田
・・・午前5時30分 15,5℃
写真の元気な向日葵を見てたら、梅雨も明けて夏本番~!
・・・と言いたいとこやけど、まだまだ~
昨日のシニア大学で、お当番の方が持ってこられた花の一つ。
壇上に生けられ花達・・・
まるで一枚の油絵を見てるようやありませんか?
それに向日葵ひとつが何とも効果的で・・・
向日葵が主役でありながら、周りの花を引き立たせてると言うてもエエ位。
それに同じ木曽町でも、こんなに花の育ち方が違うのかと・・・
我が家のもやしっ子のは、背丈はまだ30cm位でヒョロヒョロやしィ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
今は我が家の花瓶の中・・・
前夜の寝不足で、講義中チョット時もあったけど、
講義の内容が面白かったり深刻やったりで、何とかコックリだけはセーフ!
午前中は「私の良寛さま」と題して、井口先生の講義。
淡々と真面目な話しぶり・・・
私なんか良寛さまなんて、子どもの頃偉人伝的に読んだくらいで、
それ以上の知識は持ち合わせておらず、初めて聞く話みたいなモン。
先生の口をお借りすれば、
名僧でもなんでもない、只の托鉢坊主の良寛さまが、
なんでそれ程までに、人に慕われ尊敬されたか・・・を、
色々なエピソードを交えて仰山、それも早口で話してくれはるもんやから、
メモするのが追っつかんで・・・
それと良寛さまは、言葉をすごく大切にする人で、
残された漢詩・長歌・短歌・旋頭歌(?)は数知れず。
良寛さまは無口なお人やったらしく・・・
それは言葉を大切にするあまり、言葉を選んで話そうとすると、
なかなか話が出来へんかったからやそうで。
書かれた「戒語」という九十条の中の一部に・・・(心して読んでください)
ことばの多き 口のはやき とはずがたり さしでぐち
人のものいひきらぬ中に物いふ その事をはたさぬうちに此の事をいふ
人のはなしのじゃまをする しんせつらしくものいふ
いなかものの江戸言葉 好んでからことば(外国語)をつかふ
都言葉などを覚えしたり顔にいふ・・・もう最初の一行で耳が痛かった~!
頂いた資料の中に、良寛さまの書かはったモンが仰山載ってるんやけど、
すぐには読まれへんし、漢字も難しい・・・
けど、もっと良寛さまを知りたいと思う気持ちが出て来た・・・なぁ~んて、
エエカッコし過ぎ?
途中先生がキーボードを弾かはって、一緒に「故郷」を歌ったんやけど、
歌い始めのボソボソした歌い方に、急に弾くのを止めて怒らはって
お手本に歌わはった声のその大きい事と、すっごいエエ声やった事!
ビックリして眠気も吹っ飛びました。
午後からの講義は・・・
心理学博士・中垣先生の「世代を超えた、コミュニケーション」と題して。
先生はもう80歳になられるとか、間近やとか・・・
まだお現役で教壇に立っておられるそうです。
2時間以上立ち詰めでもお元気で、色んなジェスチャーも交えながら、
お話は笑いの連続・・・
面白可笑しく話される、笑いのセンスはとても80歳とは思えへん。
でも最近の通り魔的な事件や、犯行の残忍さ、
引きこもりの人の心の奥底の本当の気持ちなんかの、
深刻な話もあって、中には涙ぐみそうになった事も・・・鬼の目にもって?
それと最近のストレスや鬱病の事に関して・・・
小学生の5,6年生の10%、中学生では22,8%が、
抑うつ症状を抱えていると聞いて、へぇ~っ! 今の若者や子供達は、
大変な時代を生きてんねんなぁ~と、つくづく思いました。
講義のまとめとして、若い人とのコミュニケーションの第一は・・・
話に黙って耳をかたむけてやること・・・やそうです。
内容に賛成する必要など無く、只じっと話を聞いてあげるのが大切やと。
一番最後には体操をして締めくくり・・・先生の体はとても柔らかく、
最前列のモンにだけ、一番前で聞いてくれて有難うと握手してくれはって、
その握手した手のナント優しく、温かかった事。
午前中の良寛さまの話の中に、愛語というのが出て来て、
慈愛に満ちた心で相手を思い、愛を持った言葉で話す・・・と、
そんな意味やねんけど、まるでそのまま中垣先生にあてはまりそう。
心に重いもんを抱えてても、
この先生に話を聞いて貰うたら、みんな心を開くんやないかなぁ~。
2年生になっても、又この先生の講義があるみたいで楽しみです。
赤葉クローバー・・・
赤葉と言うても、茶色というかリシマキアに似た色なんやけど。
赤葉というから花まで赤く、けどベニツメクサとは又違う形をしてるんです。
朴の木を上から見ると・・・
中々面白いと言うか、可愛いと言うか。
緑一色の林の中に、形でアクセントをつけてるみたいに見えました。
今日は大変長くなって、私も疲れたけど、
読んでくれてはる皆さんも、お疲れさ~ん!