「フルートベール駅で」(13年)監督を
信じてよかった~~。
「クリード チャンプを継ぐ男」73点★★★★
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アドニス(マイケル・B・ジョーダン)は
ボクシングへの情熱を持つ青年。
彼の父親は
ボクシングヘビー級チャンピオンだった
アポロ・クリードなのだ。
が、アドニスは父を知らず
自己流でトレーニングをし
メキシコの場末のリングに立っていた。
しかしプロには通用しないと思い知ったアドニスは
かつて父と闘ったロッキー(シルベスター・スタローン)を訪ね、
コーチを頼もうとするのだが――?
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あの「ロッキー」(1976年)シリーズの新章です。
でも
シリーズに詳しくなくても、全然大丈夫。
新しいお話として作られているし
逆にこれを観ると、過去作をみたくなると思う。
「フルートベール駅で」の
ライアン・クーグラー監督×主演マイケル・B・ジョーダンのコンビを
信じてよかったあ!とつくづく思いました。
伝説のボクサーを父に持ち
しかし
自身の生い立ちや父親への不満や怒りを
拳に込めて、吐き出していた若者アドニスが
ロッキーと出会い、指導を受け、
次第に自分で自分を超えていく。
その様子、特に内面のメンタル描写を
押し付けがましくなく描いていて
そこが逆に、グッとくるんですね。
師匠ロッキーとのやりとりにも、
今どきの若者らしいライトさがあったり。
まさか殴り合い(試合だけどね)の最中に
ウルッと泣けてくるとは思いませんでした。
「血のにじむような努力と練習をした」
羽生選手じゃないけれど
人の努力を見ることで
こっちが元気をもらうって、本当にあるんだなあと。
ワシも泣き事言わずにがんばります。
ガッツもらいました。
★12/23(水・祝)から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国で公開。
「クリード チャンプを継ぐ男」公式サイト