ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

クワイエット・プレイス

2018-09-26 23:10:36 | か行

 

音を立てたら即死亡!なホラー。

 

「クワイエット・プレイス」69点★★★★

 

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音に反応し、人間を襲う

"なにか”によって、荒廃した世界。

 

リー(ジョン・クラシンスキー)とエヴリン(エミリー・ブラント)夫妻は

3人の子どもたちを連れて、

手話を使い、足音を立てないように気遣い、

そんな世界をなんとか生き延びていた。

 

だが、そんな矢先、

一家を不幸が襲う。

 

果たして一家は、最後までこの世界を生き延びることができるのか――?!

 

 

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エミリー・ブラント主演、

彼女の夫であるジョン・クラシンスキーが夫役&監督、という作品。

 

音を立てたら即死亡!なホラーということで

「ドント・ブリーズ」(16年)をちょっと思い起こしましたが

 

こちらは意外とフラグが素直に機能する

わかりやすい脅かし展開かもしれない。

 

そこまで「心臓ド直撃」ではないし、90分だし、

夏の夜の(もう秋か・・・)ドッキリ体験には最適!

 

・・・・・・な~んて強がりながら観てたけど

観終わった後、試写室のドアから"あれ”が入ってきたら

心臓止まっただろうな(笑)

 

実際、くしゃみや咳払いもはばかられるほど、

試写室内、シーンと緊張感漂ってました(笑)

 

その状況にさせることが、

映画のオモシロイところですよね。

 

 

異常気象や不穏が覆う昨今、

この一家のサバイバル風景は妙にリアルだし

 

さらに映画のキモは

彼らの娘が聴覚障害を持っている、というところ。

だから彼らは手話の経験もあり、

「音を立てたら即死!」な、この世界を生き延びることができたわけです。

 

その聴覚障害を持つ娘役を演じるミリセント・シモンズが

ふてぶてしくも、野太く、強い感じがめっちゃ印象的。

そうか「ワンダーストラック」(17年)の彼女か!と納得。

 

実際に聴覚障害を持っている彼女は

この映画についてもさまざまなヒントをくれたそうです。

 

★9/28(金)から公開。

「クワイエット・プレイス」公式サイト

コメント
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