音を立てたら即死亡!なホラー。
「クワイエット・プレイス」69点★★★★
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音に反応し、人間を襲う
"なにか”によって、荒廃した世界。
リー(ジョン・クラシンスキー)とエヴリン(エミリー・ブラント)夫妻は
3人の子どもたちを連れて、
手話を使い、足音を立てないように気遣い、
そんな世界をなんとか生き延びていた。
だが、そんな矢先、
一家を不幸が襲う。
果たして一家は、最後までこの世界を生き延びることができるのか――?!
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エミリー・ブラント主演、
彼女の夫であるジョン・クラシンスキーが夫役&監督、という作品。
音を立てたら即死亡!なホラーということで
「ドント・ブリーズ」(16年)をちょっと思い起こしましたが
こちらは意外とフラグが素直に機能する
わかりやすい脅かし展開かもしれない。
そこまで「心臓ド直撃」ではないし、90分だし、
夏の夜の(もう秋か・・・)ドッキリ体験には最適!
・・・・・・な~んて強がりながら観てたけど
観終わった後、試写室のドアから"あれ”が入ってきたら
心臓止まっただろうな(笑)
実際、くしゃみや咳払いもはばかられるほど、
試写室内、シーンと緊張感漂ってました(笑)
その状況にさせることが、
映画のオモシロイところですよね。
異常気象や不穏が覆う昨今、
この一家のサバイバル風景は妙にリアルだし
さらに映画のキモは
彼らの娘が聴覚障害を持っている、というところ。
だから彼らは手話の経験もあり、
「音を立てたら即死!」な、この世界を生き延びることができたわけです。
その聴覚障害を持つ娘役を演じるミリセント・シモンズが
ふてぶてしくも、野太く、強い感じがめっちゃ印象的。
そうか「ワンダーストラック」(17年)の彼女か!と納得。
実際に聴覚障害を持っている彼女は
この映画についてもさまざまなヒントをくれたそうです。
★9/28(金)から公開。